食いしん坊なので、食べる量を減らすダイエットは続けられません!
お腹がすくから・・・・
ダイエットしたいと思うのですが、
食べる量を減らすのは寂しくなってきて続きません。
それなら、
食べ方を工夫して変えてみる「食べ方ダイエット」はどうでしょうか。
食べ方を変えるダイエットの食べ方の工夫について考えてみました。
続けていくうちに、
それが自然と食べる量を減らすダイエットに繋がっていくようです。
食べる量を減らすダイエットより食べ方を変える工夫
ダイエットの食卓は、どうしても淋しくなりがちですが、
量を減らして品数を増やし、小皿や小鉢をテーブルいっぱいに並べれば、
むしろ食卓は楽しく、賑やかになるはずです。
「品数を増やすのは大変そう」と思うかもしれませんが、
そこは工夫しだいではないでしょうか。
作り置きしておいた常備菜を少しずつ小出しにしたり、
前の日の残り物をアレンジしたり、
チョットした工夫で簡単に品数を増やすことはできます。
そうでなくても、ダイエット中はミネラルやビタミンが不足しがちで、
色々な食材を少しずつ食べれば、バランスを整えることもできます。
でも、いちばん大切なことは、
いろいろなものを少しずつ食べることを通して、
自分は本当に食べたいものは何か、
カラダが何を欲しているのか、
食べながら自分の心とカラダに問いかけていくことだはないでしょうか。
「あれは食べない、これも食べない」のダイエットではなく、
「あれもこれも食べてみる、でも量は少なく」というのが、
食べ方を変える工夫です。
「少しずついろんなものを食べよう」というのは、
「毎日30品目を食る」といった目標ではありません。
もっと気楽に、大雑把に「あれこれ」を楽しもうというのが、
食べ方を工夫する考え方です。
とはいっても、ダイエットの食卓にはバランスも大切です。
そこで「あれこれ」の目安として、
「五味五色」ということを考えてみました。
「五味五色」というのは、中国の伝統的な食養の考え方です。
食材と調理方法を五味(塩味・甘味・酸味・辛味・苦味)と、
五色(赤・黄・白・青・黒)に分けて、
五味五色をそろえることでバランスを整えます。
厳密にやろうとすると窮屈になるだけですから、
ざっと食卓を見回して『赤い色がないな~』とか、
『すっぱいものが欲しいなぁ~』とか、
あくまで目安として考えていけばいいのです。
家にあるものを使って、その時々の五味五色を作ってみると、
食卓が楽しくなりますし、食材に対する意識も高まります。
食べる量を減らすダイエットで食べ方の工夫をするのに乾物は最適!
食べ方を工夫するとき、
乾物は手軽で便利なファーストフードです。
もう一品増やしたいと思うとき、
とにかく手軽で便利なのが乾物です。
乾物を戻して使うのは、
手間がかかると思っている人も多いかも知れませんが、
それは大きな間違いです。
高野豆腐も、ひじきも、切り干し大根も、
しばらく水に浸しておくだけで簡単に戻すことができます。
ゆっくりと時間をかけて干した乾物も、
使うときはホントにインスタントなわけです。
代表的な乾物には、植物タンパク質のお麩や高野豆腐、
海藻類のひじきや昆布、切り干し大根などがあります。
繊維質が豊富で、低カロリーなダイエット食材で、
保存がきくので、いつもキッチンに常備しておくことができます。
どの食材も昔からあるものですが、
最近はあまり使われなくなっているようなので、
いま一度見直してみたい食材です。
たとえば、精進料理ってとてもよく考えられていると思います。
お麩や高野豆腐は、お寺で修行する僧侶の大切なタンパク源として、
昔から精進料理などに使われてきました。
小麦や大豆を原料とした良質な植物性たんぱく質が豊富で、
低カロリーなので、ダイエット食品としてもとても優れています。
お麩は小麦に含まれる植物性タンパク質(グルテン)が原料です。
