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冬の行事

羽根突き遊びと羽根撞きの羽根 羽子板の本来の意味や由来と数え歌や遊び方は?

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羽根突き遊びをご存知ですか?

もう、今では羽根突き遊びを楽しんでいるこどもの姿を、
見かけることもなくなりましたが、
この羽根突きや羽子板、そして羽根突きの羽根には、
願いが込められた本来の意味や由来がありました。

羽根突き遊びの羽根や羽子板に籠められた、
深い意味についてご紹介します。

また、羽根突き遊びの遊び方や、
羽根突きをするときに歌う、
数え歌についてもまとめてみました。

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羽根突き遊びと羽根撞きの羽根 本来の意味や由来

災厄や病気を祓い、福を招く遊び

女の子がお正月に楽しんできた代表的な遊びが『羽根つき』です。

室町時代の頃から行われていますが、
もともとは羽根の付いた豆を打つ厄払いの意味がありました。

実は、羽根の先に付いている黒豆のように見えるものは、
『無患子(むくろじ)』という大木の実で、
実は生薬になり、果皮は石鹸代わりにもなる、
文字通り「子どもが患わない」という意味もあって、
羽根つきが厄除けとして行われる要因ともなったとされています。

無患子の実は、豆に似ているため『豆』が“摩滅”に通じると解釈して、
厄払いの意味を込めたとも伝えられています。

羽根つきは元来、厄払いの意味を持って行われていましたが、
江戸時代になると、羽根が空中を飛ぶさまが、
蚊の天敵である「トンボ」に似ているとの理由で、
子どもが蚊に刺されないための“おまじない”の意味を持つようになり、
年の初めに、羽根つきをする習慣が広まっていきました。

蚊に刺されると、かゆみが生じるだけでなく、
伝染病に感染する危険もあります。

とくに子どもにとって、
さまざまな病気を運んでくる“蚊”は大敵でした。

そんな理由から、羽根つきの羽根は、
病気を運ぶ“蚊”を除けるおまじないでもあったのです。

羽根つきは、このように新たな年の厄を撥ねつけ、、
子どもの健康と成長を祈願する行事として広まりましたが、
やがてお正月の遊びとしても親しまれるようになって行きました。

羽根突き遊びと羽根撞き 羽子板の本来の意味

『羽子板』には、女の子の縁起物と言う側面もあります。

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これも羽子板で撞く羽根の形状が、
蚊などの害虫を食べるトンボをイメージさせ、
悪い虫がつかないと云う理由からです。

もともと羽根の先に付いた無患子の実が、黒豆に似ているため、
豆が『摩滅』に通じることから、
厄払いの意味を含んでいることも、その背景にはあります。

そうした評価を反映して、
江戸時代後期ごろから、女の子が誕生すると、
初正月に縁起物として、羽子板を贈る習慣が広まりました。

女の子に悪い虫がつかないように、羽子板を贈るということです。

そんな影響もあり、
年の暮れには『羽子板市』も賑わいを見せるようになりました。

現在でも、羽子板は、子供の遊び道具というよりも、
女の子の健やかな成長を願う縁起物、
もしくは室町時代以来の伝統工芸品として、
買い求める人も少なくありません。

羽根突き遊びの数え歌や遊び方は?

羽根突き遊びで、羽根を打ち損じた人の顔に墨を塗るのも、
単なる罰というわけではなく、
おかしな顔になった人を見て、年初にみんなで笑って厄を落とし、
福を招くという意味がありました。

羽根突き遊びは『追い羽根』ともいわれ、
二人あるいは数人で交互に一つの羽根を羽子板で落とさないようにつく、
お正月の遊びです。

1人で羽子板を用いて羽根を打ち上げその回数を競い合うものを、
『揚羽根』『衝羽根』と言います。

羽根突き遊びの時に歌う歌を『羽子歌(はねうた)』といい、
地方によってもいろいろと歌え継がれています。

羽根突き遊びの時に歌う歌の歌詞

【一】
一(ひと)ごに二(ふた)ご、
三(み)わたし四(よ)めご、
五(い)つ来ても六(む)かし、
七(なな)んの八(や)くし、
九(ここ)のまへで十(とを)よ

【二】
一ごに二ご、
三わたし四めご、
五つ来て見ても、
七(なな)子(こ)の帯を、
八(や)の字にしめて、
九(ここ)のはで十(と)かした

【三】
一人(ひとり)来(き)な二人(ふたり)来な、
三人(さんにん)来たら、四(よ)つて来な、
五(い)つ来て見ても、
七子(ななこ)の帯を、
八(や)たらにしめて、
九(ここ)のまへで十(とを)よ

【四】
ひ~とめ ふため
みやこしよめご
いつやのむかし
ななやのやつし
ここのやと~や

あとがき

年末が近づくと、
歳の市や羽子板市の話題を耳にするようになります。

羽子板市は、毎年 12月17~19日に、
浅草の浅草寺境内に立つ市のことで、
羽子板を売る露店が多く立ち並ぶところから、
その名で呼ばれるようになりました。

江戸やその近郊の年中行事が書かれている『東都歳時記』によると、
浅草寺の本堂前に大黒天の開運守りが出され、
羽子板のほかにも正月準備の注連飾り(しめかざり)や、
調理器具、破魔矢、手まりなどが売られていました。

江戸時代には 12月下旬に歳暮として、
その年に生まれた子供に破魔弓や羽子板を贈る習慣がありました。

今ではもう、まったく見かけることが亡くなりましたが、
お正月に、家の前で羽根突きをしたことがありました。

『コツーン コツーン!』と響く羽根の音が、
懐かしく思い出されます。

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