正倉院展の行き方と楽しみ方!日帰りバスツアーで参加するメリットは?

秋の行事

奈良国立博物館の正倉院展に行くとき、
一人で行きますか?
それとも日帰りバスツアーで参加しますか?
正倉院展の楽しみ方は、
どちらがベストなのでしょうか。
それぞれのメリットとデメリットについて、
私的見解ですが、ご案内しています。
前売り券やオータムレイトチケットの購入の仕方や、
正倉院展の開館時間と閉館時間についても、
それらと合わせてご参考になりましたら幸いです。

  

正倉院展の行き方 日帰りバスツアーで参加する?

奈良国立博物館で、毎年秋に開催される正倉院展は、
普段、非公開とされ正倉院に保管ている、
正倉院の宝物を見るとこが出来る、
たいへん貴重なチャンスなのです。

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正倉院は、
奈良の大仏様(廬舎那仏)がおられる東大寺の境内の北の方にあります。

なぜ、正倉院が海外の人たちにも知られるほど、
素晴らしいものなのかをご存知ですか?

それは、正倉院に保管されている宝物が、
8世紀の奈良時代に納められたもので、
世界中の珍しい材料や、高度な技術が使われた、
美術・工芸品がたくさんあるからなのです。

それらは、遺跡などから発掘されたものではなく、
後世に伝えよう、後世に伝えなくては・・・という思いで、
大切に保管されてきたもので、
これほど古いものを、美しいままにたくさんまとめて倉の中に保管し、
伝えてきたのは、世界でも正倉院だけなのです。

1250年以上もの長い間、どのようにして正倉院の宝物が守られ、
今に伝わってきたのでしょうか?

正倉院の宝物にはどのようなものが保管されていて、
どのようにして国際性豊かな宝物の品々が、
奈良にあるこの正倉院に集まってきたのでしょうか?

正倉院展を見学すれば、
その謎の秘密に出会えるかもしれません。

大変興味深い奈良の正倉院展を見学しようとするとき、
あなたは個人で奈良国立博物館を訪れて、
正倉院展で正倉院の宝物を見ますか?
それとも、
クラブツーリズムや読売旅行などの旅行会社が企画する、
バスツアーや、パックツアーに参加されますか?

正倉院までの道のりが遠い場合、宿泊するかどうかや、
日程はいつにするのか?交通費はいくらかかるのか?チケットの入手方法は?
など、人によって都合の良い参加方法は違います。

ここでは、個人で正倉院展へ行く場合と、
バスツアーで参加する場合について、
その双方のメリットとデメリットをご紹介します。

正倉院展の楽しみ方 オータムレイトチケットのメリット

まず、いつも思うのですが、
正倉院展に限らず、
美術館や博物館などで展示品を観たいと思って参加する時、

「今度、〇〇展に行くの」といったばっかりに、
「うわー!私も行くぅ~!」っていう友達がいたりします。

「いやー一人で行くから・・・」なんてことを言えないばっかりに、
一緒に行くことになるときが良くあります。

別に、その友達が嫌だというわけではないのですが、
私的には、美術館や博物館へは、
静かに一人で行ったほうが良いのではないかと考えています。

人にはそれぞれ、人と違った感受性を持ち合わせています。
それが人間の良さだと思います。

美術館で、ある一つの絵の前に立った時、
その絵に引き寄せられるような感覚になり、佇んでしまう瞬間はありませんか?

その絵に何かを感じ、絵と心が通信しているような瞬間です。

しかしその時、同行している人がさっさと先の方へ進んでいってしまって、
『この絵には興味ないのだろうか、待たせてはいけないなぁー』って、
気をまわしてしまうことがあるんです。

またその逆もあって、自分勝手なことですが、
何グズグズしてるんだろう…なんて思ったりもします。

そんな時、一人で来れば良かったと後悔したりもします。

私の場合、正倉院展のような自分にとって興味深い品々を見るときは、
自分のペースで観て回りたいのです。

ですから、そういう人には一人で行かれることをオススメします。

個人で正倉院展に行くときは、
チケットの前売り券を購入される方がいいです。

前売りチケットは、
奈良国立博物館観覧券売場、近鉄各駅営業所、近畿日本ツーリスト、
JR東海ツアーズ、JTB、日本旅行、チケットぴあ・サークルKサンクス、
ローソンチケット、セブンイレブン、CNプレイガイド、イープラスなどで
9月の初旬から10月の開催日の前日まで販売されています。

当日券は1100円ですが、前売り券は1000円 百円安いです!