水で戻したものを味噌汁やお吸い物の具として使うのが一般的ですが、
卵料理や挽肉料理に混ぜ込めば、
料理のカサを減らさずに、カロリーを抑えることができます。
豆腐を凍らせて乾燥させた高野豆腐は、
大豆の持つ良質なアミノ酸がたっぷりと含まれています。
野菜と一緒に煮ると、うま味や栄養分を吸い込んで膨れるので、
満腹感も増し、栄養バランスも良くなります。
乾いたままの高野豆腐を砕いて使えば、
ダイエット効果が期待できるパン生地のクッキーも、
手軽に作ることができます。
海藻の乾物の中でも、
ダイエット的食材として使いやすいのがひじきです。
ひじきには、
食物繊維、カルシウム、鉄分、カリウム、ビタミン類、アミノ酸などが、
たくさん含まれている乾物の代表的存在です。
ほぼノンカロリーなのに高ミネラルなので、
ダイエット中の栄養バランスを整えるのにとても適しています。
ひじきの使い方は簡単です。
たっぷりの水にひじきを入れて、上に浮いてきた汚れをすくい取り、
10分くらい置いておきます。
ひじきが柔らかくなったら、水を捨ててザルにあげ、
流水でよく洗ってから水切りして使います。
先端の芽だけをつまんだ芽ひじきなら、
水に戻さなくても、そのまま煮込んで使うことができます。
ひじきを急いで戻したい場合は、熱湯でさっと湯掻いても使えます。
ミネラルが不足しているかな?と思ったときに、
ひじきは手軽に加えることができます。
野菜の乾物と言えば、切り干し大根が代表的です。
ダイコンを千切りにして、日干しにしたもので、
食物繊維がたっぷりなのはもちろん、太陽の光を浴びることで、
生のダイコンよりもビタミン類がさらにパワーアップしています。
そして切り干し大根は、
カルシウムや鉄分などのミネラルも豊富です。
和食では煮物が定番ですが、切り干し大根自体に甘味があるので、
砂糖を使わずに料理できるのがダイエットの嬉しいポイントです。
昆布やひじきと一緒に煮つければ、
乾物だけでバランスの良い一品が出来上がります。
切り干し大根は、どこか懐かしさを感じる風味が特徴なのですが、
そこが好き嫌いの分かれ目でもあるようです。
サラダにしたり、パスタ感覚でソースに絡めたりと、
バリエーションをつけて、
もっと毎日の食卓に取り入れていきましょう。
とはいっても、忙しい朝や疲れて何も作る気がしない日の夕食には、
ついついコンビニやスーパーで惣菜などを買ってきてしまいがちです。
たしかに便利なのですが、添加物や栄養のバランスを考えると、
決してベストな選択とは言えません。
できあいのおかずは味付けも濃いので、
ご飯の量も進んでしまいます。
ですから、コンビニやスーパーで買うお惣菜は、
どうしても作れないときの緊急事態用と考えておきましょう。
そんな時、かわりに利用したいのが、作り置きした常備菜です。
きんぴらごぼうやひじきの煮物、レンコンの酢漬けや大豆のピクルスなど、
週末や時間のある時に作り置きしておくと、
少しずつ常備菜の種類も増えて、
24時間いつでも開いているコンビニが自宅にある気分です。
乾物は見えるところにおいておかないと、
買ってきたときに使うだけで、あとは棚の中で忘れられてしまう…
それが乾物の悲しいところです。
次に使おうと思ったときには、その存在も忘れていて、
また同じ乾物を買ってきてしまったりすることがあります。
気が付けば使いかけのひじきがいくつもあったり、
干しシイタケにカビが生えていたり、虫がわいてしまったり・・・
乾物と上手に付き合う方法は、
乾物を買ってきて開封したら、残りは中の見える保存瓶などに入れ替えて、
使いやすい目に付く場所に置いておくのがいちばんです。
昆布をあらかじめ適当な大きさにカットしておいたり、
ほかの乾物も見えやすい保存瓶に入れておけば手軽に使うことができます。
使いやすい工夫をすることが、
乾物を毎日のクッキングに利用するためのコツですね。
食べ方を工夫するダイエットはエコ!
