縁結びで有名な神社仏閣は、全国にもたくさんあります。
人と人の縁については、いろいろな捉え方がありますが、
縁を持った人によって人生が違ってくることもあります。
良い人生、強運といわれる人生を送るためにも、人とのご縁は重要です。
良縁を結んでくださる神様をお祀りする、
関東でも最強のパワースポットといわれる縁結び神社、
さいたま市大宮の武蔵一宮氷川神社、
六本木の出雲大社東京分嗣、招き猫で有名な今戸神社をご案内します。
縁結びのパワースポット 大宮の武蔵一宮氷川神社
氷川神社は埼玉県、東京都、神奈川県などを中心に、約280の神社があり、
その総本社がさいたま市大宮区にある『武蔵一宮氷川神社』です。
武蔵一宮氷川神社は、
武蔵の国でも最も重要な神社の役割を担ってきました。
武蔵一宮氷川神社の社伝によると、創建は今から2400年以上前の、
第五代 孝昭天皇の頃とのこと。
神社の敷地は約三万坪、東京ドームのおよそ2倍もあります。
参道は一の鳥居から三の鳥居まで約2㎞
『大いなる宮』ということから、大宮の地名にもなりました。
神社は大宮台地のほぼ上に鎮座していて、
鼻のように突き出ているところにあることから、
一帯の地名は『高鼻町』と呼ばれています。
神社の東側には、かつて“見沼”という巨大な沼がありました。
見沼は江戸時代に開発されたもので、『神沼』『御沼』とも呼ばれ、
豊かな恵みを与えてくれる貯水池でした。
その沼のおかげで、あたり一帯の土地は肥沃で豊穣をもたらし、
さらに東西南北にわたって交通の便もよく、
暮らしも繁栄し今に至っています。
現在、武蔵一宮氷川神社の境内にある『神池』は、
見沼の名残とも言われ、
やはり境内にある『蛇の池』からの湧き水が神池に注がれています。
武蔵一宮氷川神社の御祭神は、
仲の良い夫婦神の須佐之男命(スサノオノミコト)と稲田姫命(イナダヒメノミコト)、
そしてその子、
大己貴命(オオナムチノミコト)こと、大国主命(オオクニヌシノミコト)の三柱です。
この神様たちは、縁結びの御神徳のほかにも、
水や穀物、農業や国土開発の神様としても知られています。
こうした神様の力に支えられて、
今もなお、豊かな暮らしが保たれているのです。
武蔵一宮氷川神社 http://musashiichinomiya-hikawa.or.jp/
住所:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407
電話番号:048-641-0137
アクセス:
「JR大宮駅東口、東武アーバンパークライン(東武野田線)
北大宮駅」から徒歩約15分
縁結びのパワースポット 六本木の出雲大社東京分嗣
出雲大社東京分嗣は、ビルの谷間にある神社で、
さまざまなご縁を授かることができます。
縁結びの代名詞ともなっている出雲大社ですが、
東京の六本木にほど近いビル街の一角に、出雲大社東京分嗣はあります。
通常の神社とは異なり、3階建てコンクリートの建物ですが、
階段を最上階まで登っていくと、
社務所や拝殿、絵馬奉納所、手水舎、授与所などがコンパクトにまとまってあります。
島根県出雲市の出雲大社の御分霊を鎮祭し、
明治十六年(1883年)には神殿が竣工落成されました。
明治二十二年(1889年)には現在の地に移転され、
昭和五十五年(1980年)には、近隣の開発に伴い、
現在のような社殿として建立されました。
御祭神は出雲大社と同じで、大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)で、
その名前から『ダイコク様』として親しまれ、
縁結びや福の神として知られています。
神話の中で、スセリビメとの結婚により、
夫婦の模範となった大国主大神は、出雲大社に鎮座されました。
旧暦の10月には出雲大社に全国の神様が集まり、
