くしゃみが止まらない時って辛いですね!
止めようとしても止まらないのがくしゃみです。
どうすればくしゃみは止められるのか、
くしゃみが止まらないときの対処法で、
おばあちゃんに訊いたくしゃみの止め方は、
間違っていなかったようです。
また、くしゃみを我慢すると、
とても危険な事が起こるかもしれないという話や、
くしゃみが出る原因についてまとめています。
辛いくしゃみが止まらない時の対処法に、
一度試してみませんか?
くしゃみが止まらない時の対処法は?
刺激に対する反射運動で出るくしゃみは、
三叉神経から脳に信号が伝わることで出ます。
三叉神経は、12対ある脳神経の一つで、
眼神経、上顎神経、下顎神経の三神経に分かれていることから、
三叉神経と呼ばれます。
この三叉神経は、体性運動性と知覚性の混合神経で、
脳神経の中で最大の神経です。
三叉神経は脳につながる直前のところで1本になっていて、
三つに枝分かれしています。
眼神経は、三叉神経の第1枝で額のあたりにあり、
鼻腔などの知覚を司る神経です。
上顎神経は、目の下から上くちびるのあたりまでの高さのところにあり、
三叉神経の第2枝で口腔内の知覚を司る神経です。
下顎神経は、三叉神経の三本目の枝で、
運動神経線維を含むのはこの下顎神経だけです。
以前、NHKのすイエんサーという番組で、
鼻の奥がむずむずしてくしゃみが出そうなとき、
そのむずむずよりも強い刺激を三叉神経に与えれば、
くしゃみを止めることができるのではないかという放送を見ました。
そういえば昔、くしゃみが出て困っているとき、
祖母に『おでこをコンコンしなさい!』と言われたことを思い出しました。
この放送で、
『くしゃみを止められるのではないか?』とされていた方法は、
くしゃみが出そうなとき、眉間や頬骨の下を指圧するというものでした。
くしゃみを止めるというより、
出かかったくしゃみをむりやり我慢するのは、
我慢しきれずにくしゃみが爆発したとき、
気道などに高い圧力がかかることが体に悪いというわけです。
すイエんサーでやっていた三叉神経を刺激する方法が、
くしゃみを止めることができるということですが、
これはやってみなければ人によってわからないようです。
それよりも、気温の変動に気を付けて、
暖かい服装で風邪を引かないようにしましょう。
花粉症の人は、花粉を吸いこまないように、
マスクなどの対策を施し、
ハウスダストでくしゃみが出るという人は、
部屋の中を清潔にし、空気清浄機などで対策することが必要です。
くしゃみはむりやり止めてはいけないというのは、
我慢に失敗すると危険なこともあるということで、
思いっきりくしゃみをするのは、気持ちいい時もあります。
ただし、すごい勢いでいろんなものを飛ばすことになりますから、
ハンカチやタオルで口と鼻を抑えて、
きちっとくしゃみをすることですね。
くしゃみを我慢するのは体に悪いのは何故?
くしゃみは鼻の中に生じたいろいろな刺激に対して、
それを取り除こうとするために神経が反射して起こる現象です。
たとえば、鼻の中の鼻粘膜に異物がくっついたときなどに、
くしゃみの爆発的な力でその異物を吹き飛ばすために出ます。
くしゃみを我慢するのが体に悪いと言うのは、
鼻の粘膜に付いた異物を取り除こうとするのが悪いのではなく、
異物を外に出すために、空気がすごい勢いで噴出される、
その爆発的な威力に問題があるのです。
くしゃみの威力は、微細な飛沫を、
一瞬にして2mも飛ばすほどと言われています。
爆発的な勢いで噴出される空気は出口を求め、
無理に塞ごうとすると、いろいろなところに凄い圧力がかかります。
その圧力は喉の粘膜を傷つけ炎症を起こす可能性があり、
喉の奥と繋がった耳の方に圧力がかかると、
耳がキーンとなって聞こえづらくなったり、
鼓膜を傷つけることもあります。
くしゃみをすると腹筋がつってお腹が痛くなるという人もいるほどで、
くしゃみが全身に与えるダメージは、
たかがくしゃみくらいと馬鹿にできません。
くしゃみを我慢することで、脳脊髄圧が上がります。
坐骨神経痛のある人や腰の悪い人は、
くしゃみを我慢することで腰が痛くなる事もあるというのは、
整体の構造から考えると極めて当然のことなのです。
また、くしゃみを我慢すると、気道に強い圧力がかかることで、
血圧の上昇が見られます。
くしゃみを我慢したときの血圧は、
瞬間的に200を超えるという可能性もあります。
年齢にもよりますが、
正常な血圧は130くらいまでと言われ、
もともと脳に動脈瘤がある人などは、
くしゃみを我慢することで血圧が上昇すると、
その動脈瘤が破裂する危険が高まりますので、
とても危険なことなのです。
くしゃみが出そうになった時、
鼻をつまんでくしゃみを我慢しようとする人もいますが、
鼻からの空気の出口をふさぐと、
血圧もすごい勢いで上昇する可能性があるので、
絶対に鼻をつまむようなことをしてはいけないのです。
そもそもくしゃみが出る原因はいろいろある
くしゃみは、鼻の中に入ってきた刺激に対する反射運動で、
その刺激によって三叉神経という神経から、
脳に信号が送られることでくしゃみがでます。
しゃみが出る原因となる刺激にはいろいろあります。
鼻粘膜を毛髪や紙縒りなどで刺激したときのように、
物理的な刺激が原因で出るくしゃみ。
気温の急激な変化によって冷気を吸うなどという、
刺激物質の吸引が原因で出るくしゃみ。
花粉症やアレルギー性鼻炎のくしゃみは、
アレルゲンとなる物質、花粉やハウスダストが、
鼻粘膜を刺激して出るくしゃみです。
お酢などの臭いによる刺激臭の化学的刺激でも、
くしゃみが起きる場合もあります。
また、風邪の場合に出るくしゃみは、
鼻の粘膜が炎症のために過敏になっていることで発生します。
あとがき
ハクッション!クッシャン!グッシュッ!
くしゃみの音?声?
人によっていろいろで面白いです。
なかには『ヘエックッション!…ってこの野郎!』
なんて怒ったりする人もいます。
照れ隠しですかねえ~!
でも、くしゃみをむりやり止めるのは怖いことなんですね。
私は今、花粉症に悩まされていて、
ホント、この野郎!って感じです。