子供には輝く太陽の下で、元気いっぱい遊んでほしい!
そんな子供に日焼けはさせない方が良いのでしょうか?
子供の日焼け止めが必要かどうか、
外で遊ばせるときの日焼け対策や、
日焼けを避ける対処法についてまとめました。
子供の日焼け止めの選び方について、
ご心配されている方のご参考になれば幸いです。
子供の日焼け止めは必要か?
子供はいつでも元気でいて欲しい!
それはすべての親御さんの願いですね。
それならば、日焼けなんか気にしないで、
外で思いっきり遊ばせた方がいいのでしょうか?
昔は、夏には競って真っ黒に日焼け自慢をしたものでした。
家に閉じこもっていないで、
子供は外で遊びなさい!って言われたものでした。
しかし最近、
子供に日焼けをさせていいのかどうかが問題になっています。
1980年代中ごろには、
オゾン層の破壊などの地球環境の変化に伴い、
紫外線が皮膚の老化や皮膚がんの原因となることとが証明され、
大人の紫外線対策はだいぶ充実されてきました。
しかし、
子供の紫外線対策については、
「小さいうちは日光浴をさせたほうがいい!」とか、
「赤ちゃんのうちからしっかり紫外線対策をしておいたほうがいい!」など、
いろんな意見があって、親としてはどっちがホント?って感じでした。
子供の日焼けって、しばらくすれば一皮むけて、
健康的な小麦色の肌になるだけで、
問題ないし、元気そうでいいと思っていました。
適度な紫外線は骨形成を助けたり、
皮膚の殺菌作用などの良い面ももっています。
しかし、紫外線は1日10分で十分に骨形成を助け、
18歳までに、生涯における紫外線量の約半分を浴びることもわかってきました。
これらのことをふまえ、
1998年に母子手帳から「日光浴のすすめ」という記載がなくなり、
むしろ子供の頃から紫外線対策が必要であることが常識となってきました。
180度の転換です!
オゾン層の破壊について、ニュースなどで耳にすることがありますが、
オゾン量の変化のために紫外線の量が、どんどん増えてきているのです。
実は、日本で紫外線測定が始まったのが1990年からで、
それ以前の正確な数値は分かっていないのです。
それほど紫外線について重要視していなかったということですね。
長年にわたって日に当たりすぎると、
20歳を過ぎた頃から皮膚に対しシミ、
シワなどの光老化症状というものを引き起こします。
原因は、紫外線が皮膚の細胞の遺伝子に多数の傷を与え、
時には遺伝子が正常に戻らないような変化をおこさせることによります。
シミ、シワというと何となく大人の病気という印象がありますが、
成人に比べ小児期は皮膚の細胞分裂が盛んなため、
このような遺伝子の変異が生じやすい時期なのです。
小児期に日焼けをすると、
肉眼では見えないものの光老化への第一歩となり、
20歳頃から皮膚に老化現象が現れ始めます。
つまり、子供の頃からの紫外線対策は必要だということです。
子供の日焼け対策と対処法
子供の頃からの紫外線対策は必要だということです。
昔の人の言葉が間違っていたのではなく、
地球や気候など、私たちの周りの環境が変わったのです。
ですから、子供には元気に育ってほしいですし、
夏のように紫外線が強い時期には、
外で遊ぶときや、太陽の光を浴びるときには、
昔では考えられないような対策が必要になってきたのです。
子供を外で遊ばせるには、
真昼の時間帯を避け、
なるべく肌の露出を少なくしたり、
サングラスや鍔の大きい帽子をかぶるようにする必要があります。
とは言え、理屈のわからない子供に、
帽子やサングラスを使うように言っても嫌がって取ってしまいます。
そうなると日焼け止めを使用して予防するしかありません。
ただ子供の肌はデリケートで、
日焼け止め効果の強さだけを考えて刺激の強いものを塗るとかぶれたり、
べとついて嫌がったりします。
そんな子供の日焼け止めには、
できるだけ低刺激性のベタつかないものを使ってあげることをお勧めします。
日焼けはさせたくないけど、
子供は元気いっぱい外で遊ばせることも大切です。
自由に外で遊ぶことが出来ないと、
子供はストレスをため込んで、
精神的に良くない結果に繋がりかねません。
親として子供にも使える日焼け止めを選択することは、
大切な責任の一つですね。
子供の紫外線対策ということで、
日焼け止めをちゃんと選ぶ必要があります。
子供の日焼け止めには、肌に低刺激な日焼け止めで、
子供が嫌がらないように、
ベタつかない日焼け止めでなければいけません。
子供の日焼け止めの選び方!
