夏バテにも効果があると言われるルイボスティー
夏の身体を元気にしてくれるルイボスティーですが、
ルイボスティーは、健康や美容にうれしいハーブティーとして人気です。
ルイボスティーはノンカフェインで、
すっきりとした味は、熱中症や脱水症状などにも、
夏の水分補給に最適です。
そんなルイボスティーの効能や副作用についてお伝えします。
ルイボスティーとはどんなお茶?
ルイボスは、南アフリカで栽培されているマメ科の植物で、
様々な鉱物が含まれている土壌でしか育つことができない特殊な植物です。
ルイボスは、南アフリカ共和国、
西ケープ州ケープタウンの北に広がるセダルバーグ山脈一帯にのみ自生します。
乾燥した30度以上の温度差の高い場所を好むため、
セダルバーグ山脈以外での栽培は難しいのです。
その特殊な土壌で育つことで、
ルイボスティーには多くの効果が含まれてくることになります。
ケープ地方の先住民で、
かつては西欧人からブッシュマンと呼ばれた種族コイサン人は、
古くからルイボス茶の効能を知っており、薬草として採集していたのです。
現地では『奇跡のお茶』と呼ばれていて、
昔から、南アフリカの原住民の一族が、
「不老長寿の飲み物」「病気を治す飲み物」として愛飲されてきたお茶なのです。
南アフリカ共和国では、
牛や山羊の乳と砂糖を入れてミルクティーにして飲むのが一般的です。
ルイボスの葉を乾燥させて作るルイボスティーは健康茶の一種で、
南アフリカで年間12,000トンが生産され、
その半分が輸出されています。
ルイボスティーは紅茶のように赤く、ほのかに甘みがあり、
カフェインを含まず、タンニン濃度もごく低いので、
妊婦や乳児に与えても問題はないと言われています。
ルイボスには、
フラボノールやフラボン、ジヒドロカルコンやビテキシンなどの、
フラボノイドを含めた多数のフェノール系化合物を含んでおり、
抗酸化作用があるとされています。
ですから、ルイボスティーが愛されているそのわけは、
ルイボスが持つ『錆びない力=抗酸化作用』だと言えます。
ケープ地方に入植したオランダ移民は、
ルイボスティーを紅茶の代用品として用いたということです。
ルイボスティーにはどんな効能や副作用があるのか?
ルイボスティーは、医薬品ではありません。
あくまで食品のひとつで、
アンチエイジングやダイエットにも効果があると言われている、
世界的に人気のお茶なのです。
ルイボスティーのお茶の特徴と言えば、
若返りのもとと言われ、SOD酵素が含まれていることです。
SOD酵素とは、
スーパーオキシドジムスターゼのことで、
強い酵素の一種で、
人間のカラダをサビさせる活性酸素を分解・除去する働きがあります。
人間の老化を進める活性酸素は、
呼吸をするだけでも発生するものですが、
適量の活性酸素であれば、
体内の悪い細菌などを殺菌除去するといううれしい成分です。
しかし、SOD酵素は体の中で作る量が遺伝的に決まっているため、
年齢とともに減っていきます。
減ってしまえば活性酸素が分解できなくなり、
次々に体内に溜まっていってしまうのです。
すると、体のサビ化が進み、病気になりやすくなったり、
顔のシワが増えるといった体の老化が進んでいくようになります。
そこでルイボスティーを飲むことで、
SOD酵素を外から取り入れ活性酸素を除去し、
美容と健康に繋げていけるのです。
さらにルイボスティーは、
ポリフェノールの一種、フラボノイドを含み、
健やかな体作りを応援してくれます。
野菜摂取量の少ない現代人に、
不足しがちなナトリウムやカリウム、カルシウムなどの、
ミネラルをバランスよく含むのも、
ルイボスティーのうれしいポイントです。
しかし、ルイボスティーには、
うれしいポイントばかりなのでしょうか?
ルイボスティーの副作用について心配だという人もおられます。
稀に何かしら体に合わないという方もおられますが、
基本的に、ほとんどの方は副作用などを感じることはありません。
腹痛や下痢の症状が見られるという人は、
ルイボスティーの副作用というよりも、
ルイボスティーに含まれるマグネシウムが原因です。
元々マグネシウムは、
便秘薬として病院で処方されている成分ですから、
そのせいでお腹が緩くなってしまうようです。
ルイボスティーの効果的な飲み方と美味しい入れ方は?
ルイボスティーはノンカフェイン
カフェインを含まないハーブティーのルイボスティーは、
小さい子供や妊婦さん、授乳中のママにもオススメです。
胃に負担をかけたくない年配の方や、
カフェインが苦手な方など、
ルイボスティは、家族みんなで飲むことができます。
カフェインを気にせず飲むことができるので、
猛暑が続くときの熱中症対策や、脱水状態にならないように、
夏の水分補給の強い味方です。
脱水予防に水分の吸収を高めるのなら、
ルイボスティー1リットルに対して、塩3gと砂糖40gを溶かして、
自家製のスポーツドリンクを作ってみてはいかがでしょうか。
ルイボスティーは豊富なフレーバー
ほのかに甘みのある爽やかな味わいのルイボスティーは、
クセがなく、すっきりとしたあと口で、
和食や洋食、中華など、どんな食事にもよく合います。
口の中をさっぱりとさせてくれるので、
脂っこいお料理にもおすすめです。
市販されているルイボスティーには、
ベリーの甘い香りや、柑橘系の爽やかな香りなど、
豊富なフレーバーがあり、飲み飽きることがありません。
無発酵で仕上げられた清涼感のある風味が特徴のグリーンルイボスも、
広い年齢層に好まれています。
ルイボスティーの美味しい入れ方
★基本的なルイボスティーの入れ方
ルイボスティーの入れ方は簡単で、
ティーポットに茶葉を入れ、
お湯を注いで 3~5分蒸らせばできあがりです。
特別な入れ方は必要ありません。
ルイボスティーはタンニンが少ないため、
うっかりと浸けっぱなしにしても、渋みが出ないのが特徴です。
★楽で簡単 水出しで作るルイボスティー
容器に茶葉10gと水1Lをいれ、
冷蔵庫に一晩(8時間~10時間)置き、
そのあと茶葉を取り除きます。
水出しアイスティーは、清潔な水と容器を使用し、
24時間以内に召し上がっていただくことをお勧めします。
★しっかりと成分を抽出 煮出して作るルイボスティー
鍋で1Lの水を沸騰させた後、
茶葉5gを入れ、弱火で10分ほど煮出します。
茶こしなどで茶葉を取り除きます。
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あとがき
紅茶派かコーヒー派かと訊かれると、
コーヒー派を宣言していました。
それも強烈に濃いコーヒーが好きでした。
近頃は、年のせいか紅茶をよく飲むようになりました。
ルイボスティーは、紅茶とはまた違い、
お番茶や麦茶のように、冷やしておいて、
食事の時に頂いています。
口の中がさっぱりするので、
私は、食後の胃もたれを感じなくなりました。