職務経歴書の書き方は手書きか?用紙は何で自己PR 自己アピールとは?

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就職活動で面接を受けるとき
履歴書や職務経歴書が必要になります

履歴書は市販の用紙もあるので
記載されている事項を埋めていけばいいのですが
職務経歴書というのは 履歴書と違って
書く事柄や書き方を自分で考える必要があるので
難しいと感じる人も多いかもしれませんね

  

職務経歴書の書き方は

履歴書と職務経歴書はどう違うのかでしょう

求人に応募する時 
多くの会社では 最初の提出書類として職務経歴書と履歴書の両方が必要です

同じようにも思える書類ですが ふたつはそれぞれ役割が違い
志望動機や自己PRなど 同じ内容を両方に書く場合は
それぞれを意識して書き分けるとよいでしょう

履歴書は 今までの職歴の概要のほか 
生年月日や住所 通勤経路 扶養家族などの個人情報が書かれている事務書類で
採用後に人事が保管しておく書類です

職務経歴書も 履歴書と同じように 今までの職歴を書きますが
どんな仕事をどのように経験してきたかを詳しく書いて 自分をアピールします

職務経歴書は書類選考の合否を決める重要なポイントです
また 面接の際 面接官は職務経歴書を見ながら面接を進めて行きます

どちらも採用担当者の手に渡るものですが
職務経歴書のほうが時間をかけてじっくり読まれるため 
誤字脱字に注意することはもちろんですが 

担当者の人に 見やすくわかりやすいと感じてもらえるように作る必要があります
ちょっとしたことで随分 人に対する印象が違うものです

職務経歴書に書く内容は

●タイトル・・・もちろん『職務経歴書』と書き入れます

●日付・・・郵送の場合は提出日 持参する時は面接の当日

●氏名・・・もちろん自分の本名

●電話番号・・・応募先企業からの連絡をしやすくするため記載する

●応募職種・・・応募した会社の中の職種

●最終学歴・・・

●職務経歴・・・『職務経歴書』ですから これは必須項目ですね!

・職務経歴=

・時期=いつからいつまで在籍していたか

・勤務先=会社名または企業名 (株)のように略さず 正式名称で記載

・事業内容=会社概要 どんな業種の会社で従業員数や資本金など

・所属=所属部署 「〇〇支店」「〇〇店」「○○工場」

・役職=役割 管理職だった場合は 部下の人数など付記するとよい

・雇用形態=正社員・正職員以外の場合に記載する「契約社員」「パート」など

・職務内容=
仕事の具体的内容 担当分野 処理方法 責任の範囲などを記載
顧客・取扱製品の種類 商品数 使用機器 技術などを付記してもよい 

・実績=業務実績 成果 作品・制作実績 お取引先やお客様の評価
営業成績などを成果指標の数値で示すこともできる
エピソードとして簡単な文章にまとめる方法もある

・退職理由=
「勤務先の業績不振により希望退職」「事業再編により希望退職」「帰郷により退社」
などのように簡単に記載する方法や 丁寧に事情を説明する方法がある
前向きな表現を心掛けて 前の会社の批判は厳禁
独立した項目を立てて 複数の退職歴についてまとめて記載する方法もある

●特別な経験・・・

・受賞・表彰=社内の表彰や 社内外のコンクールなどで受賞した経験など

・活かせる経験=プロジェクト・イベントの経験や特命業務

●職務以外の活動・・・

・社外活動=同業者の勉強会 異業種交流会など

・社会活動=地域活動…PTA活動 サークル活動 ボランティアなど

・学生時代の活動=学生時代のゼミ サークル活動

・趣味 スポーツ=職務能力や適性に関係づけられるもの

●取得資格・・・保有資格 免許
取得資格 職務に関係した資格や免許の名称を正式名称で記載する 取得年月日を付記 
すでに失効したものや勉強中のもの 一次試験のみの合格や二次試験待機中などでも 
その旨を明記したうえで記載してもよい

