風光明媚の地に建つ陸奥一之宮 鹽竈神社(しおがまじんじゃ)は、
宮城県最強のパワースポットと言われていて、
海上・交通安全、必勝・成功のご利益がある鹽竈神社は、
スピリチュアルスポットなのです。
パワースポット鹽竈神社の創建の由縁や歴史をまとめています。
鹽竈神社の御祭神のお力で、
東日本大震災復興パワーにご利益が得られますように
鹽竈神社は宮城最強のパワースポット
生マグロの水揚げ量日本一を誇る宮城県塩釜市。
遠くに牡鹿半島や金華山、
目の前に松島湾の島々が望まれる一森山(海抜50m)に、
地元の人たちから『しおがまさま』と呼ばれ、
親しまれている『鹽竈神社』があります。
陸奥国一之宮として、
古くから海上安全・大漁満足の神様と信仰を集めてきました。
鹽竈神社の創建された年代は明らかではありませんが、
その起源は奈良時代以前と言われています。
平安時代初期の八百二十年に編纂された『弘仁式』主税帳逸文には、
「鹽竈神を祀る料壱萬束」とあり、
これが文献に現れた初見とされています。
当時陸奥国運営のための財源に充てられていた正税が、
六十萬三千束の時代ですから、
地方税の60分の1という破格の祭祀料を受けていた事が伺われます。
しかし、
全国の各社を記載した九百二十七年に完成した『延喜式』の神名帳には、
その名が無く、
鹽竈神社は「式外社」ではありましたが、
中世以降、東北鎮護・海上守護の陸奥國一宮として重んじられ、
奥州藤原氏や中世武家領主より厚い信仰を寄せられてきました。
特に江戸時代にはいると伊達家の尊崇殊の外厚く、
伊達政宗以降歴代の藩主は全て大神主として奉仕してまいりました。
鹽竈神社は『独眼竜』こと隻眼の大名、
伊達政宗が興した伊達家代々の御殿様が厚く尊崇し、
『大神主(宮司)』として大切に保護してきました。
このためこの鹽竈神社には、宮司家が存在しません。
禰宜家が実質的な祭祀を執り行っているのだそうです。
鹽竈神社の御祭神は、主祭神『塩土老翁神(しおつちおぢのかみ)』と、
左宮に『武甕槌神(たけみかづちのかみ)』、
右宮に『経津主神(ふつぬしのかみ)』の三柱です。
チョット聞きなれない神様ばかりだなぁ~って、
思う人もいるかも知れませんね。
鹽土老翁神は、古事記や日本書紀に出てくる海幸彦・山幸彦の話の中で、
釣り針をなくして困っていた山幸彦に、
目無籠(隙間のない籠)の船を与えワダツミの宮へ案内した事で有名ですが、
一方博識の神としても登場しています。
そういえば、「ああ!」と納得する人も織られるのではないでしょうか。
また、武甕槌神と経津主神は、共に高天の原随一の武の神として、
国譲りに登場し、東北地方を平定した『武の神』で、
鹽土老翁神はその道案内をしたともいわれています。
また、鹽土老翁神はシャチに乗って海路を渡ってきたと言う伝えもあります。
鹽土老翁神のおかげで武甕槌神と経津主神、
二人の神様は無事役目を終えて帰ることができたため、
『交通安全』や『必勝・成功』のご利益があると信じられるようになり、
鹽土老翁神は塩釜の地名の起こりともなっています。
鹽竈神社のみなと祭りで『しおがまさま』の御パワーを頂く
塩釜市民がいただく『しおがまさま』のパワーは、
東日本大震災の復興の力となっています。
鹽竈神社がある一森山の神域は、植物学的に南北の植物それぞれの限界地域で、
フユザンショウやベニシダ、アカメガシといった珍しい植物が繁茂しています。
なかでも、シオガマザクラは、
国の天然記念物に指定されている貴重なものです。
サトザクラ系の八重桜で、
昭和十五年(1940年)に境内にあった一本の古木が天然記念物になったものの、
枯れてしまい、この後、苗木を丹精して育て、
昭和六十二年(1987年)に、再指定されました。
例年、五月上旬に満開になるそうです。
平成二十三年(2011年)の東日本大震災の津波で、
大きな災害に見舞われた塩釜ですが、
この鹽竈神社のすぐ近くまで津波が押し寄せました。
いま、元気を取り戻しつつある塩釜市民の皆さんが、
楽しみにしているのが、七月に行われる『みなと祭り』です。
鹽竈神社の行事『みなと祭り』は、
毎年七月の第三月曜日に行われえます。
鹽竈神社のお神輿を乗せた『鳳凰丸』と、
志波彦神社のお神輿を乗せた『龍鳳丸』が供奉船を従えて、
松島湾内で平安絵巻さながらの海上渡御を繰り広げます。
鹽竈神社のお神輿を乗せた御座船が、百数十隻の供奉船を従えて、
松島湾を渡御し、塩釜市民はみな『しおがまさま』の御パワーを頂くのです。
鹽竈神社のスピリチュアルなご利益
鹽竈神社⛩ pic.twitter.com/wkqDqGjcn4
— みぃ♡mii (@Hacker_mii) 2018年12月22日
鹽竈神社の境内には、
武甕槌神と経津主神が東北を平定したときに協力したとされる、
志波彦大神(しわひこのおおかみ)をお祀りする志波彦神社が、
社殿を別にして建っています。
鹽竈神社と志波彦神社(しわひこじんじゃ)、
神様は別ですが、神社は一体的に運営されています。
鹽竈神社のご利益は、
家内安全・商売繁昌・安産・子授け・長寿・良縁・縁結・合格などがあります。
鹽竈神社のお守りは種類も多いのですが、
『うまくいく御守』『あんぜん守』『しあわせ御守』『すこやか守』など、
ネーミングも可愛いですね。
陸奥国一之宮 鹽竈神社
延喜式内名神大社 志波彦神社
〒985-8510 宮城県塩竈市一森山1-1
電話:022-367-1611
開門時間:午前5:00~午後8:00
境内の東側から北側にかけて、
参拝者専用300台収容の無料駐車場が4か所あります。
あとがき
鹽竈神社の境内は広く、
さすが陸奥一宮、博物館もありました。
右手に拝殿があり、拝殿には左宮と右宮があり、
左宮は武甕槌神、右宮は経津主神がまつってありました。
別宮には鹽土老翁神が祀ってあり、
永い歴史を感じます。
202段の石段は、体力的にはかなりキツイのですが、
お参りすると必ず良い事があるというのですから、
やっぱり鹽竈神社の御利益のパワーは凄いです!