親の還暦祝いをしてあげたいと思う親孝行なあなたの気持ち、
素晴らしいですね!
兄弟で話しているとき、
『おやじ、今年還暦だったよね。』
『そうね、みんなでお祝いしなくちゃね!』ということになったのなら、
還暦祝いをどのようにするかを話し合い、
食事会をするなら、その予算と相場について、
きっちりと知っておくべきです。
還暦は一般的に、
「数え年で61歳、または、満60歳」の誕生日を指します。
あとに紹介している通り、還暦とは、
「人生のひと区切りと、再出発」の意味のある、とてもおめでたい日です。
「還暦祝いには、赤いちゃんちゃんこを贈る」
という話は聞いたことがあるでしょう。
これは、
「人生の再出発=赤ちゃんに返る」という意味があるといわれています。
せっかくのお祝い事で、嫌な思いやもめ事にならないように、
綿密な計画を立てることですね。
還暦祝いの食事会について、解説しましょう。
還暦祝いの食事会予算の相場はどれくらい?
まず、還暦祝いの食事会を誰が主催するのかという問題がありますね。
あなたがあくまでも招待客の場合なら、
職場関係で1万円ほど、
親戚関係で3万円ほどのお祝い金か、
それ相当のプレゼントが一般的な相場だといわれています。
主催者が金額について相談できる相手なら、
前以て金額を聞いておくと、予算が立つというものです。
あなたが還暦祝いの主催者の場合はどうでしょう。
食事会を開く場合、
その予算は会場によって、大きく違ってくるものです。
すべて自分が負担するのであれば、
しっかりと相場を理解しながら、
あなたの予算に合った無理のない食事会を企画しましょう。
・旅館(相場:1人3万円~)
連休が取れる様なら、旅行の計画の中に、還暦祝いの食事会を組み込むと、
慰労と感謝、お祝いの3つを全て満たすことができそうですね。
最近では、「還暦祝いのプラン」として、
「宿泊+食事会」を企画している旅行会社もあるそうです。
このプランの良いところは、
食事は水入らずで楽しめること、
お風呂には、入りたい時に入れること、
横になりたい時に横になれること、
普段は目にすることができない景色を見ることができることなど、
たくさんある半面、
あなたには、金額面で、
大きな負担になることを覚悟しなければならないでしょう。
還暦祝いの食事には、特別なお料理が出る場合が多く、
「ご祝儀価格」といった、
少し割高な費用がかかることも実際にはあるそうです。
料金の確認は、しっかりしておくことをおすすめします。
・ホテルや料亭(相場:1人10,000円から50,000円)
たいていは、コース料理が主流と聞きます。
コース料理は、お料理が1品ずつ運ばれてくる間、
参加者と会話を楽しむことができますね。
ゆっくりと流れる時間の中で、思い出に残る還暦祝いにしましょう。
もしも、子どもが参加する場合は、
子どもメニューがあるかどうかの確認は、大切なポイントになるでしょう。
多くは個室、または、個室を確保できる場合が多いので、
家族や親せき、または、招待客だけで、
水入らずの時間を過ごすことができるのも魅力です。
ただし、個室料金がかかる場合があるそうですから、確認が必要です。
もう1つ気を付けなければならないことは、
家族や親せき以外から招待する場合です。
急な欠席が出た場合の、
ホテルに対してのキャンセル料金も確認しておくことは大切なことの様です。
・自宅で行う場合の相場は、
食材によりますが、外食よりは費用がかからず、
人数が多いほどコスパは良くなります。
自宅で食事会を行う場合は、
何より、相場も予算もあまり関係がない点です。
ケータリングなどを除けば、
行き付けのスーパーで食材を調達できます。
食事会自体に堅苦しい雰囲気がなくなり、
どんなものが食べたいかなど、聞き易いのではないでしょうか。
また、当日も、料理の話で盛り上がるに違いありません。
自宅で食事会を行う場合、
1番大変なのは、会場となる自宅での準備だといいます。
食事会を行う数日前から、
念入りに計画を立てる必要がありそうです。
例えば、お料理のメニュー決め、それに必要な食器や備品の確保、
子どもが参加するなら、子ども用のメニューや、子どもを飽きさせない工夫、
食事会を行う部屋の掃除や、物の移動など、
椅子席なのか、立食なのかを含めた会場作りなど、
1人で無理そうなら、助けも必要になりますね。
・レストラン(相場:1人3,000円から2万円)
還暦祝いの食事会をする場所としては、最も多い様です。
子どもが参加する場合には、
子ども向けのメニューがあるのもうれしいですね。
レストランは、個室を確保できる場所もある様ですが、
多くは、ほかのお客さんと同じ場所で食事をすることになります。
子どもが参加する場合は、
お店やほかのテーブルに迷惑がかからない様な配慮が必要です。
予約前に、個室を確保できるかどうかも、
調べておくポイントの1つになるでしょう。
もう1つ気を付けなければならないことは、
家族や親せき以外から招待する場合です。
こちらの場合も、急な欠席が出た場合、
レストランに対してのキャンセル料金も確認しておくことは大切なことの様です。
還暦祝いにかかる食事会の費用は、誰の負担?
