ボディタオルの固めは良くない?使うか使わないかで垢の落ちがどれくらい違う?

暮らしに役立つ便利な情報

普通のタオルより泡立ちがよく、
体を奇麗に洗えると人気のボディタオル。

肌への負担が懸念されていますが、
実際はどうなのでしょう?

体を洗う時、
ボディタオルを使うのか、使わないのか?

固めは良くないと聞くが、
使わないと垢が落ちないのではないか?

ボディタオルについて、解説していきます。

  

体を洗うときボディタオルを使うか使わないかどっち?

ボディタオルを、使うか使わないかで言うと、
私は、使わないです。

やはり肌の負担が気になるからです。

ですが、
ボディタオルで洗わないと、
スッキリしないという方も多いと思います。

ボディタオルについて調べてみました。

■ボディタオルとは?

お風呂で体を洗うときに使うボディタオルは、
体を洗うためのタオルの事です。

肌に優しい綿・絹(シルク)や、
泡立ちのよいナイロンのほか、
背中ニキビ対策もできるゴムなどいろいろな素材が使われています。

また、メンズ向けの硬めの商品もあり、
無印や100均などでも購入できます。

■ボディタオルの役割

ボディタオルの役割は、
カラダを清潔に保つために、石鹸を泡立てて肌を洗うことです。

ボディタオル、
ボディスポンジ、
ボディブラシ、
ボディミトン、
ボディタワシなど、

様々な形状、種類があります。

それらすべてを総称してボディタオルと言います。

色や形、素材も豊富なボディタオルを使わず、
素手で洗う人も増えてきました。

ゴシゴシ洗うと肌が痛む、
優しすぎると洗った気がしない、

いろいろな意見があります。

■ボディタオルを選ぶポイントは?

1.素材(肌触り)

2.長さ

3.種類(タオル、スポンジ、ブラシ等)

ポイントを詳しく見ていきましょう。

素材

お風呂に入って体を洗う時、
お湯に浸かってからカラダを洗うと皮膚が水分を吸収しているので、
肌は柔らかくなっています。

強く洗いすぎると肌を傷める原因になることもありますし、
洗いすぎは体臭の原因になるともいわれています。

自分に合った素材のボディタオルを探しましょう。

★合成繊維

合成繊維の中には、ナイロン素材、ポリエステル素材があります。

ナイロン素材は、軽くて丈夫、
速乾、カビが付きにくいのが特徴で、
ポリエステルよりもソフトなものが多いです。

その反面、垢すりタオルなどにも使われる強い繊維です。

そして、ポリエステルは、生産数NO.1。熱に強く、
比較的伸びにくい素材です。

ナイロンより固めなものが多く、ハリやコシがあります。

最近では肌との摩擦を最小限に抑えた、
特殊ポリエステルでつくられた製品があります。

★コットン

綿は水分の吸収率が高く、泡が繊維のなかに潜り込んでしまうので、
フワフワの泡、という感じではありません。

しかし、
タオル自体はとても柔らかいので、肌が傷めにくい素材です。

泡立ちに物足りなさを感じたら、
合成繊維を少し含んだものがいいでしょう。

綿のボディタオルを使用するときは、
泡立てネット等を使い、
違う洗面器に泡をたくさん作っておき、
それをボディタオルにつけながら洗う方法をおススメします。

★リネン

耐久性は抜群で、
濡れることが得意な麻は吸水力に優れています。

適度なマッサージ効果があり、
洗った後がとてもさっぱりした感じになります。

使えば使うほど風合いや感触が良くなっていきます。

綿よりも乾きがよいので、
通気性のよくないバスルームで乾燥させるのによい素材です。

★シルク

柔らかい質感なので、ついゴシゴシと洗ってしまいがちですが、
シルクは強度のある繊維ですので、
ゴシゴシ洗いは角質を落としすぎてしまいます。

また、
絹は繊維が細いため、
少しずつ水分を含ませながら泡立たせましょう。

あらかじめ洗面器に泡立てネットで泡をたくさん作っておき、
それをボディタオルにつけながら洗うことをおススメします。

★ポリ乳酸

バイオマス素材は、
トウモロコシを原料としたエコフレンドリー繊維です。

泡立ちがよく、乾きやすいのが特徴です。

肌と同じ弱酸性なので、肌との相性がピッタリな優しい素材です。

★天然(繊維以外)

海綿やヘチマなどの植物、
馬や豚など動物の毛などを使用したボディタオルです。

タオルのカタチにこだわらない、自然派の方におススメします。

ボディタオルは、全身に使える「ボディタオル」や、
手に届く範囲で使う「ボディスポンジ」、「ボディミント」

背中やかかとの角質のお手入れに使う「ボディブラシ」
足の裏などに皮膚が厚い部分や爪に使う「ボディタワシ」などがあります。

使う用途に応じて使い分けるのがいいでしょう。

これらの事を、考慮しながら
「ボディタオルを使う」「ボディタオルを使わない」を決めましょう。

体を洗うときボディタオルの固めは良くないのか?

肌の性質上、
汗やほこりはぬるま湯で流すだけでも落とすことができるそうです。

皮脂に関しては石鹸を使う事になりますが、
ボディタオルを使ってゴシゴシとこするように洗ってしまうと、
肌の潤いを守る角質層が剥がれてしまい、
乾燥や敏感肌の原因になりやすいと言われています。

また、体を洗い過ぎることで皮膚常在菌のバランスが崩れ、
強い体臭が発生する可能性もあるといわれています。

肌の健康維持や体臭を防ぐという観点では、
肌を傷つけずに洗うことができる手洗いが理想的と言われています。

ボディソープや石鹸を手で泡立てることで
クリーミーな泡立ちになりますが、

短時間で簡単に泡を作りたい場合は
100円均一などでも手に入る泡立てネットを有効活用すると良いでしょう。

体を洗うときボディタオルを使わないと垢が落ちないのでは?

先述したように、
肌の汗やほこりは、
ぬるま湯で流すだけでも取り除く事ができると言われており、
肌の事を考えると、
ボディタオルでゴシゴシこするのは好ましくありません。

洗い過ぎる事で、乾燥肌になり、
痒みや発疹が現れる事もあります。

しかし、
どうしても垢が気になるので洗いたいという方は、
まず、ボディソープから見直しましょう。

市販のボディソープを使っている方は、
石鹸に切り替える事をおススメします。

肌荒れを招いてしまう界面活性剤を含まない石鹸をつかいましょう。

そして、
毎日の入浴では、手で優しく洗い、
垢が気になる部分は、
時々スクラブで洗ってあげるというのはいかがでしょうか。

それから下記の事にも気を付けると、肌荒れを防ぐことができます。

・熱すぎるお湯は使わない

40℃前後の熱いお湯で体を洗い流すと、
肌に必要な潤い成分まで洗い流してしまうため、
肌の乾燥を加速させてしまいます。

乾燥による肌トラブルを予防するためにも、
36~38℃程度のぬるま湯で洗い流すことをおススメします。

あとがき

毎日の入浴タイムは、
なるべく肌にとって良い方法で洗いたいものですよね。

ボディタオルを、使用される場合は、
素材や使用用途に応じて使いえ分け、
毎日体をゴシゴシ洗わない様に気をつけましょう。