まだ7月だというのにもう、
七五三参りの話題があちらこちらであります。
写真スタジオでは予約がもうすでに始まっています。
今回は、
もう考え始めないといけない七五三参りについて探ってみたいと思います。
まず、『七五三』とはなんの為にお詣りに行くのでしょうか?
もともとは、
それそれの年齢によって異なった神事が行われていました。
この3つの子供の神事を『七五三』と言われており、
いつの日かそれぞれの神事が薄れ、
神様へ健やかな成長
(三歳は言葉、五歳は知恵、七歳は永久歯を授かった事へ)の「報告」と、
その「感謝」を伝え、
これからも健康に成長できるよう祈祷する行事へと変わっていきました。
では、
七五三参りは神社に行った方が良いのか?それともお寺なのか?
お詣りだけでも良いのか?
千歳飴はご祈祷をしないともらえないのか?
気になることが、たくさんあるかと思いますが、
ご参考になればと思います。
七五三はお寺と神社どっちにお詣りする?
着物や袴を着て写真スタジオに行って、
記念の写真は撮ったけれども…。
さて、七五三参りはどこに行くと良いのでしょうか?
直前になって予約などに困らないようにしましょう。
では、お詣りには神社に行った方が良いのか?
それともお寺の方が良いのでしょうか?
その違いを確認していきましょう。
先にも書きましたが『七五三』は、
子どもの健やかな成長の報告と感謝と、
これからの成長へのお祈りを、
産土神(うぶすながみ→生まれた土地の氏神様)にお伝えするお詣りです。
その為、産土神は神道におけるその土地の守護神なので、
近くの神社にお詣りに行きます。
では、お寺ではお詣りができないのでしょうか?
お寺に『七五三参り』を行っているのか確認した方が良いですが、
お詣りをすることができます。
ただ、意味が少し変わります。
神社では、
産土神に子どもの成長の報告と感謝とこれからの成長の祈願ですが、
お寺では、阿弥陀如来やご先祖に子どもの成長の報告と感謝を伝え、
「これからの成長や苦楽を寄り添っていてください。」と、
願いではなく、
「これからどのようなことがあっても受け入れますので、
そんなわたくしに寄り添い、見守ってください」といった、
決意を伝えるような事に変わります。
その他の違いは、
神社では祝詞(のりと)を詠んでいただけますが、
お寺ではお経に変わります。
また、
ご祈祷の後のお礼は神社では「初穂料」、お寺では「お布施」を渡します。
七五三のお詣りはお参りだけで御祈祷なしでもいいのか?
行く場所は決まったけど…
ご祈祷をしていただきたいけど、
子どもがその間おとなしくしていられない!
お詣りだけで済ますのはダメなのでしょうか?
いろいろと調べてみたのですが、
この件に関しては賛否両論です。
「ご祈祷しないと意味がない」、
「子どもの思い出なのだから、ちゃんと行わないのはダメ」などの、
必ず祈祷をしなければいけないと考えている家庭もありますが、
反対に、
「神社(お寺)に行ってお詣りをする事にも意味があるのだから、
無理にご祈祷を行わなくても良い」、
「ご祈祷中におとなしくしていられない歳だから、ご祈祷はしない」と、
祈祷はしなくても良いと考えている家庭も多いです。
実際、我が家では、
予約を取ってご祈祷したら良いのかもしれないけど…。
子どもが座っていられるわけがない。
しかも、着物(袴)なんて普段着ないものを着る事すら大騒ぎになって、
晴れやかなお祈りの場ではなく
『派手やかな(ママの雷&子どもの泣き)お祈り』になりそうだから、
うちはやらん!と決意を固めています。(笑)
絶対にご祈祷を行わなければダメなことではないので、
その家庭の方針でよく話し合って決めることが一番良いと思います。
せっかくなので、
お詣りに行く場所を選ぶ時のポイントになればと思います。
①駐車場がある(車で行く場合がほとんどかと思います。)
②トイレが広い(普段の服とは違いますので、トイレが広いと便利です。)
③駐車場から境内までの距離が短い
草履や革靴など普段は履かないような靴の場合は子どもが歩きにくくて、
機嫌が悪くなることも考えられます。
なるべく、歩きやすい参道であるかチェックしましょう。
また、写真の時以外は履き慣れた靴を履かせても良いかと思います。
補足として、
教会でも七五三のご祈祷をしてもらえるところもあるみたいですが、
教会の会員に限られているようなので、
先ずは教会員に登録をしてから問い合わせると良いと思います。
場所によっては千歳飴ももらえるところもあるみたいです。
七五三のお参りは御祈祷なしでも千歳飴を貰える?
七五三参りと言えばセットで「千歳飴」のイメージですが、
お詣りだけではもらえないのでしょうか。
そもそも「千歳飴」の意味は、
『粘り強く長生きしてほしい』という親の願いが込められています。
また、
頂いた千歳飴を短く切って、
家族みんなに分け与えて子どもの成長を祝うといった意味もあるそうです。
千歳飴は神社でご祈祷を行った後に、
授与品として頂くものなので、
お詣りに行っただけではもらえません。
とは言っても、子どもの事ですから、
「同じの欲しい!」とか、
「何で私には(僕には)千歳飴ないの?」と言われるのは、
親としては心が痛いです。
しかし、
神社で売っていたり、
写真スタジオの小物としてプレゼントされることもあります。
また、スーパーやネットでも今では売っているので、
事前に千歳飴を準備しておかれると良いかと思います。
あとがき
七五三のお詣りについて探ってみましたが、
ご参考になりましたか?
少しでも悩んでいたことが解決できたなら幸いと思います。
皆さまのお子様の健やかな成長を祈願いたします。