山崎育三郎主演ミュージカル『モーツァルト』大阪公演のあらすじとキャスト

芸術


幼き頃より神童といわれた音楽家モーツアルトの生涯を描いた、
ミュージカル『モーツァルト!』

今回は、
主役のヴォルフガング・モーツアルトを、
山崎育三郎さんと古川雄大さんがダブルキャストで演じます。

ミュージカル『モーツァルト!』2018年バージョンが、
この夏、東京・大阪・愛知で公演されます。

ミュージカル『モーツァルト!』大阪公演、
あらすじとキャストをご紹介します。

  

山崎育三郎主演ミュージカル『モーツァルト』大阪公演

ミュージカル『モーツァルト』大阪公演は、
2018年7月5日(木)から7月18日(水)まで上演されます。

劇場は大阪の梅田 梅田芸術劇場 メインホール

〒530-0013
大阪市北区茶屋町19-1

約4年ぶりに上演されるミュージカル『モーツァルト!』
『才能が宿るのは肉体なのか?魂なのか?』という、
深遠なテーマをベースに、その高い音楽性と重曹的な作劇で、
人間 モーツァルトを夭折の真相に迫り、
2002年の日本初演以来、
日本のミュージカルファンを魅了し続けている作品です。

注目のタイトルロールは、
ミュージカルの世界にとどまらず
活躍の場をますます広げる人気俳優・山崎育三郎と、
本作で帝劇初主演に抜擢された若手ミュージカル俳優NO.1・古川雄大。

そのモーツァルトの妻コンスタンツェ役には、
2014、2017年と「レディ・ベス」のタイトルロールを見事に務めあげた
平野綾が前回に続いて出演。

新たなコンスタンツェ役として、「レ・ミゼラブル」において
コゼット役を瑞々しい演技と歌で新境地を開いた生田絵梨花(乃木坂46)と、
「ロミオ&ジュリエット」(小池修一郎演出)の
ヒロイン・ジュリエット役に抜擢された期待の新星・木下晴香が登場します。

モーツァルトの姉・ナンネール役には、「レ・ミゼラブル」のファンテーヌ役、
「レディ・ベス」のアン・ブーリン役など慈愛に満ちた美声、
確かな演技力を兼ね備えた和音美桜が務めます。

モーツァルトの才能を幼少時から見出し、
成長してからはパトロン的存在となるヴァルトシュテッテン男爵夫人役には
涼風真世、香寿たつき の実力派Wキャスト。

モーツァルトの前に立ちはだかる権力者・コロレド大司教役の山口祐一郎、
モーツァルトの父レオポルト役の市村正親の二人は、
2002年初演以来、すべての公演に参加。

まさにレジェンドとして公演を支えます。

日本ミュージカル界最高のキャスティングといっても過言ではない、
2018年シーズンの「モーツァルト!」にご期待ください!

製作発表には、
Wキャストでヴォルフガング・モーツァルト役を務める山崎育三郎と古川雄大、
トリプルキャストでモーツァルトの妻・コンスタンツェ役を演じる平野綾、
生田絵梨花、木下晴香が登壇し、
歌唱披露では、
「僕こそ音楽」、「ダンスはやめられない」「愛していれば分かり合える」
の3曲が披露されました。
新キャストの歌声を、ぜひお聞きください。

◆公演情報
ミュージカル『モーツァルト!』(2018)
【東京公演】5月26日(土)~6月28日(木) 帝国劇場
【大阪公演】6月30日(土)~7月18日(水) 梅田芸術劇場 メインホール
【愛知公演】8月1日(水)~8月19日(日) 御園座

【脚本・歌詞】ミヒャエル・クンツェ
【音楽・編曲】シルヴェスター・リーヴァイ
【演出・訳詞】小池修一郎

【出演】
山崎育三郎、古川雄大
市川正親、平野綾、生田絵梨花、木下晴香、和音美桜、涼風真世、香寿たつき、山口祐一郎
阿知波悟美、武岡淳一、遠山裕介、戸井勝海
ほか

梅田芸術劇場へのアクセス

阪急電車 梅田駅 茶屋町口より徒歩3分
JR大阪駅  御堂筋北口より徒歩8分
地下鉄 御堂筋線 梅田駅 ①号出口より徒歩5分
    御堂筋線 中津駅 ③号出口より徒歩5分
    谷町線 東梅田駅 ①号出口より徒歩7分
    四つ橋線 西梅田駅 ③号出口より徒歩11分
阪神電車 梅田駅 東出口より徒歩10分

