世界遺産下鴨神社で、伝統の『流し雛』が行われます。
平安時代から続くこの行事に、観光客も含めたくさんの人が訪れ混雑します。
下鴨神社の流し雛は、三月三日のひな祭りに行われますが、
流し雛は何時ごろから始まり、いつ頃が混雑しているかをご案内します。
下鴨神社の流し雛で人気のある『十二単の着付け』の実演も、
かなり混雑しますのでご注意を!
十二単と衣冠束帯姿のカップルは、おひなさまの実物バージョン、
女びなの十二単は下鴨神社“葵祭の斎王代”と同じ女房装束ですね。
下鴨神社の流し雛
春三月、ひな祭りの時期になると、
雛飾りを用意するご家庭も多いことでしょう。
雛飾りはとてもきれいですが、
あの雛飾りは江戸時代になってから始まった風習だってご存知ですか?
平安時代には、
ひな祭りは雛に穢れ託して祓う、
子供の無病息災を願う厄払いの行事だったそうです。
そんな古いひな祭りを見ることができるのは、
下鴨神社の流し雛です!!
毎年3月3日に京都の下鴨神社で開催される流し雛は、
平安時代から続いていると言われるとても歴史の古い神事です。
桟俵(さんだわら)に乗せた和紙と土でできた男雛女雛のひな人形を、
境内にある御手洗川に流すことで、
子供の成長と無病息災を願うことができます。
当日は、男雛女雛の恰好をした男女や舞妓さんも参加して、
とっても華やかな雰囲気で行われます。
一般の人も流し雛を購入して自由に流すことができます。
流し雛の式典は、11:00からスタートします。
最初に神官、男雛女雛、幼稚園児の代表、
そして舞妓さんたちがおひな様を流して、
12:00ごろから一般の人の順番となります。
下鴨神社の流し雛 十二単の着付けが見られる
流し雛の前に、10:30ごろから十二単と束帯の着付けが公開で行われますので、
早めに行くのがおすすめですよ。
下鴨神社の流し雛神事では、
一般公募の男雛女雛が、雅やかな衣装を着けて登場します。
登場する男雛女雛は、
結婚予定のカップルから一般公募で選ばれます。
きっと下鴨神社で挙式するのでしょうね。
恋愛成就でも人気がある下鴨神社では、
十二単衣を着ての結婚式がとても人気なため、公募の倍率も高いようです。
ただ、多くの人に写真を撮られますし、
女性は着付けのモデルにもなるので、考慮の上、応募してくださいね。
十二単(じゅうにひとえ)正式には女房装束と言い、
葵祭の斎王代が着ている衣装です。
女雛様の十二単の着付けは、やはり見どころでしょう。
十二単の着付けは、なかなか見られるものではありません。
何層にも重ね着する十二単の着付けを生で見られるので、
女性の方はぜひ、9:40には橋殿の前を陣取ってください。
丁寧な解説つきですよ。
十二単・衣冠束帯姿の生きた男雛女雛を激写 インスタ映え間違いなしです!
十二単・衣冠束帯姿の男雛女雛が、
雛飾りのように座って被写体になる瞬間があります。
等身大のひな人形みたいで、多くの人がこぞって写真を撮りますよ。
和装が好きな人にもおすすめです。
そのあと流し雛神事が行われます。
下鴨神社の流し雛 混雑する時間はいつ?
流し雛は、女の子だけじゃなく、
子供たちの無病息災を願うのが一番の目的なので、
子連れの若い夫婦が多いですが、
風情があって素敵なイベントですし、
男雛女雛も見られるので、興味がある人はぜひ足を運んでみてください。
下鴨神社の流し雛は、3月3日 11:00から行われます。
拝殿前の受付で、先着100名ほどに無料の『流し雛』が配られます。
先着200名くらいの時もあるようなのですが、
あっという間に終了してしまいます。
予定では10時過ぎに配布開始となるので、
それより早く並んでおかないと、無料で頂けません。
多くの人が並んでいると、
予定よりも早く配布することもあるようなので気を付けてくださいね。
でも、『流し雛』は、購入もできますよ!
小さいものが500円、大きいものが1000円です。(雛あられ付き)
コチラも早々に完売してしまうことがあるのでご注意ください。
10時30分から、橋殿にて十二単・束帯衣着付けがあります。
人気の催しなので、ここも早くから陣取らないと、
見やすいところは混雑します。
11時00分から流し雛の儀式典があり、
12時00分から一般参拝者による流し雛となります。
ここもはじめは混雑しますが、次第に混雑はおさまります。
流したお雛様は、最終的に輪橋の下で全部回収されて、神社で炊き上げられます。
なので、
購入した際にはビニール袋に入っていますが、
出してから流すようにしましょう。
ただ、基本的に流し雛は、購入してすぐに流すのではなく、
持って帰って1年間家に飾っておき、
翌年に流しに来るのが習わしです。
でも、
最近はほとんどの人が購入してすぐに流します。
それでも、きちんと願掛けすれば良いようです。
世界遺産 下鴨神社(賀茂御祖神社)http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町59
TEL075-781-0010
あとがき
ながい間、おひな様を飾ることもなかったのですが、
今年は久しぶりにひな人形を飾ってみました。
娘のお友達も呼んで、おひな様パーティーを開催します。
女の子(すっかりおばさんですが)はいくつになっても、おひな様が大好きです。