醍醐寺の桜 見ごろはいつ?秀吉の花見行列と夜桜ライトアップの予定は?

春の行事


醍醐の山一面が桜色に染まるのはいつなのでしょう?
暖かな春の日差しがもうすぐ訪れます。

醍醐の桜は天下一品!
天下人も賞賛した醍醐の花見。

それはそれは盛大な催しだったようですが、
秀吉はこの醍醐の花見から半年後にこの世を去ってしまうのですね。

実はこの花見、秀吉は自らの命の時間を察したかのようで、
北政所・淀殿ら近親の者を初め、
女房女中衆約1300人を召し従えた盛大な催しだったということです。

秀吉が催した醍醐の花見は、
秀吉の女性たちに対する懺悔の気持ちの表われともいわれています。

満開の桜の下、花見行列も盛大ですが、
夜桜のライトアップもぜひ見てみたいものですね。

ライトアップは一般公開されていないのですが、
醍醐の夜桜を楽しむ方法もあるようです。

  

醍醐寺 桜の見ごろはいつ?

醍醐寺は、世界文化遺産に指定されている門跡寺院の一つで、
あの太閤さん、豊臣秀吉が『醍醐の花見』を行い、
“花の醍醐”と絶賛したほど、桜の花で有名な総本山です。

聖宝理源大師が874年(貞観16年)醍醐山上に、
准胝観音像・如意輪観音像を安置したのが始まりとされています。

標高450mの山全体が醍醐寺の領域で、
京都市伏見区の東方に広がる醍醐山(笠取山)に、
200万坪以上の広大な境内をもっています。

神聖な上醍醐に対し、金堂や五重塔など、国宝・重要文化財を含む、
80以上の伽藍が並ぶ下醍醐は絢爛豪華という言葉がピッタリ。

憲深林苑でカワズザクラが咲き始めると、
次に、シダレザクラやソメイヨシノ、ヤエザクラが競うように咲き乱れ、
三宝院の大紅シダレ、
金堂わきのオオヤマザクラと続きます。

醍醐寺の桜の開花時期は、その年の気温などで前後しますが、
桜の種類によって開花時期が異なり順々に桜が咲くため、
例年、3月中旬から4月中旬にかけて、約3週間桜色の染まります。

醍醐寺の総門を入ると、花の醍醐にふさわしく、桜の並木道に出迎えられ、
満開の時期には桜のトンネルの下を歩くことができます。

桜の馬場を中心に植えられた、約千本の桜の木がある桜の名所です。

1598年(皇紀2258)慶長3年、
80代座主 義演准后の日記によると、
豊臣秀吉が「醍醐の花見」のために、
畿内4ヶ国から桜の木を700本を集めたと記されています。

醍醐寺の境内には、桜の苗場跡もあり、
岐阜大や住友林業筑波研究所らの遺伝子解析によって、
その桜のルーツが探られています。

桜などのバラ科の植物は、
自らの木の花粉とは交配しないことから親子関係が解析できるのです。

三宝院の「土牛の桜」(推定樹齢150年)と、
傍らにある桜の木(推定樹齢100年)は、兄弟関係にあるそうで、
また、
霊宝館周辺と清瀧宮にある3本も兄弟関係にあることが判明しています。

いろいろな場所から集められた桜を使って、枝を台木に接ぐ「接ぎ木」や、
種子から育成された可能性が高いといわれています。

上醍醐は、西国三十三所観音霊場第十一番札所(准胝堂)で、
西国一険しい札所といわれていて、
上醍醐には、有名な名水「醍醐水」が今も湧き出ています。


醍醐寺の桜 秀吉の花見行列はいつ?

1598年(皇紀2258)慶長3年3月15日
豊臣秀吉が自ら作庭を手がけた醍醐寺の塔頭三宝院において、
大規模な花見が行われました。

それにちなみ
豊臣秀吉の「醍醐の花見」は、毎年4月の第2日曜に開催され、
2019年の花見行列は4月14日(日)

清瀧権現桜会 豊太閤観桜行列-(ほうたいこうかんおうぎょうれつ)

豊臣秀吉の「醍醐の花見」は、
現在も全山を揚げての桜の花見会が開催され、
秀吉や秀頼、正室・北政所、側室・淀、松の丸(京極竜子)、
三の丸(織田信長の六女)、加賀(前田利家の娘)らに扮した一行が、
境内を練り歩く姿は桃山時代を彷彿とさせます 。

花見行列のスタートは午後1時からです。

また、金堂前の特設舞台では、舞楽や朗詠、狂言などが披露され、
太閤花見行列はとても素敵ですが、
混雑の具合がすごいので小さなお子様を連れていくのは、
難しいかも知れません。

醍醐寺の桜 2019年ライトアップの予定は?

