マッシュルームの栄養成分をご存知ですか?
小さくかわいいマッシュルームですが、
低カロリーで、ビタミンB2やカリウムを多く含んでいます。
女性に嬉しい効能効果もたくさんある、
『マッシュルーム』の魅力について、
また、種類の違いや選び方、保存の仕方についてご紹介します。
マッシュルームの栄養成分と効能効果は?
マッシュルームに期待される効能効果は、
高血圧の予防と改善、骨粗鬆症とその予防、便秘の改善などです。
マッシュルームに含まれている主な栄養成分は、
🍄 カリウム
体内のナトリウムを外へ排出させ、
血圧を調節する働きがあります。
腎機能が低下している人は、カリウムを控える必要がありますので、
医師の指示に従ってください。
🍄 ビタミンD
カルシウムとリンの吸収を助けて、
血液中のカルシウム濃度を調節し、骨を丈夫にします。
カルシウムは日光に当たることによって、肌でも作られますが、
日光に当たる機会の少ない人は、カルシウムが不足しがちなので、
食事からカルシウムを補う必要があります。
🍄 食物繊維
食後の血糖値やコレステロール値の上昇を、抑制する働きがあります。
また、便の硬さを増し、便痛を良くする働きもあります。
食物繊維が多く含まれる食品は噛み応えがあるため、
たくさん噛むことで、食べ過ぎ防止にもつながります。
🍄 ビタミンB2
脂質を中心に、タンパク質や糖質などを分解し、
エネルギーに交換します。
また、細胞の新陳代謝を助け、健康な皮膚や髪の毛、爪を作ります。
皮膚や各器官の粘膜を正常に保つはたらきがあり、
美容やアンチエイジングに効果的なビタミンといえます。
マッシュルーム 種類の違い
🍄 ホワイトマッシュルーム
まろやかで上品な味わいです。
あっさりした料理や、新鮮なものは生食に向いています。
なめらかで純白の外観が美しいため、生鮮流通品として好まれます。
また、低温でも子実体が発生するという栽培上の利点もあるので、
世界で最も多く栽培されている品種群ですが、
柄が徒長しやすいことと汚れや傷による変色が目立ちやすいのが欠点です。
🍄 ブラウンマッシュルーム
ホワイトマッシュルームより味が濃く、香りが強いのが特徴です。
出汁取りや煮物、スープなどに向いています。
褐色で大型の子実体を生じ、
収穫量も多く味は濃く香気にも富んでいます。
肉質が緻密で加工による収縮が少ないので、加工用として好まれます。
保存性に富み、汚れや傷による変色も目立たないので、
生鮮流通品としても好まれています。
🍄 ジャンボマッシュルーム
直径が7~10㎝程で、重さが100g以上あります。
肉厚で歯ごたえが良いのが特徴です。
マッシュルームの選び方と保存のしかた
🍄マッシュルームの選び方
カサの表面がすべすべしていて肉厚なもので、
ヒダがきれいな白色なもの、軸は太く短いものを選ぶと良いでしょう。
※マッシュルームのヒダが黒いものは、成熟している証拠です。
腐っているわけではないので食べることができます。
しかし、カサの表面が褐色に変わり、触るとスポンジのように柔らかく、
悪臭のするものは避けましょう。
🍄マッシュルームの保存方法
冷蔵保存する場合の目安は、約1週間
ラップに包み、冷蔵庫の野菜室に保存します。
冷凍保存する場合の目安は、約1ヶ月
調理しやすい大きさに切り、
フリーザーバックやタッパーに入れて冷凍庫で保存します。
🍄マッシュルーム 調理の工夫
マッシュルームの汚れの取り方は、
水洗いよりも布きんなどで拭き取る方が、風味を損ないません。
それでも表面の汚れが通れない場合は、皮を剥くと良いでしょう。
カサの裏側のヒダの部分からめくると簡単に剥くことができます。
マッシュルームの褐変の防ぎ方は、
切り口にレモン汁やお酢をかけると変色を防ぐことができます。
あとがき
近頃、スーパーマーケットではたくさんの種類のきのこが並んでいます。
日本人はとてもきのこ好きで、
シイタケ・しめじ・エリンギ・まいたけ・えのき・なめこ・きくらげ、
それにきのこの代表格『まつたけ』があります。
何といっても冬になれば、きのこはお鍋に欠かせません。
しかし、きのこの中でもマッシュルームだけは、
和食向きではないようですね。
パスタやシチュー、サラダなどには欠かせないマッシュルームです。
マッシュルームを使ったメニューのレパートリーを増やしたいと思います。