スプラウトとは植物の芽のことで、
芽にはこれから成長する栄養がいっぱい詰まっています。
スプラウトの一種としてカイワレ大根が一般的ですが、
最近ではブロッコリーやマスタード、蕎麦の芽など、
いろいろな種類のスプラウトの栄養価が注目され、
店頭でも目に付くようになりました。
見た目はヒョロヒョロと、ひ弱げなスプラウトですが、
『ビタミンの宝庫』と言われるくらい栄養面では優れています。
しかもそれぞれがしっかりとした味の個性を主張していて、
ほんのちょっとプラスするだけで、
料理のバリエーションがぐっと広がります。
ダイエットの食卓にとってスプラウトがうれしいのは、
トッピング感覚で手軽に料理に加えられることです。
たいていは根が付いたまま売られているので、
使う分だけカットすれば、一週間くらいは新鮮なままです。
冷蔵庫の野菜室には、
フレッシュなスプラウトをいつもキープしておきたいものですね。
『一物全体』という言葉があります。
ひとつの食材の丸ごと全体を食べるという意味です。
たとえば、ダイコンなら、皮や葉も捨てずに食べるということで、
皮や葉にはダイコンの白い部分にはない栄養が含まれているので、
全体を食べることでバランスが取れるという考え方です。
精白した白米ではなく玄米を食べようというのも同じ考えです。
植物は、根、茎、葉、実、種子などの部分が集まって、
ひとつの生命を形づくっています。
大地のなかで育つ根、植物を支える茎、太陽の光を浴びた葉、
栄養をため込んだ実、そして生命の源となる種。
それぞれの部分によって含まれる栄養も違うので、
『一物全体』は食卓のバランスを考えるひとつの目安にもなります。
「これって実?」「茎が足りない!」・・・・
そんなことをあれこれ考えながら楽しめば、
自然の生命力が食卓に集まります。
食べ方を変えるダイエットの工夫は作り置きで手抜きすること!
週末に作り置きして、
忙しい平日は常備菜を利用して手抜きをするのが、
食べ方ダイエットを無理なく続けるコツです。
そう考えると、お正月の『おせち料理』は、
ある意味とても簡単な食べ方ダイエットの方法です。
大晦日に手間をかけて作っておいた料理を、
アレコレ重箱に詰めておいて、
正月の三が日をのんびり過ごすという、
日本の正月ならではの贅沢なのです。
残念ながら正月は年に一回しかありませんが、
おせちを作るのは正月だけと決める必要はありません。
ゆっくりのんびりと過ごしたい週末なら、
金曜日の夜にちょっとだけ手間をかけて重箱に料理を詰めておいて、
土日は思いっきり手抜きをしてダラダラ過ごす、
こんな贅沢ってたまりませんなあ~!
重箱にあれこれ詰めながら、冷蔵庫の中の常備菜も整理できますし、
一石二鳥と言ったところです。
まあ、重箱にというのは別にして、
最近は100均へ行けば、小分けできる容器がたくさん売られています。
冷凍できるものや密閉できるもの、レンジでチンできるもの、
そのまま食卓に出しても可愛いものなど、
いろいろあって見ているだけでも楽しくなります。
たくさん作って小分けしておけば、
必要なときに必要な分だけ食卓に出すことができます。
あとがき
工夫したりお料理を作るのは大好きなのですが、
いつも作りすぎてしまうのが問題なんです。
そして、根がケチなもんだから、
もったいないもったいないって食べちゃうのです。
食べ方を工夫するダイエットと、
食べる量を減らすダイエットでは、
食いしん坊で怠け者な私にもできるのはどっち?って、
どっちも続かなけりゃ意味がないわけですね。