湯島天満宮のご利益は学問の神様と腕力の神様のそろい踏み 効果あるお守りは?

神社仏閣

湯島天満宮は、京都の北野天満宮や太宰府天満宮と同じく、
菅原道真公をお祀りした学問の神様です。

その他にも全国にはたくさんの天神様がありますが、
湯島天満宮は、道真公とは別に、
もう一人の御祭神がお祀りされています。

湯島天満宮のご利益は、
学問の神様と腕力の神様のそろい踏み、
つまり、文武両道に御利益がある神社なのです。

その湯島天満宮のご利益があるお守りや、
湯島天満宮の見どころについてお伝えします。

  

湯島天満宮のご利益は学問の神様

湯島天満宮の神様は、腕力の神と学問の神のそろい踏みで、
目標に向かって、するべきことを教えてくれる神様です。

“湯島天神”の名で親しまれている湯島天満宮は、
西の北野天満宮、南の太宰府天満宮とともに、
日本中に知られた受験生にとっての聖地です。

街中ということもあり、受験シーズンには、
祈願の絵馬もどうやってかかっているのだろうと不思議なくらいに、
何重にもたわわにふくらみ、あまりの混みようと人々の熱気で、
真冬でも寒くないくらいです。

お正月の初詣は、受験シーズンとも重なり、
毎年、三が日で、約35~40万人参拝者でにぎわいます。

湯島天満宮の合格祈願のお札では、
『目標に向かって』と題して、次のようなメッセージが受験生に送られます。

★受験は自分との戦いである、最後まで希望を捨てるな!

★いま、ここで頑張らずに いつ頑張るのだ!

★自分が選んだ道だからこそ 納得いくまで進んでいこう!

★もっと努力すれば もっといい結果が生まれる!

★今が一番大事な時だ 今日の勉強に全力を尽くせ!

親が言わずとも、先生が言わずとも、神様がすべて言ってくださっています。

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湯島天満宮のご利益は腕力の神様 学問の神様とのそろい踏み

湯島天満宮のもともとの神様は力自慢の神様でした。

湯島天満宮は、江戸時代には徳川家の崇敬を受ける一方で、
資金調達のための、“富くじ”で大人気を博したり、

また、泉鏡花の『婦系図』の舞台になるなど、小説にもよく登場し、
昔から人々に親しまれてきた神社で、
普段から、参拝する人の姿が絶えません。

湯島天満宮は、雄略天皇二年(458年)に、
天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を、
お祀りする神社として創建されました。

この神様は、読んで字のごとく、腕力を象徴する神様です。

それもそのはず、天照大神が外の楽しげな様子に誘われて、
天岩戸から顔を出したとき、その手をとって引きずり出した神様なのです。

でも、
天神さまと言えば菅原道真公をお祀りしている神社と思いますよね。

腕力に長けた天之手力雄命がなぜ学問と関係するのか。。。。。
じつは、
何も関係がないのですが、
南北朝時代の正平十年(1355年)、
人々の教育を活性化させたいという要請があり、
菅原道真を分霊して合祀したため、
そこから学問の神様として知れ渡るようになったというわけです。

もともとの御祭神だった天之手力雄命は、
いまもスポーツ上達や厄除けなどのご利益があり、

境内には世界のホームラン王だった、
王貞治さんの座右の銘『努力』の文字が刻まれた碑もあります。

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湯島天満宮の見どころとお守り

湯島天満宮は、学業の神様として受験シーズンや、
お正月の初詣ではたくさんの参拝者でにぎわいます。

一月二十五日の初天神には『鷽替え神事(うそかえしんじ)』が行われます。

“鷽”というのは、
ほおから首にかけてが紅く、全体がグレーの小さな鳥で、
昔から天神様ゆかりの鳥として親しまれています。

普段から知らず知らずのうちに「嘘」をついてしまう、
そんな行いを天神様の「まこと」に替えていただき、
正しい幸運を招く意味から、
一月二十五日の初天神の日に、
この木彫りの「鷽」を新しい「鷽」と取り替えることで、
天神様に正していただく神事が「鷽替え神事」です。

元々は、神棚に供えておいた木彫りの「鷽」を、
「替えましょう」「替えましょう」と呼びかけあって、
手から手へ、取り替えてゆき、
凶事をうそにして、幸運に替えることを念願して行われたもので、
江戸時代はじめから始まったと云われています。

いまでは、その木彫りの「鷽」が、
凶事をうそにして幸運に替える開運、
除災招福のお守りとして多くの方が受けられます。

また、湯島天満宮では、
毎年十一月には、湯島天満宮の境内で『菊まつり』が盛大に行われ、
その年の話題をテーマにしたものを中心に、
約二千株の菊が展示されます。

お正月からはその年の干支が描かれた『開運絵馬』が授与されますが、
年の後半からは、絵馬の柄が『牛に乗る天神様』になります。

湯島天満宮の見どころは、手水舎と隣にある、
なでると願いが叶うとされる『撫で牛』がいます。

運気アップのためにも、湯島天満宮を参拝されたなら、
ぜひともこの『撫で牛』を撫でておきたいですね。

湯島天満宮のお守りには、『学業守』のほかに、
『就職お守』や『資格取得守』などもあります。

ランドセル型のストラップタイプのお守りは、
小学生に可愛いですね。

また、一本ずつありがたい格言が書かれたえんぴつなら、
お勉強も楽しくなるかもしれません。

湯島天満宮、学問以外の御利益には、
家内安全や病気平癒、厄除けなどがあります。

湯島天満宮(湯島天神)
〒113-0034 東京都文京区湯島3丁目30番1号
TEL03-3836-0753

あとがき

学問の御利益で有名な湯島天満宮は、
有名なわりにはこじんまりとした場所です。

東大本郷キャンパスにもほど近く、
たくさんの絵馬や神社の雰囲気が、
頑張ろう!という気にさせてくれます。

何は何でも神頼みとは言いませんが、
もう最後は本当に神様にすがるというか、
お願いすることしかないということですね。