●パソコンスキル・・・PCスキル 扱えるソフト
事務系職種の応募する場合はできるだけ記載 資格名 操作できるソフト名と操作できる水準

●語学力・・・語学スキル  検定等の成績 語学力水準の簡単な説明

●活かせる能力・・・私にできること 得意分野 専門知識 職務を通じて身に着けた能力

●人脈・・・知人がいて 職務遂行に活かせるような情報交換などが出来る業界・団体・企業

●学習歴・・・

・業務関連の学歴…
学歴は履歴書に記載するが 職務に直結する専門分野の教育を受けたことなど
特にアピールできる学歴があれば記載する 修業した日付と学校名も
 
・職業訓練…訓練歴

・社内研修…研修歴

・自己啓発…社外セミナーなどへの参加歴

●自己PR・・・アピールポイント 自己紹介 貴社で発揮できる強み 仕事への意欲

●志望動機・・・なぜこの仕事に応募したか 

なお 職務経歴書には 
「タイトル」「日付」「氏名」「職務経歴」「取得資格」「自己PR」を書く

「職務経歴」の中の「時期」「勤務先」「事業内容」を 編年式または逆編年式で書く
職歴を職務内容の類型ごとに整理して書くキャリア式もある

同じ職種へ転職するというときは『経験者』であるという強みが 
即戦力になるというアピールポイントになる

自己PRや志望動機で 応募先企業への情熱を伝える

それ以外の項目は書かなくてもいい

職務経歴書は 履歴書では書ききれない
具体的なキャリアやあなたのやる気をアピールするためのものです

職務経歴書の書き方は手書きがいいのか どんな用紙

履歴書や職務経歴書 一昔前までは手書きがいいとされていました

手書きの方が情熱が伝わるとか 字のきれいさで性格を見ると言われていました
しかしそれは 今日のようにパソコンが普及する以前の話で
今はそのようなことは求められていません

履歴書や職務経歴書はパソコンで作成すべき というルールがあるわけではありませんが
手書きと比較すると効率的です

書いている途中で 年次をまちがえたり 誤字や脱字に気づいたとき
修正することはできず 一から書き直さなければいけません
あともう少しといったところでミスってしまって・・・なんて
用紙もボツになりますし 時間がもったいないです

職務経歴書は A4の用紙を縦書きで使います

上下左右に余白をとって書き 3枚以下にまとめます(一枚でもいいです)
最終的に複数枚の場合はホチキスではなくクリップで止めて 用紙に穴が開かないようにします
また クリップで止めるので余白はそのためです

タイトルは上部 中央(ヘッダー領域)に 日付や氏名などは タイトルの右下に書き
次の行を左から書き始めます

タイトル=『職務経歴書』は 字の大きさを13~18ポイントで(太文字にしてもよい)

それ以外の内容を書き込むとき 字の大きさは10.5~11ポイントがいいでしょう

書体のフォントは『明朝体』がオススメです

パソコンで作成した方が 行間も明確で文字もそろっているので
採用担当者にとっても読みやすく 好印象の要因になります

手書きの場合 特に外資系の企業やIT関連企業などでは いくら上手にまとめられていても
パソコンという便利なツールがあるのに手書きで作成することから
要領が悪い人 非効率なことをする人という印象を与えてしまいます

企業側から 『直筆で』という指定がない限り 
パソコンで作成する方が合理的と判断されます

また 複数社応募する場合でも 一部を訂正するだけで 新しいものが作成でき
そのデータも残しておけます

職務経歴書の書き方 自己PR 自己アピールは何を書けばいい?

職務経歴書を書くとき 自己PRや自己アピールって難しいですね

そもそも職務経歴書というもの自体 
次の職先に対する自己アピールを目的とするものですから
しっかりと考えて 伝えたいことが伝えきれるようにしなければいけません

そこでまず 自分自身で自己分析をしてください
自分自身棚卸といったところです

一つのやり方ですが・・・・

一枚の大きめの紙を用意して どこからでもいいので自分のことを書いていきます

自分自身を客観的に見てみて どんな人間かとか
性格について また それをどう思うか 

できること できないこと 得意なこと 苦手なこと 好きなもの 嫌いなもの

持っている資格や免許 人より優れていると思うこと 人より劣ると思うこと
自分について 積極性 行動力 責任感 忍耐力 協調性などについても自己分析して
自己評価を書き込みます
また 人がどのように評価していると思うかも書くといいでしょう

紙いっぱいに書き込めたら 赤と青のペンを持って色分けしましょう

ポジティブなものには青 ネガティブなものには赤 ???別に反対でもいいです
次にネガティブ色に記したものを ポジティブな言い方に言い換えます

それらを俯瞰することで 自分というものが見えてきますが
その通り書く必要はありません

この職務経歴書というものの目的は 自己アピールにあります
職務経歴書で自分を知ってもらって 
「この人ならわが社の役に立ってくれる」
「この人ならわが社の仕事に適している」
そう思ってもらうための書類です

『私はあなたの会社で働きたいのです!』
『私はあなたの会社で働くために生まれてきました!』

ぐらいの勢いで書いちゃってください!

嘘はいけません!でも嘘なんか書かなくっても 多彩な表現方法を駆使して
『是非ともわが社へ来てください!』って言わせるような職務経歴書を書きましょう

まとめ

職務経歴書を書くことになって
自己PRする文章を書こうと思ったとき
自己分析をすると いろんなことが見えてきます

ワタシってこんな人間だったの?

まるで他人事のようですけど
自分で自分を知るって難しいことですね

でも いろんなことに役に立ちますよ!