江島神社の中津宮 奥津宮 辺津宮はスピリチュアルなパワースポットその御利益は?

神社仏閣

江島神社の中津宮 奥津宮 辺津宮は、
スピリチュアルなパワースポットとして有名です。

江ノ島は、美人三女神に相応しく絵のように美しい島で、
江島神社の御利益は、開運、方除、良縁、安産などもありますが、
芸能上達に御利益があるということで芸能人の信仰も篤い神社です。

江島神社の美人三女神 中津宮 奥津宮 辺津宮の
スピリチュアルなご利益や由縁についてお伝えします。

  

江島神社の中津宮 奥津宮 辺津宮はスピリチュアルなパワースポット

七~八万年前の大地震で隆起してできた島が波に削られ、
今の形になったという江ノ島

海の女神が芸能の女神になったと言われる江の島は、
島の南側にある美しい島で、
岩屋と呼ばれる長さ150メートルもの洞窟も、
六千年前に波が掘ったものと言われています。

富士山をはじめ、そこからの眺めが素晴らしいことから、
“絵のような島”…『絵の島』とも書いたそうです。

そして、聖徳太子が生まれる前、
欽明天皇十三年(552年)に、岩屋に海の神・三女神を祀ったのが、
日本三大弁天の一つ、江島神社のはじまりと伝えられています。

江島神社の三女神とは、宗像三女神と呼ばれる美人三姉妹で、
中津宮・奥津宮・辺津宮は、日本三大弁財天と言われています。

☆彡奥津宮は、
多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)をお祀りしています。

多紀理比賣命は、三姉妹の一番上の姉神で、
安らかに海を守る神様といわれています。

相模湾を臨む岩屋(龍神伝説発祥の地)に一番近い奥津宮は、
昔は、本宮または御旅所と称され、
岩屋本宮に海水が入りこんでしまう四月~十月までの期間は、
岩屋本宮のご本尊が、この御旅所に遷座したと言われています。

☆彡中津宮なかつみやは、
市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)をお祀りしています。

中津宮は、もとの上之宮で、
文徳天皇仁壽三年(853年)に慈覚大師が創建しました。

元禄二年(1689年)に、五代将軍・徳川綱吉により、
本殿・幣殿・拝殿からなる権現造りの社殿が再建されました。

現在の社殿は、平成八年(1996年)の全面的な改修によるもので、
元禄二年当時の朱色が鮮明な社殿を再現しています。

平成二十三年(2011年)には幣殿、拝殿の床板を張り替え、
御札授与所も再建され、社殿脇には水琴窟を構えた庭園が開園しました。

また、境内に奉納された石燈籠からは、
江戸時代における商人・芸人・庶民の信仰の深さを、
うかがい知ることができます。

☆彡辺津宮へつみやは、
田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)をお祀りしています。

土御門天皇 建永元年(1206年)、時の将軍・源實朝が創建しました。

延寶三年(1675年)に再建された後、
昭和五十一年(1976年)の大改修により、権現造りの現在の社殿が新築され、
屋根には江島神社の社紋「向かい波三つ鱗」が見られます。

高低差のある江の島(神域内)では、
辺津宮は一番下に位置していることから、
『下之宮』とも呼ばれ島の玄関口にもあたります。

江島神社とは、この三つの宮の総称で、
江島大神と言えばこの三女神のことを指します。

もともとは海の神様でしたが、
明治元年(1868年)の神仏分離により『弁財天女』とされ、
江島弁財天として芸能上達の功徳を持つ神様として仰がれてきました。

伝説によると昔、鎌倉には五つの頭を持つ龍がいて、
悪行を重ねていました。

そこへ天女が舞い降り、天女に恋心を抱く五頭龍を諭し、
悪行をやめさせました。

この五頭龍をまつるのが龍口明神社(鎌倉市腰越)です。

その後、五頭龍は海を離れ、山に姿を変えました。

これが現在の藤沢市龍口山です。

そして、天女の天下りとともに出現した島が現在の江の島で、
天女は江島神社に奉られている弁財天のことです。

江島神社には弁財天堂(奉安殿)があり、
裸弁財天像(妙音弁財天)が奉られています。

平成十三年(2001年)四月一日には、
御鎮座1450年式年大祭が盛大に挙行され、
「神幸祭」で江島神社とは夫婦の関係にある龍口明神社から、
御神輿を迎え入れました。

この伝説が記された『江島縁起』の絵巻物は、
江島神社のご宝物として保管されています。

江島神社の中津宮 奥津宮 辺津宮のご利益は芸能上達

江ノ島と言えば湘南で、湘南と言えば夏の海辺の賑わい、
そしてサザンオールスターズら、日本を代表するミュージシャンを、
多数輩出している土地です。

海の神様と芸能の神様が一緒になった江島神社は、
江戸時代から続く音楽界や歌舞伎界の江島詣でを見てもわかるように、
芸能上達の御利益に評判があります。

ですから、芸能界に湘南出身の有名人が多いのも納得ですね。

源頼朝が鳥居を奉納し、
北条時政は龍の三つの鱗を授けられて、それを家紋にするなど、
武将たちからの信頼が篤かった江島神社ですが、
江戸から日帰りで行ける行楽地として、庶民にも人気で、
大変な賑わいを見せていたようです。

その様子は、
境内各所や社蔵の浮世絵などでうかがい知ることができますが、
とくに中津宮には、江戸堺町中村座、江戸葦屋町市村座、
江戸新肴場和泉甚左衛門が奉納した石灯籠があり、
江ノ島入口には数多くの寄進者たちの名前を刻んだ青銅の鳥居などもあります。

また、辺津宮の境内には、法隆寺の夢殿をモデルにした奉安殿があり、
そこには裸弁財天と呼ばれる『妙音弁財天』が祀られています。

宝冠をかぶり琵琶を弾く姿が実に妖艶な弁天様ですが、
音楽芸能の上達などに御利益があるということで、
とくにミュージシャンや歌舞伎役者などに人気です。

同じ奉安殿には、
源頼朝が寄進した『八臂(はっぴ)弁財天』も祀られていますが、
こちらは戦の神様の象徴とされています。

ちなみに、辺津宮の本殿前には『打ち出の小槌』があり、
昔から打ち出の小槌は、どんな願い事も叶えてくれるといわれています。

この小槌は振るのではなく、
三回なでながら『心願成就』や『運気向上』を祈願すれば、
功徳を授かるということですので、
是非一度、お訪ねください。

江島神社の中津宮 奥津宮 辺津宮のお守りとご利益

江島神社のお守り、芸能上達を願う『びわ守』は、朱色で、
琵琶の形をしたストラップタイプです。

ほかにもご利益が全般にわたる『龍神守』や『御塩守』も人気です。

江島神社のご利益はその他に、
『航海安全』や『交通安全』『商売繁昌』『財運向上』などがあります。

御札授与所は、朱の鳥居そば、辺津宮境内(3箇所)、
中津宮、奥津宮にあります。

江島神社
〒251-0036
神奈川県藤沢市江の島2丁目3番8号
TEL 0466-22-4020

あとがき

弁財天がお祀りされている江島神社は、
カップルでお参りをすると女神様が嫉妬をして破局するというのは、
もはや過去のジンクス!
縁結びのパワースポットとしても大人気の江島神社は、
芸道上達、商売繁盛、恋愛成就のご利益があるほか、
美しくなりたい女性にも是非訪れてほしい神社です。

スピリチュアルなスポットは、
そのままインスタ映えするスポットです。