みょうがは物忘れすると言われる理由はなぜ?栄養成分と本当の効能効果は?


みょうがは物忘れすると言うことをよくききますが、
その理由はなぜなのでしょうか。
『ミョウガ=物忘れ』というイメージを払拭すべく、
みょうがの栄養成分や、
その効能効果についてまとめました。

ミョウガの驚くべき正体発見です!

  

みょうがは物忘れすると言われる理由はなぜ?

ミョウガはたくさん食べると、
『物忘れが激しくなる』『馬鹿になる』などといわれ、
一切口にしないという人もいるようです。

そんなミョウガは東アジアの温帯地域が原産で、
現在は日本でも本州から沖縄まで、広い範囲に自生していますが、
野生種がないことや人間の生活圏以外に見られないことから、
古い時代に大陸から持ち込まれたものと考えられています。

ミョウガは、6世紀ごろに記された中国の農業専門書『斉民要術』に、
栽培法や用途などの記述があり、古くから栽培されていたことがわかります。

日本でも正倉院の文書や延喜式などにミョウガの記述が見られることから、
かなり古い時代から食用されていたと考えられています。

食用のミョウガとは離れますが、
天台宗の円仁が唐から請来したインドの神様(摩多羅神)のシンボルが、
ミョウガだったという説もあります。

摩多羅神の傍らにもミョウガや、
ミョウガを持った童子が書かれていることが多く見られます。

戦国時代以後は天台宗の摩多羅神の神紋として利用されていましたし、
“ミョウガ”という名前が“冥加”に通じ、
神仏の御加護を得られる縁起のいいモチーフとして、
家紋にも用いられるようになりました。

それなのにミョウガと言えば、
『物忘れが激しくなる』という俗説は有名です。

このお話しの発端は、
お釈迦様のお弟子だった周梨槃特(スリハンドク)という人の、
故事に由来しています。

周梨槃特は、自分の名前さえも覚えられず、
名荷(=名札)を首から下げていたことさえ忘れてしまっていたのです。

周梨槃特の死後、お墓から生えてきた草に、
周梨槃特に因んで『茗荷』という名がつけられたと言われています。

身近なところでは、宿屋を営んでいた夫婦が、
暑気払いに効果があるという名目で、名荷尽くしの献立を提供し、
お客に財布を忘れさせようとした民話『みょうが宿』が、
落語にもなっていることでよく知られています。

宿に泊まった客は、けっきょく財布を忘れることはなかったのですが、
このお話しがもとで『みょうが=物忘れ』というイメージが一般化したことが、
大きな要因だともいわれています。

みょうがは物忘れすると言われるが、含まれる栄養成分は?

落語や民話の『みょうが宿』にもあったように、
ミョウガは昔から、暑気払いに効果があるといわれていました。

当時はミョウガの栄養成分を分析したりいしていたわけではないので、
長年の経験から『みょうがは暑気払いに効果がある』と、
言い伝えられてきたのです。

そんなミョウガの栄養成分ですが、
約95%が水分で、100gあたり12kcalと低カロリーで、
ビタミンやミネラルの含有量も、さほど多くはありません。

しかし、みょうがに含まれている、
『芳香成分α‐ピネン』や『辛味成分ミョウガジアール』などには、
血流を促す作用があり、
血行を良くして、冷えの緩和に役立ちます。

さらにミョウガに含まれる『芳香成分カンフェン』には、
抗炎症作用があり、
リウマチや神経痛などの痛みの緩和にも効果があるとされています。

α‐ピネンは、発汗を促し、利尿作用を高める効果もあり、
わずかに含まれるカリウムも、血行促進を促し、
浮腫みの緩和やデトックス効果も期待されています。

これらの成分を見ても、
ミョウガには、血行促進から身体を温める働きや、
発汗利尿によって、
身体にこもった熱を排出する両方の働きが期待できます。

みょうがは物忘れすると言われるが、本当の効能効果は?

漢方(中国医学)の考えで、
ミョウガは体を冷やす『涼性』に分類されているものが多いようですが、
生姜の仲間であることや、血流改善に役立つなどの理由から
『温性』に分類されているものもあります。

つまり、みょうがは余分な熱を冷ましますが、
身体を冷やしすぎる心配はないので、
冷え性気味という人もとりいれやすいのです。

ミョウガは、夏の冷たい麺類などに薬味として使われますが、
そのしゃきしゃきとした食感とさわやかな風味で、
食欲を増進させ、夏バテによる食欲減退にも役立っています。

そんなミョウガも近年の研究では、
集中力や記憶力向上に役立つ可能性があるということが報告されています。

物忘れが激しくなると言われるみょうがですが、
なんとストレス対策や集中力アップに役立つ可能性があるようです。

ですからミョウガを食べると物忘れするという心配はなさらず、
夏バテ防止にミョウガを取り入れてみてください。

ミョウガの芳香成分α‐ピネンですが、
ピネンの名称はマツ(pine)に由来していて、
その名の通り松脂や松精油に見られる成分です。

マツは、アロマテラピーなどの『森林浴効果』で、
神経系の興奮を鎮め、
ストレス緩和やリラックス効果が期待されています。

ミョウガに含まれるα‐ピネンは、
大脳皮質を軽く刺激することで、頭をシャッキリと覚醒させる働きもあり、
集中力や記憶力を高める働きが期待できるということです。

夏バテ対策にみょうがが効果あるってホント?栄養成分や期待される効能は?
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あとがき

『みょうがは物忘れする』なんて言っていたら、
笑われるかも知れませんし、何より大きな損をしそうです。

麺つゆに入れるくらいしかミョウガの食べ方を知らなかったのですが、
随分もったいないことをしてきたようです。

『物忘れ』どころか、集中力や記憶力がアップするのなら、
どんどんミョウガを食べて賢くなりたいです。

さらに夏バテも解消できるのなら、
猛暑の夏もパワフルにアクティブに・・・・

そのためにもミョウガの食べ方を、
もっと研究して見ようと思います。


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