子供の日焼け止めの選び方は、
大人の日焼け止めのような強い成分のものは控えるようにしましょう。
SPFは弱いものを選び、
ある程度時間がたったら塗り直すようにしましょう。
SPFが強いと、肌への負担も大きいのです。
また、日焼け止めを塗る前には、保湿剤を塗ることをオススメします。
日焼け止めは、
どんなに肌に優しく低刺激でも肌が乾燥しやすくなります。
さらに、どんな落とし方で日焼け止めを落としたとしても、
最後に忘れてはいけないのが肌の保湿です。
日焼け止めを落とした洗顔後や入浴後は、
出来るだけすぐにボディクリームやローションなどで
保湿してあげるようにしましょう。
日焼け止めに表示されている
『SPF』や『PA』とはどういう表示なのでしょうか。
SPFやPA値はより高い方が良いと思われるかもしれませんが、
SPFの高い日焼け止めになると、
石鹸などでは落ちにくいものも多く、
SPFとPA値は共に数値が髙ければ高いほど、
肌への負担がかかりやすくなります。
SPFとPA値の役割を簡単にご説明します。
【SPF】
炎症を引き起こし、しみやそばかすの原因になる紫外線のことをUVBと言います。
UVBを基準の何倍防ぐことができる日焼け止めなのかを、
数値で表したものがSPFです。
日焼けで皮膚が赤くなるまでの時間を延ばす効果があります。
【PA】
皮膚の真皮にまで到達し、老化の原因となる紫外線をUVAと言います。
UVAを防ぐ強さを+の数で表したもので、
日焼けによって皮膚が黒くなるのを防ぐ効果があります。
日常の外出であれば、
SPF15やSPF20ぐらいまでの日焼け止めで充分でしょう。
海のレジャーや屋外でのイベントに参加する際は、
少しSPFの強い日焼け止めにしてみるか、
日常使っている日焼け止めを2度塗りしてもいいですね。
家に帰って、日焼け止めの必要がない状態になったときや、
時間がたって日焼け止めの効果が薄れ、
日焼け止めを塗りなおすようなときには、
塗り重ねるようなことはせず、
肌に残っている日焼け止めを、きれいに落とす必要があります。
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こまめに塗りなおすようにすれば、
肌に負担をかけずに紫外線の影響を抑えることができます。
またノンアルコールタイプなので、
肌への刺激が少なく安心です。
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しっかり石鹸で洗顔するのを嫌がる時がありますよね。
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石鹸では落とせない日焼け止めを使用した時におすすめなのが
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使い方はとっても簡単です。
こちらで拭き取るだけで日焼け止めを落とすことができます。
クレンジング成分の肌残りが気になる場合は、
濡れたタオルやウェットティッシュなどで拭き取ってあげてください。
まとめ
地球の環境が変わり、
日焼けに対する捉え方も変わってきました。
日焼けによる皮膚への影響をしっかりと対策することは、
大人にとっても、子供にとっても、必要なことです。
また、それ以上に、
紫外線やオゾン層破壊の状況、
そして地球の環境ついて、
一人一人が自分のこととして、
考えなければいけない重要な問題です。