還暦祝いにかかる食事会の費用は、
兄弟や親族で分担ができるのであれば、
あとあと揉めることもなさそうです。
計画を立てた段階で、きっちりと決めておくようにしましょう。
場合によっては、あなた1人の場合もあり得るでしょう。
現在、還暦祝いは、食事会を開くことが一般的で、
その場所は、宿泊と還暦祝いの食事会がコースになった旅館や、
ホテルや料亭、
または個室を備えたレストランなど、外食の形式をとることが多い様です。
外食形式をとると、
その相場は、決して手頃とはいえず、
前以てよく確認した方が良いことが分かります。
費用の面を抑えたいなら、ホームパーティー形式が良いでしょう。
自宅で調理とテーブルメイキングをすれば、
確実に予算を抑えることができますが、
場所を確保して、ただ会場に行けば良いというのとは違うので、
人数にもよりますが、しっかりとした計画を立てる必要がありそうです。
外食にかかる費用は、あなた1人の実費負担もあれば、
きょうだいが平等に負担し合うこともある様です。
特別なことを行おうとすれば、その分、負担も大きくなります。
気持ちとお財布の中身とは、
なかなか折り合いがつかないかもしれませんが、
あとあと生活に支障のない様に、計画を立てましょう。
還暦祝いの食事会では、招待者はどこまで呼ぶ
還暦を迎える本人のお付き合いを考えて、
相談して決めることができれば、それが1番良いのですが、
たいていの場合、
還暦祝いをしてもらう方からすれば、その負担を考えて、
「お任せします」という様です。
また、サプライズで食事会を企画している場合は、
聞くことは難しいですね。
もし、本人に聞くことができなければ、
あなたが、
「どのような形の食事会をしたいのか」ということを、
はっきりと思い描けなければいけません。
そうすれば、
かかる費用がおおむね見えてくると思います。
・家族だけでお祝いする:
予算もそれほど気にせず、気楽に食事を楽しめるかもしれませんね。
・家族と親せきでお祝いをする:
家族だけの時よりも、予算を少し多めにとらなければならでしょう。
・職場やふだん会えない友人などを招待する:
例えば、進行役がいて、
あいさつやお祝いの言葉など、形式にこだわる食事会が想像できます。
家族と親せきだけでお祝いすると決めた席に、友人を招待したら、
その友人はいづらくなるかもしれませんし、
その友人を知らない親戚などは、絡みづらいかもしれません。
その場合は、友人だけを招待する食事会を別に開くと良いでしょう。
参加者については、
「還暦祝いの食事会をどんな形で行いたいか」が重要です。
家族だけで行いたなら、それ以外の人を招くのは、少し堅苦しくなりますし、
家族と親せきで行いたいなら、
そこに友人を招くのは可哀そうですよね。
本人が会いたい人をたくさん招きたいというのであれば、
体裁の良い会場と進行役がいて、
受付があってなど、多少堅苦しい雰囲気にはなるかもしれません。
あとがき
今は、人生100歳時代ともいわれています。
60歳なんて、ただの通過点に過ぎないと考え、
還暦祝いなど行わなかったという人もたくさんいます。
それはそれで、悪いことではないのですが、
「食事会を行おう!」と考えたあなたは、
「還暦を大切な節目と考えることのできる人」です。
あなたが苦しまない様に、お財布の中身とよく相談し、
そして、協力者とも相談して、
無理のない範囲の還暦祝いの食事会を行ってください。
どんな形であっても、きっと感謝されるはずです。
思い出に残る、温かな還暦祝いの食事会ができます様に願っています。