かかりつけのお医者さんを決めていますか?
体の調子が良くないと感じても、大学病院など大きな病院では、
混雑していて、待ち時間が長く、さらに体調が悪くなってしまいます。
また、何科を受診すればいいのか判りづらい時があります。
担当のお医者さんが毎回違うと、
体質や既往性を把握してもらえてないので、
診察の度に検査が必要になることもあります。
体質やこれまでの病歴などを、よく知ってもらっている、
かかりつけのお医者さんを決めておくことのメリットや、
かかりつけ医を見つけるタイミングなどを、
選び方のポイントとともにまとめました。
かかりつけ医の選び方 決める目的とメリットは?
日頃から、風邪や発熱などの症状はもちろん、
気になる体調の変化に関しても、
気軽に相談できる身近なお医者様、それが『かかりつけ医』です。
かかりつけ医の選び方や探し方などを知って、
いつでも気軽に相談できる身近な存在を作っておくと、
いざという時に安心です。
大きな病気になってから、
「どこの病院へ行けばいいのか?」と慌てる人が後を絶ちません。
このような事態にならないためにも、
日頃から自分や家族の健康を管理してくれる、
「かかりつけ医」を持つことが大切です。
自分自身や家族の健康管理のために、
かかりつけ医を決めてておくようにしましょう。
かかりつけ医を決めておくことで、
いくつかの利点があります。
かかりつけ医には、継続的に通うことで、
自分の体質や病歴も、きちっと把握していてもらえます。
今までの病歴がわかっていて、体質や既往性がわかっていれば、
診断や治療をするときもスムーズに行ってもらえます。
毎回毎回、今まで診てもらったことのない新しいお医者様にかかると、
その都度、一から説明しなければいけませんし、
検査しなければいけない項目も多くなります。
診察の度に自分の体質や病歴を説明するとなると、
それだけで時間がかかり、
いろいろな負担が増えてしまいますし、
診断や治療がスムーズに行えないことになります。
かかりつけ医は選ぶ時代 簡単!お医者さん見極めテクニック!! [ 土山智也 ]
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かかりつけ医を選ぶタイミングは?
かかりつけ医では対応できない治療が必要な場合でも、
適切な専門医を紹介してもらうこともできます。
インターネットなどで医療機関などを探すことはできますが、
どのような専門医が自分の症状に合っているのか、
判りづらいものです。
そもそも専門医に診てもらう程の深刻な症状かどうかなども、
素人には判断しにくいものです。
かかりつけ医であれば、豊富な知識や経験をもとに、
症状に応じたそれぞれ適切な専門医を紹介してもらうことができます。
また、紹介先の専門医に、
患者の既往性などについての情報を共有したり、
その後の対応もしてもらえます。
かかりつけ医を探すといっても、
今すぐ必要ということでなければ、
なかなか探すタイミングが見つかりません。
しかし、いざというときに慌てないためにも、
検診などの機会を利用して、かかりつけ医を見つけておきましょう。
40歳以上ならメタボ検診や、市町村が行っているガン検診などで、
気になる病院を受診して見てはいかがでしょうか。
また、子供を通わせている小児科などに、
自身に関する病院のことを聞いたみたり、
ご近所の評判を頼りにしてみるのも一つの方法です。
かかりつけ医の見つけ方と選ぶポイントは?
実際の医療とは別に、かかりつけ医との相性は大切です。
一概には言えませんが、
自分自身が納得いくまで、しっかりと検査や薬の説明をしてくれるとか、
親身になって話を聞いてくれるかかりつけ医が良いですね。
もちろん、
あまり家庭の内情や生活にまで入ってこられるのが嫌だという人なら、
淡々と事実だけを話すお医者様が良いという人もおられると思います。
かかりつけ医の先生とは、その先生を信頼することができて、
はじめてかかりつけ医の意味が発揮されるのです。
そのためにも、長く付き合っていけるかかりつけ医を見つけるためには、
時間をかけて探す必要があるかも知れません。
かかりつけ医の重要な役割の一つは、普段からあなたの健康状態を把握し、
精密検査や入院が必要な場合に速やかに専門医に紹介してくれることです。
安心して気軽に相談できる医師、それが「かかりつけ医」です。
病気のことなら何でもすぐに相談できる医師が家の近くにいれば、
これほど心強いことはありません。
相性の良いかかりつけ医を見つけるためには、
診てもらう側も、信頼関係を築く努力が必要です。
普段の診療を通して、
あなたの価値観や人生観を理解してもらいましょう。
また、健康診断の結果はもちろん、検査・入院が必要になり、
専門医のいる病院を紹介してもらったときにも、
診断結果や処方された薬など、その後の経過についても、
きちんと報告するようにしましょう。
しかし、相性が合わないと判断した場合や信頼できないと思ったときは、
思い切ってかかりつけ医を替えることも必要です。
自分の中で『かかりつけ医』に何を求めているかを考えて、
チェックポイントを決めると選びやすいです。
◎ 話をよく聞いてくれて信頼感が持てる
◎ 相性がよく共感できるタイプである
◎ 病歴、家族歴などをくわしく聞いてくれる
◎ データに頼りすぎず患部もきちんと診てくれる
◎ わかりやすい言葉できちんと説明してくれる
◎ 患者の言いなりにならない
◎ 勉強熱心で情報収集に努めている
◎ 診断がつかないときは「わからない」と言える
◎ 患者を抱え込まず、速やかに専門医に紹介してくれる
◎ 休診の場合の緊急時対応について指示してくれる
家庭の医学 [ 主婦の友社 ]
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あとがき
体が辛いときに、いろいろ説明しなければいけないと、
余計にしんどくなってしまいそうです。
体の辛さをわかってもらえるだけで、
少し楽になった気がしてくることもあります。
時間をかけて信頼できるかかりつけ医を見つけておきたいものです。