公園に関するお問い合わせは
梅田芸術劇場 06(6377)3800 受付時間 10:00~18:00

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山崎育三郎主演ミュージカル『モーツァルト』のあらすじ

ザルツブルクの宮廷楽士であるレオポルト・モーツァルト(市村正親)と、
その娘ナンネール(和音美桜)は、
錚々たる名士たちが集まる貴族の館で、
今、幼い息子がピアノを弾くのを目の当たりにしている。

5歳にして作曲の才が花開いたその子
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、”奇跡の子”と呼ばれ、
姉ナンネールと共に、貴族の前で演奏し、輝かしい成功を収めていた。

歳月は流れて、
ヴォルフガング(山崎育三郎/古川雄大 Wキャスト)は、
故郷ザルツブルクで音楽活動を続けている。

ヴォルフガングが成長するにつれ、貴族たちの興味は薄れてしまう。

ヴォルフガングの肉体は成長し、世俗的になっていく一方、
傍にはいつも、奇跡の子と呼ばれた頃のままの
“才能の化身・アマデウス”が寄り添い、
作曲にいそしんでいた。

しかし、青年ヴォルフガングは、
ザルツブルクの領主であるコロレド大司教(山口祐一郎)に仕えて、
作曲をすることに嫌気がさしていた。

「大司教に逆らうな」という父と意見が衝突。

ついに自分を束縛する大司教に、怒りを爆発させてしまい、
モーツァルト父子を雇っていたコロレド大司教と、
ケンカしたヴォルフガングは、ザルツブルクを飛び出した。

そしてヴォルフガングは名声と自由な音楽活動を求めて、
母親と共にザルツブルクを出るが、
幼い時のように持て囃されることはなかった。

逆に旅費を使い果した上に、旅先で母を亡くしてしまう。

失意のうちに故郷に帰ってきたヴォルフガングは、
幼少からヴォルフガングの才能を見抜いていた、
ヴァルトシュテッテン男爵夫人
(涼風真世/香寿たつき Wキャスト)の援助を受けて、
ウィーンで音楽活動をする決意をあらたにする。

ヴォルフガングはウィーンに移り住み、
マンハイムで、ヴェーバー一家と出会う。

ヴォルフガングは、初めヴェーバー一家の娘アロイージアと恋に落ちたが、
アロイージアは歌手として成功をしたため、
売れない作曲家には目もくれなくなってしまう。

ヴォルフガングは、ウェーバー一家の三女であるコンスタンツェ
(平野綾/生田絵梨花/木下晴香 トリプルキャスト)
との愛情を急速に深めていく。

ヴェーバー家の母親セシリアに、
押し進められて、アロイージアの妹のコンスタンツェと結婚する。

しかし、
コロレド大司教の謀略によって、演奏の機会をことごとく絶たれ、
ヴォルフガングは再び大司教と対決。
二人の関係はついに決裂する。

大司教との決裂後、
ヴォルフガングはウィーンの社交界で話題を呼んでいた。

コンスタンツェとも結婚、仕事も精力的にこなし、
ヴォルフガングにとって、
故郷に残してきた父と姉の存在がどんどん薄くなるのだった。

レオポルトは息子の成功を誇りに思う反面、
その思い上がりを感じ取る。

しかしヴォルフガングは父の苦言を聞き入れようとしない。

二人はついに心を通い合わせることなく、
レオポルトはウィーンを後にする。

ヴォルフガングは、『魔笛』など、オペラを次々に作成し、
再び成功するようになった。

しかし、稼いだお金は湯水のように使ってしまい、借金だけが増えていった。

恋愛、遊び、借金に追われる日々。
そして、いつしか才能(アマデウス)の曲を書き続けてきた手が止まった。

音楽をつむぎ出していた、インクが尽きたのだ。

才能(アマデウス)は、ヴォルフガングの腕にペンを突き刺し、
その血で再び曲を書き始める・・・。

栄光に浸るヴォルフガングを心配しながら、
父親レオポルドが亡くなった。

音楽家として頂点を極めたヴォルフガングの前に、
顔を隠した謎の男が現れ、
ヴォルフガングに『レクイエム』の作曲を依頼しにやって来ました。

その時、ヴォルフガングは悟ったのです。

依頼人は、父レオポルドの亡霊だ。

ついに曲を書く血も尽きた。

この『レクイエム』は、誰のためのものでもない。
自分への『レクイエム』だ。

残りの血は、心臓にある一滴。

才能(アマデウス)が、ペンを胸に突き刺すと、
ヴォルフガングとアマデは力尽きて倒れた。

ヴォルフガングとアマデが二人とも死んでしまうのは日本だけで、
オリジナルではヴォルフガングだけが死に、
才能(アマデウス)はなお生き続けるとのことです。

山崎育三郎主演ミュージカル『モーツァルト』大阪公演のキャスト

登場人物の紹介

★ヴォルフガング・モーツァルト Wキャスト
山崎育三郎(やまざき いくさぶろう、1986年1月18日 – )
古川雄大(ふるかわ ゆうた、1987年7月9日 – )

