花粉症の症状が酷い日と、そうでもない日があります。
気分はさえないし、何にもする気が起きない、そんな日があるかと思うと、
ふと、気が付くと、
何だか今日は全然平気!みたいな日があります。
気分がさえない鬱陶しい日は、お天気も鬱陶しいのかと思ったら、
以外とそうでもないんですね。
実はそれが逆で、
お天気がいい日ほど、花粉症の症状は良くないのです。
花粉症の症状とお天気の関係、
これにはちゃんと理由があるのです。
また、雨の日に起こりやすい花粉症の症状や、
一日のうちで、
どの時間帯が花粉症の症状が悪化するのかということを知って、
少しでも症状を軽く過ごせる方法を見つけたいものです。
花粉症の症状は天気によるもの?
花粉というのは、植物が子孫を残すために飛ばすものです。
生物の子孫を残すための戦略は、実によく設計されており、
花粉も天気の状況によって、飛び方が変わってきます。
それゆえ、花粉症の人にとっては、
今日が花粉の飛びやすい日なのかどうかということが重要になってきます。
花粉症になると、花粉の飛散状況が気になるので、
天気予報をよく見るようになります。
花粉症の原因になる花粉は、遠くから飛んでくるものがあります。
最も有名な杉花粉症の原因物質である杉の木の花粉は、
数十キロ先まで飛ぶそうです。
花粉の飛びやすい日というの、最高気温が摂氏15度以上で、
湿度が60%以下の日だと言われています。
ですから、真冬の寒さが厳しい日は花粉もまだ飛びません。
少し暖かくなって、空気も乾燥している日は、
花粉にとって絶好の飛散時期なのです。
花粉は水分を吸うと重くなり、遠くに飛ばなくなるため、
湿度が高い日にはあまり花粉を出さないそうです。
また、気温が低いと上昇気流が生じないので、
これまた遠くに花粉が飛ばせないため、
花粉をあまり出さないということです。
咳が出たり、鼻水が止まらなかったりと、
花粉は憎い存在ですが、
花粉って凄く賢い物質のようですね。
こういった花粉が飛びやすい日の条件をしっかりと見極めることで、
花粉症対策の方法を考えるべきかも知れません。
花粉症でない人にとっては、天気が良くてカラッとした心地よい日ですが、
花粉症で苦しんでいる人にとっては、
大量の花粉が飛ぶ悲惨な日ということになります。
花粉の飛びやすい日について知らなかった人は、
これからは天気予報を常にチェックするよう心がけて下さい。
『今日は天気がいいなあー!』って思っても、
逆にそう言う日は花粉が多く飛ぶ日だと考えて、
前もって薬を飲んだり、マスクをしたり、
花粉症の予防に気を付けてください。
花粉症の症状が雨の日でも悪化するのはなぜ?
花粉症の人にとって、
花粉が飛び始める時期に気になるのは何といっても天気予報です。
花粉症の原因になる花粉は、風に乗ってやってきます。
たとえば、東京都内には杉の木が群生しているエリアはごくわずかですが、
周辺のエリアから風に乗って花粉が飛んでくるため、
都内に住んでいても花粉症から逃れることは出来ません。
近くに杉山があるエリアに住んでいる人は言わずもがなです。
そこで、花粉症の人にとって、花粉が飛散する時期の関心ごとは、
天気予報から予測される花粉の量と方向になります。
花粉症は花粉さえ吸い込まなければ症状が出ることはないので、
最も効果的な方法は、物理的に花粉を取り除くことです。
花粉の粒子は細かく、
風に乗って飛んできた花粉は家の換気扇やわずかな隙間から入り込みます。
また、風の強い日などは、、衣類や髪の毛に付着し、
家の中に入ってきます。
花粉症の人にとって、花粉の時期に降る雨は、
ちょっとした恵みになります。
雨の日には花粉が飛ばないので、症状が出ることもなく、
穏やかに過ごせるからです。
しかし、花粉の飛散が少ないとされている雨の日でも、
花粉症の症状が強くなることがあります。
その原因は、やっぱり天気にあるのです。
雨の日ということは低気圧、
つまり、気圧が低い状態の日です。
気圧の低い日は、
人の体では、ヒスタミンという物質がたくさん分泌されます。
そして、このヒスタミンこそが、
アレルギー反応や花粉症を引き起こす原因物質なのです。
花粉の飛散が少ない雨の日なのに、
花粉症の症状がひどくなると言う理由は、気圧のせいだったのです。
とはいえ、雨に流された花粉の量を見ると、
これがもし飛んでいたらと思ってゾッとすることも少なくありません。
これからも花粉症の人にとって、
花粉の時期の天気予報は欠かすことができない必須情報です。
ですから花粉症対策を考えるときも、
気象庁からの情報を素早くキャッチすることが鍵となります。
花粉症の症状は時間帯によっても悪化するの?
花粉症の原因である花粉は、
植物が活発に活動する時間帯である昼間に飛散します。
花粉症のひどくなる時期になると、
天気予報などで風向きや気温、
また、天気によって花粉の飛ぶ量が変わると言っているのを、
聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
近頃は、テレビの天気予報でも、花粉が飛散する時期になると、
花粉情報を伝えることがあります。
花粉は、植物の活動が活発になるとたくさん飛びます。
花粉の量が多くなれば、
当然、花粉症もひどくなるので、
花粉症の人にとっては天気予報は大事な情報です。
常にテレビや新聞などで天気予報をチェックして、
花粉の状態を知る必要があります。
ところで、花粉症の原因である花粉は、
植物の活動する昼間に飛ぶということですので、
夜になって植物が活動しなくなるということで、
夜は花粉症は出ないということになります。
確かに、日中に比べて夜になると花粉症の症状は穏やかになります。
ただ、夜でも衣服や髪の毛などについた花粉を吸えば、
花粉症の症状は出ますが、
夜のほうが外に出ても昼間ほどはひどくないというのは本当です。
花粉症がひどい人は、花粉が飛ぶ時期には夜行性になることで、
花粉症の悩みが軽減するかもしれません。
出勤時間を早くするとか、帰宅時間を遅くするといった、
生活時間を変更することができるのならいいのですが、
仕事に行かないというわけには行きませんし、
実際には無理なことが多いようです。
しかし、なるべく花粉の飛ぶ時間帯に、
外にいなくても済むようにすることはできるかも知れません。
花粉症のひどい人は、
花粉を避ける生活時間を組んでみると良いかもしれませんね。
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あとがき
その日の天気によって花粉症の症状の出方が違うようですが、
お天気によって、また、花粉症の症状によって、
仕事や学校を休むわけにはいきません。
花粉症の症状と上手に付き合っていく方法を、
探した方が良いのかもしれません。