保津川下りは、丹波の国『亀岡』から、京の名所『嵐山』までの、
約16キロ、2時間の自然と触れ合う船旅です。
深淵あり、激流あり、
四季を映して流れる保津川の峡谷を縫うように滑る船に身を任せ、
保津川を下って行きます。
情緒あるトロッコ列車と保津川下りをマッチさせた観光ルートは、
京都の四季折々の風情と大自然の迫力が味わえる、
おすすめののコースです。
保津川下りはどこからどこまで?
保津川下りは、亀岡』から嵐山までの16㎞を、
約2時間で保津川を川下りします。
保津川下りは、年末年始(12月29日から1月4日まで)はお休みですが、
1月5日から運行しています。
3月9日までは、冬期お座敷暖房船になります。
保津川下りは一応定時に発船することになっていますので、
発船する時間より前に行けばOKですが、
乗船手続きが必要ですので、
すこし早めに余裕を持って行ったほうが良いです。
受付順に乗せてもらえるので、早めに手続きをすれば早く乗れます。
「一応定時」というのは、
発船後に来た人が、
ある程度の人数になれば臨時で出すこともあるからです。
保津川下りL(´^ω^`)」 pic.twitter.com/eLDcKAuXVg
— ✿しろうさ✿ (@Sirousa_A0927) 2018年11月10日
京都市内から電車で行くなら、
JR嵯峨野線(山陰線)に乗って、亀岡駅まで行けば、
保津川下りの乗船場はすぐ近くです。
JR嵯峨野線(山陰線)亀岡駅の改札を出て左へ行き、
一本しかない駅前の道路を行けば、
最初の信号のところから乗船の建物が見えます。
また、阪急桂駅の前から保津川行きのバスが朝8:00に出ていて、
移動時間40分ですが格安です。
乗船場では、船の出発が9:00発といっても、
人がいなかったりすると、何人かまとまるまで待ちますし、
水かさが多い時は運航中止になります。
スリルはありますが、
怖すぎるという事もないので誰でも楽しめると思います。
あと、水がかかるので濡れても良い服で行きましょう。
荷物も膝の上で抱えられるぐらいの大きさまでにしておいた方が良いです。
足元に置いてると濡れるかもしれません。
下流のほうでイカ焼きやみたらし団子などが船に乗ったまま買えるので、
小銭用意しておいた方がいいかもしれませんね。
保津川下りは、乗船すれば2時間ほどで終点・嵐山につきます。
嵐山は京都を代表する観光地で、
テレビなどで京都と言えば必ずと言っていいほど出てくる場所が、
嵐山の渡月橋です。
また、CMにもよく使われる撮影場所『嵯峨野の竹林』も近く、
観光用の人力車で散策するのもいいですね。
人力車の車夫さんは、この辺りの観光について詳しいエキスパートなので、
ガイドブックには載っていないような楽しいお話を、
聞くことができるかも知れません。
竹林の近くには、源氏物語にも出てくる『野宮神社』があり、
縁結びの神様や子授け安産の神様が有名です。
嵐山一帯には徒歩圏内で、
常寂光寺や天龍寺など、一日かけても時間が足りないほど、
見どころはいっぱいです。
嵐電嵐山から嵐電に乗れば、
帷子ノ辻(乗り換え)→御室仁和寺(市バス59系統)
→龍安寺(市バス59系統)→金閣寺、
四条大宮方面へも出ることができて京都観光を続けられます。
JR嵯峨嵐山駅からは、JR嵯峨野線(山陰線)で、
京都駅まで直結です。
保津川下りの乗船場まではトロッコ列車がおすすめ!
