口の渇きは唾液腺マッサージでサラサラ唾液の分泌を促すドライマウス対処法

美容と健康


朝起きた時、口がカラカラになっていることがあります。
私の場合は、口を開けて寝ていたせいもあるとと思うのですが、
よく考えると、朝だけでなく昼間でも口の中がネバネバしたり、
近頃特に物が飲み込みにくい感じがしていました。

明らかにドライマウスの症状です!
そして、
ドライマウスになる原因はいくつも思い当たります。

ドライマウスを治すためには、
ドライマウスになる原因を取り除く必要がありますが、
まずは何とかしてドライマウスの症状を改善したいですね。

唾液腺マッサージは、サラサラ唾液の分泌を促し、
ドライマウスの症状改善に効果があります。

そんな唾液腺マッサージの方法についてお伝えします。

  

口が乾く原因はドライマウス?

『口腔乾燥症』
近頃急増している現代病の一つ『ドライマウス』のことです。

唾液の分泌が少なくなって、
口が乾き(ドライマウス)や口の中がネバネバしたり痛くなったりします。

唾液には強い殺菌作用があるので、口の中の細菌の繁殖を抑え、
口の中を清潔に保ってくれるのです。

ですから、唾液の分泌が少なくなると、
口の中で細菌が繁殖し、
歯周病や口臭など、口の中のトラブルだけでなく、
からだ中でさまざまな病気の原因になります。

唾液の分泌は、年齢とともに衰えると言われています。

また、
お薬の副作用などでも唾液の分泌を悪くすることがありますが、
ストレスとも大きく関わっているのです。

毎日仕事が忙しい人や、人間関係で悩んでいる人もですが、
夜遅くまで起きて活動するような、不規則な生活習慣も、
ストレスに繋がります。

そんなストレスが続くと、
血管や内臓の働きを調整する自律神経のバランスが乱れ、
自律神経失調症に陥ったり、
その他の病気の引き金にもなります。

自律神経には、交感神経と副交感神経という二つの神経があり、
それがバランスを保つことで、健康を維持することができています。

交感神経は昼間の活動時や緊張時に働きますが、
副交感神経は、休息しているときに働くため、
おもに夜に優位になります。

副交感神経が優位になっているときは筋肉が緩み、
血管が広がり、栄養や酸素が体中に巡りやすい状態です。

免疫細胞の働きが活発になり、
傷ついた細胞を修復し、異常のある細胞を処理します。

また、消化のために唾液の分泌を促します。

ですから、過度なストレスにより交感神経が優位な状態が続くと、
病気に対する抵抗力である免疫力が低下します。

唾液の分泌も減少して、
口の中が乾いたり、口腔環境が悪くなるのです。

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口が乾く原因 ドライマウスは唾液腺マッサージを

口腔環境を改善するためには、唾液の分泌を多くすることです。

唾液には、サラサラ唾液とネバネバ唾液があり、
口の中が乾いてネバついているときは、
質の悪いネバネバ唾液だけが分泌されています。

サラサラ唾液は、副交感神経が優位になった時に多く分泌され、
その殺菌作用によって、口臭や虫歯、歯周病を抑えてくれるのです。

ですから、サラサラ唾液の分泌を促すためには、
副交感神経を優位にすることが必要です。

その方法として、耳の下を揉む方法(唾液腺マッサージ)があります。

唾液腺には耳下腺、顎下腺、舌下腺の三つの唾液腺があり、
この三つのうち、サラサラ唾液だけを分泌するのは、
耳の下にある耳下腺です。

耳の下を揉む(唾液腺マッサージ)で、
耳下腺を刺激し、サラサラ唾液の分泌を促します。

両側の耳下腺に、人差し指から小指までの4本の指を当てて、
後ろから前に向かって回すように優しく揉みます。

耳下腺を刺激することでサラサラ唾液が分泌され、
口腔環境の改善になります。

耳下腺への刺激は、唾液の分泌だけでなく、
気持ちをリラックスさせてストレスを解消する働きもあります。

さらに、副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが整うことで、

血圧や血糖値の降下、耳鳴りやめまいの緩和、
うつ病や不眠症の改善も期待できます。

耳の下揉み(唾液腺マッサージ)の仕上げは、
耳の後ろにある完骨というツボの刺激です。

完骨は、リラックス効果をもたらし、
副交感神経に働きかける特効のツボといわれています。

両耳の後ろにある出っ張った骨(乳様突起)の下の、
くぼんだ所にあります。

完骨を刺激することで、耳下腺だけでなく、
顎下線や舌下腺からも、サラサラ唾液が分泌されやすくなります。

ドライマウスは唾液腺マッサージでサラサラ唾液の分泌を促す

耳の下揉み(唾液腺マッサージ)をすると、
顔から首がぽっと赤くなります。

全身がポカポカと温まり、とても気持ちよく感じ、
リラックス効果もあるようで、神経が休まります。

耳の下揉み(唾液腺マッサージ)は、どれだけすればよいということではなく、
一回に揉むのも10回くらいで、
気づいたときにするという感じで試してみてください。

耳の下揉み(唾液腺マッサージ)をするとき、目を閉じますが、
その時、ポンプ式の井戸を押して、
水がどっと溢れ出るイメージをします。

水(唾液)がどっと溢れ出る、
これは唾液の分泌を促すイメージ療法なのです。

耳の下揉み(唾液腺マッサージ)に加え、
唾液の分泌を促すためには、日常的によく噛むことです。

ゴボウやレンコン、キャベツなど、
噛み応えのある食材を積極的に献立に取り入れるようにしましょう。

噛むということが唾液腺マッサージにもなっているのです。

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あとがき

唾液腺マッサージ、私はお風呂に入っているときや、
寝る前にちょっとやってみることにしました。

ドライマウスが改善できそうなので続けています。

唾液腺マッサージだけでなく、生活習慣を見直したり、
食生活を改善したり、
のんびりとした時間を過ごすのも良いようですね。