大自然の美しさを全部取り込んだような醍醐寺、
紅葉の季節には、山全体が燃えるような朱色に染まり、
ライトアップで浮き上がる五重塔や伽藍の光と影が素晴らしいものでした。

しかし、残念ながら春の桜の季節は、
基本、ライトアップはしていないようで、
夜桜を楽しむことはできません。

そうです!<<<基本!>>>ライトアップはありません。

が!

AMEX(アメリカン・エキスプレス) 会員限定の夜間拝観イベント
京都 醍醐寺 三宝院の桜の夜間特別拝観???

こんなのがあるんですね!

醍醐寺の会員限定イベントは、
ポイント利用での優先参加申し込みが、2月初旬よりスタートし、
毎年、2~3週間で全プラン『ソールドアウト』してしまうのです。

醍醐寺の夜桜拝観ライトアップ、AMEX会員だけだなんて残念ですよね!

悔しいですが、どのようなプランなのかご紹介します。

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醍醐寺・三宝院の桜の夜間特別拝観のプランまとめ

<プランA> 拝観+法話・お食事・抹茶
募集人数 50名
参加ポイント(お一人様につき) 50,000ポイント

<プランB>拝観+抹茶
募集人数 100名
参加ポイント(お一人様につき) 25,000ポイント

<プランC>拝観
募集人数 100名
参加ポイント(お一人様につき) 7,000ポイント

参加ポイントの1,000ポイントはメンバーシップ・リワードプログラム
「醍醐寺世界遺産 総本山 醍醐寺にみんなで桜を植えよう」に充当されます。

お申し込み
1カード会員につき4枚

上限枚数
1カード会員につき、3名様までご同伴いただけます。(計:4名様まで)

カード会員様限定のイベントのため、
非カード会員様のみではご参加いただけません。

お申し込みいただいた基本カード会員様が本イベントにご参加いただけない場合、
別のカード会員様への参加権利譲渡はお控えください。

17:15~17:50 霊峰館庭園の拝観

18:00~18:30 法話:純浄観

18:30~20:30 三宝院のAMEX会員貸切特別拝観

18:30~21:00 AMEX会員貸切ライトアップ/憲深林苑

19:00~21:00 食事:雨月茶屋「花見膳」

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よろしかったら来年までにAMEX会員になられてはいかがでしょう!

また、醍醐寺友の会の『個人正会員』『特別個人会員』に入会すると、
特典として、いろいろな割引があり、
さらに夜桜の会などの特別会ご招待があります。

『個人正会員』年会費…10000円
『特別個人会員』年会費…30000円
    (会員証の更新は年1回6月)

詳しくは 総本山 醍醐寺へ https://www.daigoji.or.jp/
〒601-1325 京都市伏見区醍醐東大路町22
TEL : 075(571)0002 FAX : 075(571)0101


【醍醐寺へのアクセス】

電車 地下鉄醍醐駅から徒歩10分
JR山科駅から京阪バス29A号経路で約20分「醍醐寺前」下車徒歩すぐ
車 名神高速京都東ICから約20分

駐車場の収容台数は100台で、
駐車料金は5時間以内1000円となっています。

醍醐寺への境内の入場は無料ですが、
霊宝館、三宝院や伽藍を拝観料したい方は拝観料がかかります。

すべて拝観できる拝観券の料金は、
大人1500円、
中高生1000、
小学生以下は無料です
(春期3月20日~5月15日、秋期10月15日~12月10日の料金)。

入場時間は9時~17時(年中無休)となっています。

醍醐寺には「雨月茶屋」という京料理のお店があり、
精進料理が1620円から食べられ、
デザート、ソフトドリンクなども楽しめます。

雰囲気も京風でとても素敵なお店なので、
ぜひ行ってみたいですね。

屋台もたくさん出店され、
いろいろな屋台が出ているようですが、
鯖寿司やお蕎麦などが美味しいようです。

桜特集・・・桜の記事一覧

あとがき

日本人は桜と富士山が好きですね!
春になるとやっぱりお花見に行きたくなります。
大勢でワイワイと花見の宴会もいいのですが、
しっとりとした春の宵、
桜の花越しに見るおぼろ月もまた一興です。