保津川下りの出発点となる乗船場までは、
バスやJRでも行けるのですが、
保津川渓谷の景色を楽しむのなら『トロッコ列車』がおすすめです。
『トロッコ列車』は、
まるで遊園地の列車みたいにかわいく楽しい列車です。
『トロッコ列車』で、保津川下りの乗船場へ行くには、
トロッコ嵐山駅もしくはトロッコ嵯峨駅から『トロッコ列車』に乗ります。
嵐電嵐山駅からトロッコ嵐山駅やトロッコ嵯峨駅へは、
歩いて20分程度です。
『トロッコ列車』は、トロッコ嵯峨駅から出発していますが、
トロッコ嵯峨駅とJR嵯峨嵐山駅は隣接しています。
JR嵯峨嵐山駅のほうが橋上駅舎になってしまったので、
ホームtoホームで3分くらい見ておいたほうがいいかと思います。
JR嵐山駅からトロッコ嵐山駅へは徒歩で15分くらいかかりますので、
トロッコ嵯峨駅から乗るほうが明らかに便利です。
途中「竹林の道」を散策するのなら、
トロッコ嵐山駅まで歩いて行ってもいいと思いますが、
その場合は所要30分は見ておきましょう。
最短経路を歩けば15分で歩けるとは思いますが、
最短経路は住宅地の中で、何も面白くありません。
トロッコ列車の平均速度は時速約25㎞で、
ちょっと速い自転車くらいの速さです。
景色は絶景ですが、
高所恐怖症の人にはちょっと怖いかも知れません!
片道7.3㎞およそ25分でトロッコ亀岡駅に到着します。
嵯峨野トロッコ列車は全車指定席で全車禁煙、
途中下車は無効となります。
窓ガラスのないオープン車両の5号車リッチ号は、
当日乗車券のみの販売です。
リッチ号にご乗車をご希望のお客様は、
当日乗車券をお買い求めいただくか、前売乗車券をご購入の上、
乗車当日にトロッコ各駅窓口にてリッチ号の当日乗車券と交換します。
リッチ号は人気車輌のため、当日の販売状況により
ご希望に添えない場合がございます。
寒い季節には、
石炭ストーブが設置されたストーブ列車も登場します。
トロッコ亀岡駅に着いたら、
保津川下りの乗船場へは、バスを利用します。
JR亀岡駅から保津川下りの乗船場は近いのですが、
トロッコ亀岡駅から乗船場は少し離れています。
保津川下り乗船場の恒例行事『川開き』オープン船営業開幕
三月十日は保津川の日です。
保津川下りの乗船場では、
京都・丹波にひと足早い春の訪れを知らせる恒例行事
オープン船営業開幕を、『保津川の日』として、川開きをお祝いし、
亀岡から嵐山までの16㎞を約2時間で下っていきます。
乗船場では、保津川下り運航の安全を祈願する神事が行われ、
太鼓の演奏など、さまざまなイベントが催され、
臨時船も運航されます。
🚢 オープン船の営業は、3月10日から11月30日までです。
月〜金の、
9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:30 の、
一日7回運行されます。
土・日・祝日は、不定期運行となり、15:30が最終船になります。
🚢 12月1日から12月9日までは、
オープン船の営業と同じですが、最終船が14:30となり、
一日6回の運行になります。
🚢 12月10日から3月9日までは、冬期お座敷暖房船になります。
冬期お座敷暖房船は、船の敷き板に絨毯を敷き、
小さめの石油ストーブを入れます。
船の回りは透明のビニールで屋根をつくり、
硝子の窓から風景を観る屋形船で運航しています。
中は温かいですが、椅子がないので、
絨毯の上に直接座るスタイルになります。
定期運行時間は、一日4回で、
10:00、11:30、13:00、14:30の出発になります。
★保津川下りの乗船料金は、
大人ひとり…\4.100円
子供(4歳~小学生)…\2.100円で、
3才以下のお子様お乗船料金は無料ですが、席はありませんので、
子供さんは大人のお膝に乗せてください。
TEL 0771-22-5846
営業時間: 9時から17時(電話 8時より)
あとがき
保津川下りは船頭さん3人で船を操作して下っていくのですが、
ネットで評判の船頭さんのコンビネーションが絶妙で面白おかしく、
2時間があっという間に感じます。
嵐山到着の少し手前で物売りの船が近付いて来たので、
イカ焼き・みたらし団子などを購入してしまいました。
あんなふうに船で近づいてこられたら、買ってしまいますよね!