大国主大神のもとで縁結びの審議を行うという故事によって、
縁結びの神様といわれるようになりました。
この縁結びとは男女の縁に限らず、
人間社会が発展してあらゆる縁が結ばれることを意味します。
出雲大社東京分嗣でも、縁結びの御祈祷を受けられますが、
良縁を求める女性だけでなく、
仕事の縁を祈願するビジネスマンの姿も少なくありません。
『福の神』でもある大国主大神は、
広い心ですべてのものを慈しんでくださいます。
出雲大社での参拝は、ほかの神社での参拝とは異なり、
『二礼四拍手一礼』です。
通常の『二礼二拍手一礼』のルールが定められたのは明治時代のことで、
出雲大社では古くから伝わる独自の参拝作法を守っています。
出雲大社東京分祠 http://www.izumotaisya-tokyobunshi.com/
〒106-0032 東京都港区六本木7丁目18−5
電話: 03-3401-9301
アクセス
地下鉄(六本木駅)
・東京メトロ日比谷線
(2番出口、明治屋の前よりファミリーマートの角を右折、徒歩約1分)
・都営地下鉄大江戸線
(7番出口、西公園の前を通り突き当たりを右折、徒歩約3分)
渋谷駅(東口バスターミナル)より
・都01新橋駅行きバス六本木停留所下車
縁結びのパワースポット 今戸神社
今戸神社は、イザナギとイザナミが祀られている神社で、
夫婦神の御神徳にあやかって、恋愛運を招くといわれています。
東京・浅草の喧騒を抜けた通りに、
女性たちが次々と訪れる今戸神社があります。
聞くところによると、恋愛に悩んでいる人や婚活中の人なら、
一度はお参りしたい注目の神様なのです。
境内には招き猫が目につきますが、
コチラの招き猫は2匹で一体となっていて、
拝殿でも大きな招き猫がペアになって出迎えてくれます。
ペアになっている招き猫は、
お祀りされている伊弉諾尊と伊弉冉尊がイメージされています。
二柱の神様のように、
一人でも多くの人に幸せになって頂きたいという、
多くの参拝者の思いから、
平成二十年(2008年)に『縁結びの会』を立ち上げ、
これまでにいくつものご縁を結んでいるそうです。
招き猫をシンボルにしているのは、
地元で江戸から明治にかけて製作されていた、
今戸焼の招き猫に由来しています。
福を招く縁起物の招き猫は、御縁を招くことにもつながり、
何より親しみやすさから、多くの皆さんに愛されています。
今ではすっかり良縁を招く神社として有名になった今戸神社ですが、
今戸神社の歴史は古く、
康平六年(1063年)、京都の石清水八幡宮から分霊して、
今戸八幡を創建したのが始まりと伝えられています。
江戸時代には、三代将軍の徳川家光によって再建されましたが、
関東大震災や戦争によって何度も被災の憂き目にあい、
現在の社殿が造営されたのは昭和四十六年(1971年)のことです。
その間、隣地に鎮座されていた白山神社と合祀し、
神社の名前も『今戸神社』となりました。
今戸神社 http://imadojinja1063.crayonsite.net/
〒111-0024 東京都台東区今戸1丁目5−22
御祭神 應神天皇(おうじんてんのう)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
福禄寿(ふくろくじゅ)…七福神の内の一神
電話: 03-3872-2703
アクセス
各線浅草駅より 徒歩15分
都営バス
甲 浅草七丁目下車 徒歩5分
乙 リバーサイドスポーツセンター前下車 徒歩1分
台東区 北めぐりんバス
リバーサイドスポーツセンター前下車 徒歩1分
駐車場はありません
あとがき
『縁は異なもの味なもの』な~んて云いますが、
人は縁で繋がれ、縁に護られているのですね。
最強の縁結びパワースポットを、知ってしまったのも何かの縁、
何としてもお詣りせねばと“御縁”を感じました。