一人で時間を気にせず正倉院展に行った場合でも、
やはり待ち時間は少しでも少ないほうがいいですよね。

正倉院展の空いている時間帯を狙うのであれば、
なるべく朝早くに、奈良国立博物館へ着いていた方がいいので、
前売りチケットゲットは必須です。

朝早くについても、チケット売り場で並ばなければいけないというのでは、
当日券のチケット売り場に並ぶ時間がロスになるので、
前売り券は100円以上お得だということです。

それでも休日には、奈良国立博物館の開館前に、
朝早くから正倉院展を観ようと入場を待つ人の列ができています。

一人で正倉院展に行く場合、日にちや時間は自分の思い通りになるので、
平日の朝一番がおすすめで、
平日も水曜日と木曜日は、混雑の可能性が少ない曜日です。

そんなに朝早くには行けないと云うのでしたら、
夕方が比較的すいているようです。

バスツアーのお客さんや、学校行事で来ている学生さんは、
帰りの時間があるので、早々に引き上げるようです。

団体さんが少なくなった時間帯を狙うのならば、
オータムレイトチケットというのがあります。

正倉院展の開催時間は、
月曜から木曜までが、午前9時から午後6時
金曜・土曜・日曜と祝日は、午前9時から午後8時までです。

このオータムレイトチケットは、
月曜から木曜の午後4時30分以降に入場できるチケットで、
週末の金曜から日曜、また、祝日は5時30分以降に使用できます。

オータムレイトチケットの販売は、奈良国立博物館の当日券売り場でのみ、
入場できる一時間前から販売されます。

オータムレイトチケットのお値段は800円 300円お得です!

ただし、月曜から木曜のオータムレイトチケットは、
午後3時30分から販売され、4時30分からの入場ですから、
閉館時間までの一時間半しか観ることはできません。

週末の金曜から日曜、また祝日は、入館できるのが5時30分ですが、
閉館時間が8時までですので、二時間半観ることが出来ます。

どちらも最終入館時間は、閉館の30分前までで、
開催期間中、休館日はありません。

ですから、正倉院展に個人で行かれる場合のメリットは、

自分の好きな日、好きな時間帯を選んで、
気を使わずゆっくりと正倉院展を観ることが出来るということです。

そして、デメリットとしては、
交通機関を調べたり、チケットの購入など、
自分でしなければいけないというところです。←当たり前のことですが…

正倉院展が開催される奈良国立博物館周辺にはどのような見どころがあるのか、周辺地域の観光スポットの詳しい情報はコチラで!

正倉院展 日帰りバスツアーで参加するメリットとデメリット

正倉院展に一人で行く場合と、バスツアーで参加する場合の、
どちらにどのようなメリットがあって、デメリットは何かということですが、

個人で行くときのメリットがバスツアーで参加する場合のデメリットになり、
バスツアーで参加する場合のメリットが、
個人で行くときのデメリットになるということです。

正倉院展に、旅行会社などが企画するバスツアーで参加した場合、
団体扱いですので、正倉院展の行われている奈良国立博物館に、
入館する時、一般で入館する時のような待ち時間はありません。

旅行会社の方で、
何時頃に何名が来館するかを伝えているからです。

博物館の中の込み具合で、多少待たされることはありますが、
長時間並んで待つようなことはありませんし、
もちろんチケット売り場に並ぶ必要もありません。

退館時間が決まっているので、いつまでも観ている訳にはいきませんが、
同行者と行動する時間が違っても、気にすることはありませんし、
はぐれることもありません。

バスツアーは一人でも参加できますし、
一人で参加しても道に迷うこともなければ、
帰りの電車の時間を気にすることもありません。

また、
適度に寂しくありませんし、
素敵な出会いが待っているかも知れません。

正倉院展に個人で行くか、バスツアーで参加するかは、
それぞれの事情もあり、好みの問題かも知れません。

正倉院展の宝物に興味をお持ちでしたら、
まず一回目はバスツアーで参加し、下見をしておいて、
個人で行かれるのがベターかと考えます。

ただし、同じ開催期間に行かれませんと、
同じ宝物を見ることが出来ません。

正倉院には、宮内庁が整理した宝物だけでも、
約9000件の宝物が保管されていて、
正倉院展には、そのうちの約70点が展示されます。

公開される宝物の品目は毎年変更されるので、
計算上は128回以上開催されないと一巡しないことになります。

一度展示されたものでも展示されることがあるようですから、
それ以上の回数、正倉院展を観ないと、
すべての宝物を観ることはできないことになります。

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まとめ

正倉院展はこの秋で69回目を迎えます。
大変人気がある正倉院展で、
旅行会社も各社いろいろな日帰りバスツアーや、
奈良観光・京都観光と合わせた宿泊ツアーなども企画しています。
古都の秋とともに、正倉院展の宝物をご覧になって、
古のシルクロードに思いを寄せてください。

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