京都マラソン2019コースの高低差と難易度 観光スポットの応援ポイントは?

冬の行事

底冷えの京都の街を走る京都マラソンも、
2019年で8回目になります。
いつも駅伝などで使うコースと違い、
京都マラソンは、京都ならではの観光スポットを走ります。
盆地である京都市内、その高低差はどのようなものでしょうか。
いつもは観光客であふれる観光スポットが応援ポイントになります。
見どころいっぱいの京都マラソンのコースをご案内します。

  

京都マラソン2019開催日程とマラソンコース

第8回目の開催となる2019年の京都マラソンは
平成31年 2019年2月17日(日)に開催され、
参加者は1万6000人、制限時間は6時間です。

マラソン(42.195㎞)
ペア駅伝(1区約27.6㎞、2区約14.6㎞)
車いす競技(6.1㎞)

第8回京都マラソンスタート時間
8:55 車いす競技スタート
9:00 マラソン・ペア駅伝スタート
15:00 マラソン・ペア駅伝終了

京都マラソンは京都市で、2012年(皇紀2672)平成24年3月11日に、
第1回大会が開催された、大規模な市民参加型マラソン大会です。

京都では、昭和57年まで同名の『京都マラソン大会』が開催されていました。

1983年(皇紀2643)昭和58年からは、
全国都道府県対抗女子駅伝競走大会へ衣替えされ、
第37回 皇后杯全国女子駅伝は、
2019年1月13日(日)12時30分スタート

平成23年5月16日に、第1回「京都マラソン実行委員会」が開かれ、
第1回 京都マラソン大会の開催が発表されました。

そして、2012年(皇紀2672)平成24年3月11日
 第1回大会「京都マラソン2012」が開催されました。

皇后盃 全国都道府県対抗女子駅伝競走大会は、
毎年1月の第2日曜日に、日本陸上競技連盟主催で行われますが、
大規模な市民参加型マラソン大会『京都マラソン』は京都陸上競技協会の主催です。

京都マラソンの趣旨は、
市民スポーツの振興に資する大会、
参加者・応援者・市民が一体となって楽しめる大会で、
京都の魅力を国内外に発信する大会として、
「DO YOU KYOTO?」を実践する環境に配慮した大会をめざすものです。

京都マラソン2019のコース案内!

スタートは、西京極総合運動公園 陸上競技場です。

 <京都マラソン2019のコース案内>

午前9時
西京極総合運動公園 陸上競技場をスタート
五条通を東へ進み、葛野大路通りを北へ向かいます。

葛野大路四条を西へ折れて、四条通を松尾橋東詰めまで進み、
松尾橋の手前、桂川の東側を渡月橋(罧原堤・ふしはらつつみ)手前まで進みます。

嵐山高架橋を通って清滝道を北行し、国道29号を一条通に入ります。

清涼寺付近から大覚寺付近を通り、広沢池を左手に見ながら一条山越通り、
東へ進み福王子交差点をさらに東へ進むと“きぬかけの路”へと続き、
仁和寺の二王門が左手に見えます。(このあたりで10㎞です)

きぬかけの路をどんどん進むと、仁和寺の次は竜安寺が見えてきます。

立命館大学衣笠学舎の北側を進むと『京都府立堂本印象美術館』があり、
その少し先の木辻馬代交差点で南に折れて、馬代通りへと入ります。

馬代通りを南に下り、
小松原北町交差点で上立売通へ左折し東へ向かいます。

上立売通から西大路通へ出ると目の前には平野神社が見え、左折し北行します。

西大路通りを北上し、わら天神宮を左に見て進むと、金閣寺前交差点があり、
もう少し進むと、道は右へと曲がるようにして北大路通に入ります。

北大路通りを東へ進み、千本北大路交差点を過ぎて少し行くと、
船岡山が右手に見え、反対側に今宮神社の大きな鳥居が見えます。
(このあたりで15㎞です)

左折してその鳥居をくぐり北へ進むと、右手には大徳寺が見えますが、
まっすぐ前を見ると、目の前に今宮神社が見えます。

今宮神社の門前で少し右折して、今宮通りの交差点で左折し北上します。

すぐ左手に、
かの有名な『あぶり餅』に一和とかざりやが向かい合わせにありますが、
あぶり餅のことは忘れて、さらに北上します。

そこは船岡東通りという処で、このマラソンの高低差で言うと、
このあたりが最も高いところです。

船岡東通りを北上し、
北山通りを越えてさらに進むと『大宮交通公園』があります。

船岡東通りを御園橋通りで右折して東へ向かい、
御園橋の手前、賀茂川の西側を賀茂川に沿って北上し、西賀茂橋を渡ります。

今度は賀茂川の東側の加茂街道を下って行って、
上賀茂神社付近を左に見ながら、右側の御園橋を西へ渡り、
賀茂川の西側を南へ進みます。

北山橋まで来たら北山橋を東へ渡り、
京都府立植物園の北側、北山通を東へと進みます。

この辺りが京都マラソンの中間点になります。

松ヶ崎を通って北山通りを東へ進んだ突き当り、
修学院で折り返し、北山通を下鴨本通りまで行って左折、南下します。

下鴨本通りを北大路通りまで来たら折り返し、再び下鴨本通りを北行します。

下鴨本通りを北山通まで行き左折、北山通を西へ進み、
京都コンサートホールを通過して植物園内を走行します。

植物園北門から北山通りへ出て西に向かい、
北山橋から賀茂川沿い西側を南下し、出雲路橋を超え、
丸太町橋から丸太町通りを西へ走って、烏丸丸太町で折り返します。

丸太町通りを河原町通りまで戻ってきたら、右折して河原町通りを南下します。

河原町通り御池で右折して少しだけ西へ向かったところ、市役所前で折返します。

ここには、百人一首をモチーフとした雅やかなメインビジュアルをあしらった、
京都マラソン2019の壁面広告が登場デス!

