頭之宮四方神社のご利益は合格祈願『頭が良くなる』日本唯一のあたまの神様

神社仏閣

頭之宮四方神社はあたまの神様として有名な神様で、
ご利益はお誓い石と知恵の水で福を招『合格祈願』です。

奥伊勢県立公園に位置する頭之宮四方神社は、
伊勢の宮川に注ぐ渓流が巡り、天然の風致に富んでいます。

受験運から仕事に関する知恵、
さらにはぼけ予防まで、
まさに頭を使う機会の多い現代人にはぴったりの場所です。

  

頭之宮四方神社あたまの神様の創建と起源は

日本でただ一つ『あたまの宮』という名前が付いた神社があります。

三重県にある『頭之宮四方神社』のことを、
地元の人は親しみを込めて『あたまの宮さん』と呼んでます。

『頭之宮四方神社』“こうべのみやよもじんじゃ”と読みます。

頭之宮四方神社の本堂脇の道を下りていくと、
『知恵の水』と呼ばれる湧水があり、
この御神水を飲むといっそうご利益があるといわれているため、
ペットボトル持参でお参りする人が少なくありません。

この湧水ですが、
川の底が見えるくらい透明できれいです。

頭之宮四方神社の御神体は、
桓武天皇の末裔の唐橋中将光盛卿です。

唐橋中将光盛卿が御神体になったいわれはというと…

ある時、村の子供たちが唐子川で遊んでいると、
川上から髑髏が流れてきました。

死者は土葬するのが当たり前だった時代ですから、
髑髏が流れてきても、今ほど怖れはなかったのでしょう。

無邪気な子ども達が、髑髏を川から拾い上げて遊んでいると、
通りかかった老人が、
「汚いから、そんなもので遊んではいけないよ。捨てなさい!」と言いました。

するとその後、その老人は突然神がかり、大声で語り出したのです。

「私は唐橋中将光盛卿だ。いま、子供たちを相手に楽しく遊んでいたのに、
お前は私を侮辱し、遊びを妨げた。なんと無礼なことか。
でも、もし私の髑髏を崇め祀ったなら、お前の乱心を止め、
村人みんなに幸福を与え、末永く守護しよう。」

これだけ言い終わると、老人は正気に戻りました。

唐橋中将光盛卿は、
唐子川の上流の険しい岩がそびえる山の上に住んでいましたが、
とうに亡くなっていました。

時が経って、唐橋中将光盛卿の頭蓋骨だけが、
たまたま流れてきたのでしょう。

そばで一部始終を見守っていた村人たちは恐れおののき、
神殿を造って、その髑髏をお祀りしたといいます。

それからは、村には良いことが度々起こり、
頭之守護神・知恵之大神と尊崇されました…。

というのがこの頭之宮四方神社の起源で、
創建は建久二年(1191年)と伝えられています。

唐子川は今でも清らかに流れ、
ホタルが飛び交いカジカが鳴く自然の中で、伝説が息づいています。

頭之宮四方神社のご利益は合格祈願

頭之宮四方神社は、
奥伊勢宮川峡県立自然公園の中の、
天然の風致に富んだ唐子川のほとりにあります。

頭之宮四方神社は、首より上の部分に関する様々な願いに、
霊験あらたかとされています。

ひらめき、ときめき、きらめき 【知恵を戴き、福は内 厄は外】

神道の神々は「幸福になろうと思い立った時から、運は上がり始める」と、
人々に呼び掛けます。

そして健康な頭は「神宿る知恵の宝箱」と言われます。

頭之宮四方神社は、とくに「頭が良くなる神社」として知られ、
入学試験や入社試験、資格試験などの受験シーズンには、
東海や近畿地方だけでなく、全国から参拝者が押し寄せます。

★四方神社の名の通り、四方八方の災難除けは、
厄除けや八方除け、家内安全のご利益があります。

★仕事は創造性とひらめき。常にアイデア勝負です。
商売繁盛や職務安全のご利益があります。

★合格は集中力と記憶力。
学力向上や各種試験合格にご利益があります。

★運転は冷静な頭と判断力。
交通安全のご利益があります。

★頭の神様で『かしこく元気に育ちますように。
安産や初宮詣で、七五三にご利益があります。

★『頭と心』はいつも健康でありたい。
頭の病気やケガ、心の病にご利益があります。

★人と人、人と物との『結び愛』
《色々なものとの福結び》人生の折り目や節目に御加護を願ってください。

★『若水』(変若水)で、清らかなお肌に。
美顔祈願のご利益があります。

頭之宮四方神社のご利益 お誓い石に願いを込め、知恵の水で福を招く

頭之宮四方神社の境内には『頭之石』と呼ばれるなで石があり、
なでると頭が良くなるといわれています。

頭之宮四方神社社殿に向かって右手には、
古代の貝塚のように、白と黒の石が積み上げられた『奉石所』があります。

人間の『意志』は弱いので、
硬い『石』に託すことで意志が崩れないように、
心願成就を願って石を奉るのです。

小さな石は『お誓い石』と言い、『合格祈願』『交通安全』など、
それぞれの思いを込めて文字を書きます。

願をかけるときは『白石』に祈りを込め、
成就したときは御礼参りとして、
太陽の下で健康に豊かに働けることを願って『黒石』を奉納します。

どちらの石も、
海の塩水で清められた五~六センチ程度のものを納める習わしです。

山地に鎮座する頭之宮四方神社では、
遠い海の石をお供えすることに意味があるのだそうです。

頭之宮四方神社の月例祭は、毎月16日、
十一月の第三日曜には、
例祭が行われ、平安と安寧が祈願されます。

『例祭』は、御祭神の縁故日で最も重要な祭です。
平素ご加護戴いている感謝を表すお祭で、
地域を挙げて行われます。

頭之宮四方神社

〒519-3111 三重県度会郡大紀町大内山3314-2

TEL(0598)72-2316 FAX(0598)72-2516

あとがき

頭之宮四方神社は、
綺麗な水が流れる川と緑のマイナスイオンが、
存分に浴びることができて、
頭もすっきりする気がします。

受験シーズンになると土日は特に混雑するようです。