フェイスラインがたるむ原因はマスク生活?表情筋を鍛えて引き締めるトレーニング法はコレ!

美容と健康

長く続くコロナ禍の中で、
鏡を見て、マスクを外した自分の顔に
『ちょっとたるんじゃったかも・・・』って思ったことはありませんか?

それ、表情筋の衰えが原因かもしれませんよ!

マスク生活が続く昨今、
フェイスラインを気にかけてみる必要がありそうですよ。

そもそも顔のたるみは、
頬の脂肪を支える表情筋の衰えが主な原因といわれています。

20代以降は、間違いなく加齢とともに頬が下がってきます。

人間は誰か人に見られていると、
良い印象を与えようと、自然に口角が上がります。

しかし、コロナ禍の生活で、マスクで顔が隠れていると、
緊張が必要なく感じたり、また緊張が解けてしまったりして、
顔の表情が緩みがちになります。

このような無意識の変化から、筋肉の動きが減り、
通常よりも表情筋の衰えるスピードが加速する可能性があります。

マスク生活が原因で、
頬のたるみが顕著に表れてしまったり、
顔のむくみも無関係ではないようなのです。

  

美しいフェイスラインは表情筋を鍛える

筋肉を動かさないと、リンパ管へのポンプ作用が弱まって、
リンパの流れが悪くなってしまいます。

そうなると、
顔から首にかけてむくんでしまったり、
顔の輪郭がぼやけてきたりするんです。

美しい顔のラインを作る表情筋には、

★頬を引き上げる筋肉で、ほうれい線に関係する
・小頬骨筋(しょうきょうこつきん)
・大頬骨筋(だいきょうこつきん)

★口角を上げる筋肉で、ブルドッグ顔や、
口角から頬にかけて伸びるマリオネット線に影響する

・笑筋
・頬筋

★首の皮膚を引き上げる筋肉で、
衰えると首のしわや二重あご、ブルドッグ顔に影響する

・広頸筋(こうけいきん)

★喉仏(のどぼとけ)よりやや上にあり、
舌を支える『舌骨』を覆う筋肉のことで、
衰えて筋肉の緊張が弱まると二重あごの原因になり、
顎舌骨筋もこちらに含まれます。

・舌骨筋群

などがあります。

すっきりフェイスのポイントは表情筋の引き締め

筋力というのは、2週間運動をしないと、
若者で筋力の3分の1を、
高齢者では4分の1を失ってしまうという報告があります。

表情筋というのは小さな筋肉で、
使わなかったらすぐに衰えてしまいます。

ですから、継続して動かすことが、
たるみの予防や改善につながるのです。

では、どのような動きを継続していればたるみを予防したり、
筋力の衰えを改善することができるのでしょうか。

「食事の時に食べ物を噛む」そしゃく=これが運動になるのです。

そしゃくで使う口の周りの筋肉と、
フェイスラインを維持する筋肉は違います。

下顎にある顎舌骨筋や、
首から顎にかけての広頸筋が衰えると、
あご周りの肉が下がって二重あごになっていきます。

頬が垂れ下がるブルドッグ顔の改善には、
笑筋を動けすといいのです。

常に笑顔を意識して口角を上げたり、
表情筋を動かすトレーニングを、
生活の中に取り入れるようにしましょう。

また、マスクによる口の周りの乾燥にもケアが必要です。

皮膚が乾燥してつっぱると、
筋肉が動かしにくくなります。

マスクを外したら、しっかり保湿をし、
いつもより大げさ目に表情を作って、
顔を動かすようにしましょう。

マスクで口呼吸をする人が増えているということです。

マスクの中でいつも口を開けていると、
舌や下顎を支える筋肉が緩んできます。

フェイスラインを引き上げるには、
舌を動かすのが効果的です。

舌を動かし、
舌骨筋群のストレッチを心掛けましょう。

また、舌を動かすと、
口や頬の筋肉も一緒に刺激することができます。

一部の筋肉だけを鍛えると、バランスが崩れてしまうので、
顔全体を動かすようなトレーニングがおすすめです。

トレーニングのコツは、
目を大きく開けて、
おでこにしわを寄せないように注意して取り組むことです。

慣れるまでは、
鏡を見ながら動かす筋肉を意識するように行うといいようです。

表情筋を動かす運動を1日3分だけでも続けるようにすると、
フェイスラインのたるみ改善につながります。

たった3分だけですから、
トイレに行ったときとか、お風呂に浸かったときなど、
タイミングを決めて習慣化すれば続けやすいですよ。

表情筋のトレーニング法

★緊張&弛緩(しかん)