再び河原町通りを丸太町まで北上し、丸太町通りを右折して東へ向かいます。

鴨川の東側、川端通りを北上し、東一条通を東へ向かいます。

東一条通り東大路の交差点を左折し、今出川通りまで北上、
東大路今出川(百万遍)を右折、このあたりは京都大学の各学部が集まっています。

百万遍から今出川通りを白川通りまで行って、銀閣寺の手前で折り返します。

百万遍まで戻って東大路を南下し、東大路通りを丸太町通りを超えて南へ進み、
疎水沿いにコースをとれば、ゴールの平安神宮は、もうそこです。

京都マラソン2019コースの高低差と難易度

京都は盆地で、
東寺さんの五重塔のてっぺんと京都御所のあたりの高さが一緒で、
さらに、すり鉢のように外側へ行くほど高くなっています。

スタート地点の西京極総合運動公園 陸上競技場が一番低く、
今宮神社から船岡本通り、御園橋あたりが一番高く、
その高低差は約70m近くありますから、25階建てのビル位ですかね。

ただし、京都には景観に対するいろいろな決まりがあって、
高層ビルは建ちません。

スタート地点の海抜が25mほどのところで、
10㎞を過ぎるころは海抜70mを越します。

10㎞地点から20㎞地点辺りはアップダウンを繰り返しますが、
そのあとはなだらかに下っていきます。
折返しが多いのも京都マラソンの特徴かもしれません。

当日は市内全域で大規模な渋滞が予想されます。
緊急自動車や路線バスの円滑な運行のためには、
自動車交通量の大幅な削減が必要です。

市内各地域で交通規制がされます。
前もっても確認と、なるべくなら大会当日はマイカーを使用しないように、
協力してください。

京都マラソン2019コース 観光スポットの応援ポイントは?


京都マラソン2019では、
吹奏楽、合唱など音楽系団体、ダンス、
チアリーディングなどパフォーマンス系団体の参加を募り、
『沿道盛り上げ隊』として、
京都マラソンコース沿道15箇所に配置(予定)です。(募集終了)

沿道盛り上げ隊は、
・ランナーに喜ばれ、元気を与える応援
・ランナーと沿道が一体となる応援
・京都を感じさせる応援 であること!

また、政治目的、宗教の宣伝、営利目的、
その他主催者が不適切と判断した場合は受付ができない場合があります。
火気の使用、危険性のあるものも認められません。

一般の応援は、それぞれお好きなところで思いっきり応援してください!
ただし、
2月中旬の京都は、底冷えのど真ん中、
防寒の準備を万全に応援してください。

京都マラソンは、京都市内の歴史溢れる神社仏閣など、
山紫水明の自然を感じながら、7つの世界遺産(古都京都の文化財)や、
五山の送り火の全ての山を眺望できるなど、
多くの観光名所を巡るコースで行われます。

西京極総合運動公園 陸上競技場をスタートし、
嵐山・渡月橋を眺めながら桂川沿いを走ます。

その後、嵯峨野・広沢池を通過し、
平安の昔より景勝地として栄えたきぬかけの路で自然を感じながら、
京都府立植物園内や京都のシンボル鴨川沿いを走ります。

さらには京都御苑の豊かな緑と歴史にふれながら、
送り火の五山(鳥居形、左大文字、船形、妙法、大文字)を
全て眺望することができるのも京都マラソンならではの醍醐味です。

とはいうものの、走っているランナーの方は、
景色や風情を楽しんでいる余裕なんてあるのでしょうか?

スタート地点から嵐山や渡月橋が見える辺りまでは余裕かも知れませんが、
そのあとどんどん高低差も大きくなります。

きぬかけの路から今宮さんを抜ける辺りはさらに登坂が激しく、
西賀茂橋で折り返すまでは、普段は閑静な住宅地です。

京都マラソンの応援するのに、
ランナーを待っている間も京都を味わえるところといえば、
京都府立植物園や賀茂川の河沿いがオススメです。

近隣の方のご迷惑にならないようにお気を付けください!


応援がアツい!~大学のまち・京都~

地元住民の方の他、10もの大学がコース沿道があることから、
たくさんの大学生がランナー・ボランティア・沿道盛り上げ隊として参加し、
大会を活気づけてくれます。

ロードレースのまち京都は駅伝発祥の地として知られています。

今回の京都マラソンも、
世界的なトップアスリートの登竜門ともなっている、
全国高校駅伝や皇后盃全国女子駅伝などと同じく
西京極総合運動公園をスタートします。

そのあとは、
西大路通や東大路通、丸太町通等の都大路も走り、
いつもの駅伝やマラソンのコースとは、ちょっと景色が違います。

京都らしさを満喫できる風光明媚な光景を目にすることができます。

コース周辺には、
天龍寺、仁和寺、龍安寺、金閣寺、上賀茂神社、下鴨神社、銀閣寺の
7つの世界文化遺産が存在します。
また、
梅宮大社、松尾大社、清凉寺、大覚寺、平野神社、わら天神、
大徳寺、今宮神社、平安神宮など数多くの観光名所にも出会えます。

あとがき

観光で京都の神社仏閣を見て回る人々と、
マラソンで京都街を疾走するランナーたちの目に映る京都の景色は、
どのように違うのだろうか。
寒さの中、ランナーを応援する人々が見る京都の街も、
その向こうにある古都の深い歴史をきっと感じているのでしょう。