山崎育三郎さんは、2010年からミュージカル『モーツァルト』で、
ヴォルフガングを演じていますが、
古川雄大さんは、今回が初役です。

赤いコートがとてもよく似合うモーツァルトですが、
赤いコートは貴族が着るコートで、金の刺繍が豪華です。

普段のヴォルフガングは父に、
貴族を象徴する赤いコートを、着ることを許されていなかったのです。

★コンスタンツェ(モーツァルトの妻)トリプルキャスト
平野 綾 (ひらの あや、1987年10月8日 – )
生田絵梨花(いくた えりか、1997年1月22日 – )乃木坂46のメンバー
木下晴香(きのした はるか、1999年2月5日 – )

モーツァルトの死後、ニッセンと結婚したコンスタンツェは、
すばらしく家を切り盛りしたということです。

その後、夫と共にザルツブルクに移り住み、
ニッセンは、モーツァルトの手紙を手に入れ、
モーツァルト史を作り上げました。

モーツァルト史は、ニッセンの死後、
コンスタンツェの手によって出版されました。

★ナンネール(モーツァルトの姉)
和音美桜(かずね みおう、1983年4月21日 – )

貴族であり、地方の官吏であるベルヒドルトと結婚し、
3人の子供を生みました。

夫に先立たれた後、生き残った長男レオポルドとザルツブルク帰り、
ピアノ教師として活躍しました。

69歳で視力を失い、78歳で亡くなりました。

★ヴァルトシュテッテン男爵夫人 Wキャスト
涼風真世(すずかぜ まよ、1960年9月11日 – )
香寿たつき(こうじゅ たつき、1965年11月26日 – )

★コロレド大司教
山口祐一郎(やまぐち ゆういちろう、1956年10月5日 – )

1803年ザルツブルは、ナポレオン率いるフランスに襲撃されました。

ザルツブルクは、バイエルンに併合され、
その後オーストリアに併合されました。

コロレドの代をもって、大司教領ザルツブルクは幕を閉じ、
コロレード大教は、ザルツブルクを追われように、
ウィーンへと移り住んだということです。

★レオポルト(モーツァルトの父)
市村正親(いちむら まさちか、1949年1月28日 – )

★セシリア・ウェーバー(コンスタンツェの母)
阿知波悟美(あちわ さとみ、本名;石原 悟美、1959年5月16日 – )

★アルコ伯爵(コロレドの部下)
武岡淳一(たけおか じゅんいち、1955年2月25日 – )

★エマヌエル・シカネーダー(劇場支配人)
遠山裕介(?)(とおやま ゆうすけ 1984年03月12日-)

モーツァルトの死後も、劇場を経営し、作品を作り続けました。
 
1812年、劇場に向かう途中に発狂、その後61歳で亡くなりました。

★アントン・メスマー(医師)
戸井勝海(とい かつみ、1963年2月24日 – )

★アマデ(アマデウス) トリプルキャスト

大河原爽介(おおがわらそうすけ 2008年11月24日-)
加藤憲史郎(かとう けんしろう、2007年7月19日-)加藤清史郎の弟
小河原美空(こがはら あおい 2008年7月3日-)

奇跡の子と呼ばれた時代の才能の化身「アマデ」の姿は、
ヴォルフガングにしか見えていないのです。

★その他のキャスト

朝隈濯朗
安部誠司
奥山 寛
後藤晋彦
後藤光葵
高橋卓士
高原紳輔
武内 耕
田中秀哉
福永悠二
港 幸樹
山名孝幸
秋園美緒
池谷祐子
石田佳名子
可知寛子
樺島麻美
河合篤子
福田えり
松田未莉亜
柳本奈都子
山田裕美子

あとがき

ミュージカルに嵌まると、
何度も同じ舞台を見たくなってしまいます。

歌に心を打たれ、ストーリーに感動し、セリフに涙しながら、
前回見た時との違いを比べてしまうのは、悪い癖でしょうか?