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泉涌寺 即成院の二十五菩薩お練り供養とはどんな式典でいつ行われる

投稿日:

京都 泉涌寺の総門前北側にある即成院で行われる、
『二十五菩薩お練り供養』は、
なかなか見ごたえのあるお練り供養です。

その二十五菩薩お練り供養についてや、
即成院建立の歴史についてまとめてみました。

ぜひ一度、
即成院の二十五菩薩お練り供養法会へご参拝ください。

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泉涌寺 即成院の二十五菩薩お練り供養とはどんな式典

即成院の二十五菩薩お練り供養2018年の日程

即成院の二十五菩薩お練り供養は、
毎年10月の第3日曜日に行われています。

即成院 二十五菩薩お練り供養
2018年は、
10月21日(日)午後1時から行われます。

一千年の祈りを今に伝える、
即成院の阿弥陀如来二十五菩薩お練り供養大法会は、
現世極楽浄土の絵巻物をほうふつとさせる、
京洛の秋の名行事として広く知られています。 

また、御本尊阿弥陀如来と共に、
国の重要文化財に指定されます二十五菩薩坐像は、
二十五菩薩が揃っての立体的仏像彫刻としては、
わが国唯一の素晴らしい貴重な文化財です。

即成院の二十五菩薩お練り供養法会について

二十五菩薩お練り供養法会は、
毎年10月の第3日曜日に行われる、
華やかで人目を引く珍しい仏教行事です。

浄土教では、臨終のときに、
阿弥陀如来が二十五菩薩とともに迎えにきて、
極楽浄土に導いてくれるとされています。

その「来迎思想」にもとづき、
仮装して演じて行列を作って境内を練り歩くお練りは、
本堂を極楽浄土、地蔵堂を現世に見立て、
その間に高さ2m、長さ50mの橋が掛けられます。

阿弥陀如来の化身である大地蔵菩薩を先頭に、
金襴のきらびやかな菩薩装束をつけた25名の児童など、
総勢300名近くの人々が、橋をゆっくりと渡る行事です。

即成院の二十五菩薩像(重要文化財)について

本堂内の4段のひな段状の仏壇に、
阿弥陀如来を中心としてに安置されている。

「阿弥陀二十五菩薩来迎図」は、阿弥陀如来と二十五体の菩薩が、
死者を西方極楽浄土へ導くさまを表現したもの。

 「阿弥陀二十五菩薩来迎図」など、
絵画作品としては多く表現されているが、
等身大の仏像で表わしたものは珍しく、
文化財指定をされている唯一のものです。

阿弥陀如来の左右には、
死者を乗せるための蓮台を捧げ持つ観音菩薩像と、
合掌する勢至菩薩像が置かれ、
その他の二十三体の菩薩像の多くは楽器を演奏する姿となっています。

二十五体の菩薩さまは、
十体が平安時代の作で、
残りの十五体は、
平安彫刻の様式を忠実に模した江戸時代の補作に代わっています。

泉涌寺 即成院の歴史

即成院 建立の経緯と寺号の復活

平安時代中期、992年(皇紀1652)正暦3年に、
恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)が、
伏見に建立した「光明院」が前身です。

1087年(皇紀1747)寛治元年
関白 藤原頼通の第三子で歌人の橘俊綱が、
伏見山に山荘を営むときに、
阿弥陀堂を建立し、光明院を持仏堂として傍に移設し、
阿弥陀如来と二十五菩薩像を安置して
「即成就院(そくじょうじゅいん)」と称したのが由来で、
「伏見寺」とも称されました。

1594年(皇紀2254)文禄3年
豊臣秀吉の伏見城築城にともない、
伏見大亀谷(伏見区深草)に、強制的に移転させられました。

1872年(皇紀2532)明治5年
廃仏毀釈により廃寺となり、
ご本尊などの仏像は泉涌寺に引き取られました。

1887年(皇紀2547)明治20年
泉涌寺大門前に仮堂が建設され、即成院は復興しました。

1899年(皇紀2559)明治32年
即成院は泉涌寺塔頭の法安寺(ほうあんじ)と合併しました。

1902年(皇紀2562)明治35年
大門前から総門近くの現在地に移されました。

1911年(皇紀2571)明治44年
阿弥陀如来と二十五菩薩像が「法安寺」の所有として、
重要文化財(当時の国宝)に指定されました。

1941年(皇紀2601)昭和16年
「即成院」の寺号が復活しました。

泉涌寺 即成院について

即成院は、泉涌寺の塔頭のひとつで、
京都府京都市東山区泉涌寺山内町にある真言宗泉涌寺派の寺院です。

ご本尊は阿弥陀如来様で、山号は光明山。

毎年10月に行われる「二十五菩薩練供養」の行事で知られ、
山内には那須与一の墓があり、
通称は那須の与一さんと呼ばれています。

真言宗泉涌寺派総本山泉涌寺の塔頭
準別格本山

山号:光明山

本尊:阿弥陀如来

開基:橘俊綱

通称:那須与一さん(なすのよいちさん)

