宝厳院 秋の特別拝観と夜間特別拝観の見所と紅葉のライトアップはいつまで?

神社仏閣

京都・嵐山の宝厳院で開催される
秋の特別拝観と夜間拝観の、
開催期間や拝観時間、
拝観料金をお知らせしています。

また、宝厳院の歴史や見どころ、
紅葉のライトアップについて、

そして宝厳院へのアクセスで、
電車やバス、
お車の場合についてお伝えしています。

  

宝厳院 秋の特別拝観と夜間特別拝観

京都市右京区にある宝厳院(ほうごんいん)は、臨済宗天龍寺派の寺院です。

宝厳院は、寛正2年(1461年)、
細川頼之が聖仲永光を開山に招聘して創建されました。

当時は、今の京都市内の上京区にありましたが、
応仁の乱に巻き込まれて焼失し、
天正年間(1573~1591年)に再興されました。

明治時代に、河川工事のため、それまであった寺域が買い上げられ、
嵯峨 天龍寺の塔頭 弘源寺に移転し、
さらに、平成14年、天龍寺方丈の南側の土地を購入し再興されました。

宝厳院は、2008年に本堂を再興し、
そのほか、建造物として価値が認められ保存された大正時代の建物が、
書院とされています。

宝厳院 秋の特別拝観 

開催期間 :
2018年10月6日(土)〜12月9日(日)

拝観時間:
午前9時~午後5時
受付終了:(本堂)午後4時30分
      (庭園)午後4時45分

拝観志納料(庭園):
大人500円 小中学生300円

宝厳院・弘源寺割引共通券900円

宝厳院本堂特別公開:
別途志納料(大人500円・小中学生300円)が必要です。

宝厳院 秋の夜間特別拝観 

開催期間:
2018年11月9日(金)~12月2日(日)

拝観時間:
午後5時30分~午後8時30分閉門
※受付終了:(本堂)午後8時
      (庭園)午後8時15分

拝観志納料(庭園):
大人600円 小中学生300円
宝厳院本堂特別公開:
別途志納料(大人500円・小中学生300円)が必要です。

★拝観時の注意事項

「進入禁止」の表示がある場所や、
「こけ」が生い茂った場所へは立ち入らないで下さい。

撮影時の注意事項につきまして、
境内での飲食及び一脚・三脚等の撮影補助機材を用いた写真撮影、
写生はご遠慮下さい。

また、庭園の撮影は可能でございますが、
本尊、襖絵を含む建物内部の撮影は一切禁止させて頂いております。

宝厳院の環境保全へのご協力、よろしくお願いいたします。

宝厳院見所と紅葉のライトアップ

京都の嵐山にある、ユネスコ世界文化遺産「天龍寺」、
その塔頭寺院のひとつである「宝厳院(ほうごんいん)」は、
通常非公開とされていて、毎年、春と秋の2回だけ公開される寺院で、
回遊式庭園「獅子吼(ししく)の庭」が特別公開されます。

宝厳院の庭園「獅子吼の庭」は、
室町時代に中国に二度渡った禅僧、策彦周良禅師によって作庭され、
嵐山の景観を匠に取り入れた借景式山水庭園です。

その名にある「獅子吼」とは「仏が説法する」の意味であり、
庭園内を散策し、鳥の声、風の音を聴く事によって、
人生の心理、正道を肌で感じ、心が大変癒する庭です。

宝厳院の庭園は、江戸時代の「都林泉名勝図会」に紹介された、
洛西の名園中の名園です。

宝厳院のご本尊様は十一面観音で、
脇仏に、観世音菩薩三十三体と地蔵菩薩があります。

また、本堂の襖絵「風河燦燦三三自在(田村能里子画伯筆)」も、
秋の特別拝観で公開 されます。

ただし、11月1日から10日までの間、法務の為、
本堂襖絵「風河燦燦三三自在」は拝観いただけません。

宝厳院の庭園「獅子吼の庭」では、夜間特別拝観を行ないます。

紅葉に覆われ、宝厳院の庭園「獅子吼の庭」は紅葉の名所です。

獅子の形をした獅子岩や岩から生えた破岩の松などと一緒に、
燃えるような紅葉がライトアップされ、
幽玄な美を浮かび上がらせます。

日中の獅子吼の庭庭園の鮮やかな紅葉とは違った、
夜間での静寂かつ艶やかな紅葉が織りなす幻想的な景観がお楽しめます。

紅葉の見頃 時期は、11月下旬から12月上旬にかけてで、
紅葉のライトアップは、夜間特別拝観と同じく、
11月9日から12月2日までです。

京都には、紅葉の名所と言われている所がたくさんあり、
それぞれの良さは、観る人の好みだと思います。

ここ嵐山も紅葉の名所として有名ですが、
宝厳院の紅葉は、散りかけがおすすめです。

周りの山々も赤く燃え、
地面に敷き詰められた濃い緑色の苔の上に、
真っ赤な紅葉が降り積もっていく様子がたまりません。

行灯が並べられた小径を歩きながら、
ライトアップされた朱色の空と、
葉と葉の隙間から覗く秋の夜空は、
宇宙に吸い込まれるような感じがします。

嵐山渡月橋から歩いて5分の宝厳院の近くには、
テレビCMにもよく出てくる竹林があります。

さらにその奥へと進むと、常寂光寺や二尊院、祇王寺と、
紅葉の中に有名な寺院が点在しています。

京都 宝厳院へのアクセス

臨済宗大本山天龍寺塔頭寺院 大亀山 宝厳院

所在地
京都府京都市右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町36

電話
075-861-0091

宝厳院公式サイト
http://www.hogonin.jp/

★宝厳院への交通アクセス

電車
🚋JR京都駅から JR嵯峨野線(山陰線)→「嵯峨嵐山駅」下車徒歩10分

🚋嵐電(京福電車)四条大宮駅から→「嵐山駅」下車徒歩3分

🚋嵐電(京福電車)白梅町駅→「嵐山駅」下車徒歩3分

🚋阪急四条烏丸から阪急電車で桂駅 乗り換えて→「阪急嵐山駅」下車徒歩10分

🚋京阪三条で下車、地下鉄東西線二条駅でJR嵯峨野線(山陰線)に乗り換え、
 →「嵯峨嵐山駅」下車徒歩10分

🚋京阪四条で下車、阪急祇園四条~桂駅 乗り換え→「阪急嵐山駅」下車徒歩10分

バス
🚌JR京都駅前より京都市バス 28番にご乗車、「嵐山天龍寺前駅」で下車。
そこから徒歩約5分です。

🚌JR京都駅前より京都バス72番、もしくは73番にご乗車、
「京福嵐山駅前」で下車。
そこから徒歩約5分です。
 

車でお越しの方

🚙 車の場合、道が混み合いますので、
なるべく公共の交通機関をおすすめします。

🅿駐車場
最寄りに天龍寺駐車場(有料)がございますので、
そちらをご利用ください。

あとがき

桜前線とは逆で、
紅葉前線は北の方から少しずつ降りてきます。

だんだんと肌寒さが増していき、
もうそこまで冬が着ていることを感じます。

寒さが増すと、色の鮮やかさも増していきます。

緑と赤という補色関係の色合いが目を奪います。