京都のパワースポット伏見稲荷大社 七不思議に纏わる狐と朱塗りの鳥居

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伏見稲荷大社が何故京都のパワースポットと言われるか!
それはもう、訪れてみれば一目瞭然!

お山へ向かえば向かうほど、不思議な空気間に包まれ、
朱塗りの鳥居の中へと引き込まれていきます。

そこは紛れもなく京都の異界!
稲荷神は穀物の神様。
五穀豊穣は生命の源。
すべてがパワーにつながる場所なのですね。

伏見稲荷大社に纏わる“不思議”をお伝えします。

稲荷神ウカノミタマに使える狐に誘われて、
伏見稲荷大社を訪ねてみませんか?

京都のパワースポット伏見稲荷大社の歴史

京都最強のパワースポット伏見稲荷大社は、商売繁盛にご利益があると言われ、
『お稲荷さん』の愛称で親しまれる、穀物の神様です。

伏見稲荷大社の創建は和銅四年(711年)とされ、
全国に三万を超える稲荷神社の総本宮なのです。

主祭神は『宇迦之御魂大神』で、穀物の神様です。

五穀豊穣のご利益で信仰されてきましたが、
江戸時代の頃からは商売繁盛の神様として人気を集め、
全国に広がりました。

江戸では、
「伊勢屋(伊勢の商人)、稲荷(お稲荷さん)に、犬の糞」というフレーズが、
流行ったというくらい、
稲荷神社は”どこにでもあるありふれたもの”のひとつになっていたのです。

昔、京都の豪族“秦氏”の祖先に秦の伊呂具という、
裕福な暮らしを送っていた男性がいました。

あるとき、丸い餅を的にして、弓を射かけたところ、
突然、餅が白鳥になって山の峰へ飛び立っていきました。

その白鳥が降り立ったところをを見ると、
枝が撓むほど稲の穂が実っていました。

秦伊呂具はこの地に穀物の神様を祀る『伊奈利社』を作りました。
そこが今、伏見稲荷大社があるところです。

都が平安京に遷されると、
地元の豪族であった秦氏も、政治的な力を持つようになり、
稲荷信仰も広まっていきました。

空海が東寺五重塔をの創建する時、稲荷神を守護神にしました。

稲荷山の材木を用いたという縁もあって、
空海の教えが広まるとともに、稲荷神の人気も全国に広まったのです。

奥社から稲荷山の山頂(233m)までの参道は「お山めぐり」と呼ばれるパワースポット。鳥居はもとより、石に神様の名を刻んで奉納した「お塚」や「祠」が無数にある。

京都のパワースポット伏見稲荷大社の見どころ 狐と朱塗りの鳥居

稲荷神社と言えば狐が有名で、
神社のあちこちに狐が据えられています。

そのため、稲荷神=キツネ と思われがちですが、
狐は「神使」と呼ばれる神様のお使いです。

農耕を行う人々の一部の間には、山の神様は春に里に下りてきて、
田の神様となり、稲が無事に育つよう見守り、
無事に稲刈りが終わったのを見届けると、
また山へ帰って山の神になると考えられていました。

その一方、山に住む狐は、秋から冬にかけて里に下り、
穀物を食い荒らすネズミを捕まえてくれるありがたい存在ともいわれていました。

狐のしっぽは、まるでたわわに実った稲穂のようで、
狐は山から田んぼへと神様を先導してくれると考えられていたのです。

そのために、稲荷神にお願い事をするときは、
先に神様のお使いである狐の好物、油揚げをお供えし、
神様にメッセージを伝えてもらうというわけです。

稲荷大社のあちこちで参拝者を見守っている狐は、
神様へ届けるのでしょうか、宝珠・巻物・稲穂など、
さまざまな物を口にくわえています。

そんな伏見稲荷大社は、
全国に約3万社あると言われる稲荷神社の総本宮です。

総面積約26万坪で、本殿は山麓にあり、
三の峰(下社神蹟)、二の峰(中社神蹟)、一の峰(上社神蹟)の参道が続き、
その参道には朱塗りの鳥居が連なっています。

鳥居の朱色は、稲荷大社では稲荷神の御神徳・豊穣を表す色とされています。

境内に大小約1万基あると言われる朱塗りの鳥居は、
願い事が『通る』または『通った』という祈願やお礼の意味から、
江戸時代に鳥居を奉納する信仰が広がり、現在まで続いています。

伏見稲荷大社では、鳥居を奉納することが出来ますが、
鳥居の大きさや奉納場所によって、初穂料が異なります。

一番大きなものは直径30㎝の10号と呼ばれ、百三十万二千円からとなっていて、
一番小さな直径15㎝の5号と呼ばれるものでも、十七万五千円からとなっています。

伏見稲荷大社の朱塗りの千本鳥居として知られていますが、
千本鳥居と言われるのはたくさんあるという意味の千本で、
実際には、主なものだけでも3~4千基以上あり、
もうすぐ伏見稲荷大社の五千本鳥居と呼ばれるようになるかも知れません!?

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京都のパワースポット伏見稲荷大社の七不思議

京都のパワースポット伏見稲荷大社と呼ばれる由縁は、
そのお山を訪ねてみれば感じることが出来ます。

たくさんの鳥居が立ち並ぶ参道は、そこだけ現世とは何か違った空気が流れ、
確かにそれが強烈なパワーだと感じることができます。

そんな伏見稲荷大社で語り継がれている七不思議をご紹介します。

壱、数えられない鳥居の数
朱塗りの鳥居がまるでトンネルのように続く『千本鳥居』は、
本殿背後の上社から稲荷山へ上る途中にあります。
ほかにも境内には、石や木の鳥居が無数にあり、
稲荷の鳥居の数を正確に数えることは難しいと言われています。

弐、験(しるし)の杉
古来、初午詣でで神の依代である杉の枝を持ち帰り植えて、
根が付けば“吉”だと言われました。
現在は、お守りとして守札所で授与されています。

参、三劍稲荷
伏見稲荷大社で、三条小鍛冶宗近が、刀を石にあてたところ、
三段に斬れたという

四、宗近の井戸
誉れ高い刀鍛冶師 三条小鍛冶宗近が、
名刀を作るときに用いた井戸と言われています。

五、奴禰鳥居(ぬねとりい)
苛田社(かだしゃ)にある石鳥居のことで、
中央の額束のところが、扠首束(さすつか)=交扠合掌の形になっている。
十数種類ある鳥居の型の中でも、この形は伏見稲荷大社と、
京都の新京極 錦天満宮の日出稲荷だけという珍しい鳥居です。

六、お産婆稲荷のロウソク
安産の神として有名なお産婆稲荷。
その神前に灯される燃えさしのロウソクを貰って帰ると、
お産が軽いと言われている。

七、おもかる石
命婦社の北側にある石灯籠のことで、この宝珠に祈願成就を祈り、
その後に「重くなってほしい」もしくは「軽くなってほしい」と頼んで持ち上げる。
その時の重さの具合で、願い事が叶うかどうかがわかる。

あとがき

お稲荷さんって本当に不思議な空気に包まれたところですね!
世界中の人が凄いパワースポットと言われる意味がわかる気がします。
そのすごいパワーをいただきに、また訪ねてみたいと思います。
おいなりさん(いなり寿し)を持って!