「即成院」とは、「即成就院」の略で、
ご本尊様 阿弥陀如来の御利益で、
速やかに願い事が成就することを意味するもので、
その寺名にちなんで、ポックリ信仰の寺院とされています。

即成院は、源平合戦の那須与一のゆかりの寺として知られ、
即成院本堂裏には、那須与一のお墓があります。

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 <本堂>

即成院の寺宝で重要文化財の
本尊の阿弥陀如来像と二十五菩薩像が安置されています。

寛治8年(1094)に造られたという来迎の阿弥陀如来と二十五の菩薩です。

寺伝では、恵心僧都作と言われていますが、
近年は平安時代の代表的仏師、定朝とその弟子による優品とされています。

阿弥陀如来の高さは5.5メートルもあり、
居並ぶ二十五菩薩もそれぞれ像高が150センチあります。

見上げるほどに大きい阿弥陀座像と二十五の菩薩の姿は、
極楽浄土の世界を立体的に描いたもので、
国の重要文化財に指定されています。

 <即成院と那須与一>

源義経の家来であった那須与一は、
義経の命を受け京に向かう道中、突然の病に倒れました。

伏見で療養していた際、与一は、
熱心に即成院の阿弥陀さまを信仰したそうです。

そして、その霊験で病も癒え、
「屋島の戦い」では、
平家の船上に掲げた扇の的を見事一発の弓矢にて射抜くという、
素晴らしい武勲を立てたとされております。

与一はその後、即成院の阿弥陀さまの仏徳を感じ、
京都に凱旋して戻り、すぐに出家し、
残りの後半の人生を「源平の戦い」で亡くなった方々の、
菩提を弔うという人生の選択肢をとり、
京の地で平穏に暮らしましたが、
最終的には即成院の阿弥陀さまの前で亡くなりました。

そしてその後、境内には与一の遺徳を讃え、
巨大な石塔のお墓が立てられました。

現在、即成院には、那須与一の功績にあやかろうと、
成功を願う多くの人々が、扇に願い事を朱色で筆書きし、
「願いが的へ」と、与一の石碑に奉納されます。

即成院では皆様から奉納された「願い扇」を、
御本尊阿弥陀さまへご祈願の後、
那須与一の墓碑にご奉納させて頂き、
年に一度の大護摩法要にて、お焚き上げをし、
大願成就をお祈りいたしております。

 <即成院の阿吽の狛犬>
阿形と吽形の2匹の犬
 
空海が真言密教の霊場にふさわしい場所を探して各地を歩いていたとき、
二匹の犬が現れて高野山へと導いたといわています。

阿(物事の始まり)から、吽(物事の終わり)まで、
今年一年万事阿吽の呼吸で上手く流れて福運を授かりますよう、
まず阿形のわんちゃんの頭から体全体を撫で撫でしてあげて、
次に吽形のわんちゃんの頭から体全体を撫で撫でしてあげてお参り下さい。

即成院へのアクセス

即成院(そくじょういん)(SokujyouIn)

所在地:〒605-0977 京都府京都市東山区泉涌寺山内町28   
電話: 075-561-3443

JRでお越しの場合
京都駅(八条口)から、タクシーで約5分
京都駅(烏丸口)から、市バス(208)にて泉涌寺道下車、徒歩7分
東福寺駅(奈良線)から徒歩10分

京阪電車でお越しの場合
七条駅から市バス(208)にて泉涌寺道下車、徒歩7分
四条駅から市バス(207)にて泉涌寺道下車、徒歩7分
東福寺駅から徒歩10分

阪急電車でお越しの場合
河原町駅下車、四条河原町バス停から市バス(207)にて泉涌寺道下車、
徒歩7分

近鉄電車でお越しの場合
京都駅(八条口)から、タクシーで約5分
京都駅(烏丸口)から、市バス(208)にて泉涌寺道下車、徒歩7分
東寺駅から、市バス(202、207、208)にて泉涌寺道下車、徒歩7分

※市バスを利用される方へご注意!
市バス202、207、208は循環バスです。
必ず東向きに運行しているバスにご乗車ください。

あとがき

泉涌寺 即成院の『二十五菩薩お練り供養』

お供養法会ですから、
興味深いなんて言ったらバチが当たりそうですが、
これは一見の価値ありというか、
フォトジェニックな法要です。

二十五菩薩の金色の仮面は、迫力満点で、
インスタ映え間違いなしです。

まだあまり知られていないのか、
昨年は雨だったせいか、それほど混雑していませんでした。

今年はお天気に恵まれることを祈って、
参拝して見たいと思います。

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