筋肉を緊張させたり弛緩させたりすることをくりかえすと、
血流やリンパの流れを良くします。

鼻から大きく息を吸って、一瞬 止めて、
「シューッ」と口から息を吐きながら、
顔のパーツを真ん中にぎゅーっと寄せます。

下唇や顎を鼻に近づけるような感じを意識します。

息を吐ききったら、目や口を大きく開き、
顔全体を緩めます。

★こめかみリフト

ブルドッグ顔には顔側面の引き上げをしましょう。

顔のどちらかの側面に手を当てて、
斜め後ろに引き上げるようにします。

目じりが上がってほうれい線が消えるように意識します。

顔の側面を引き上げたまま、
押さえている反対側に頭を真横に倒します。

舌を斜め下に突き出しながら、
息を鼻から吸って、口から吐きます。

目じりの上にしわが寄らないように注意しながら、
反対側も同じようにやってみましょう。

★ほうれい線プレス

マスクをしたままでも、スキマ時間にトライしましょう。

舌先を使って、
ほうれい線を内側から押すように、
口の中でグルッと円を5回描くように回します。

逆回りも同じようにします。

舌をなるべく大きくゆっくりと動かします。

難しいとき、初めは歯茎をなぞる程度でもOK!

★三角の舌

広頸筋を伸ばして二重あごをすっきりと!

姿勢を正して、上を向きます。

舌の先を三角にとがらせて、天に向かって伸ばします。

鼻で息をしながら10秒キープ。

これを2~3回繰り返します。

口をポカーンと開け、舌先以外の力を抜きます。

胸に手を当てて行うと、
広頸筋が伸びてより効果がアップします。

急なマスクオフにも慌てないたるみカバーメーク

顔がたるんでしわが増えると、
一気に老け込んだ印象になります。

マスク生活が続く中で、
お顔のお手入れが、疎かになっていませんか?

『マスクをしていたらわからないだろう・・・』
心の声が聞こえてきます。

40代以上の人は、隠すのではなくて、
目の錯覚を利用して、目立たないようにしましょう。

マスクは化粧崩れしやすいので、
ナチュラルメークと部分ごとのカバーメークがおすすめです。

例えば、
三代老けラインといわれる、
ゴルゴ線・ほうれい線・マリオネット線は、
一番 彫りの深い部分の凹凸をなくすことで、
ライン全体を薄く見せることができます。

また、ベースメークに、
パープルやピンクの化粧下地を使うことで、
血色をよくしておきます。

目の錯覚を利用したメークで、
三大老けラインやたるみも目立ちにくくなります。

錯覚を利用したメークのポイント

★チーク

頬骨に沿って少し高めの位置に入れると、
引き締まったフェイスラインになります。

★ハイライト

口角に、肌よりワントーン明るいハイライトを入れると、
マリオネット線の凹凸に効果あり!

★コンシーラー

ゴルゴ線のカバーには、
目頭下に5㎜程度 コンシーラーをのせて馴染ませ、
涙袋にパールベージュ色のアイシャドウを入れておくと、
視線をゴルゴ線からそらすことができます。

ほうれい線は、小鼻のくぼみに、
マリオネット線は、始点に5㎜~1㎝ほど、
コンシーラーをのせて凹凸をカバーします。

★リップ

マスク生活は、目元のメークが濃くなりがちです。

顔の上半分とのギャップから、
フェイスラインが際立つことがあります。

肌に合わせた明るい赤やピンクのリップを使い、
視線を唇に誘導しましょう。

あとがき

いつまで続くんでしょうかねえ~、このマスク生活。

息はしづらいし、お化粧は崩れてしまうし、
口の周りのお肌は、もう大変です。

でも、それ以上に、
顔が老け顔になってしまうことが我慢なりません。

マスクを外す生活が戻ってきたとき、
あまりの老け顔に『ええっ!』なんて、
二度見されることがないように、
今こそ気を付けないといけませんね。