愛染堂勝鬘院のご利益は恋愛成就 愛染さん縁結びのお守りとアクセスは?

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愛染さんの名前で親しまれている
愛染堂勝鬘院。
聖徳太子の時代からこの地にある
歴史のあるお寺です。
その愛染堂勝鬘院・愛染さんの、
縁結びのお守りとアクセスをお伝えします。

  

愛染堂勝鬘院のご利益は恋愛成就 縁結び

愛染まつりは、住吉、天神と並ぶ大阪三大夏祭りのひとつで、
地元の人たちが親しみを込めて「愛染さん」と呼ぶ、
愛染堂勝鬘院のお祭りです。

『愛染娘』というイメージガールたちが繰り出して、
なんとまあ賑やかなこと。

「さすが大阪やなあ~!」って感じます。

名前の通り、ご本尊様は『愛染明王』

名前からすると優しそうなイメージですが、
金堂に祀られているそのお姿は、
全身燃え滾るような赤で、
三つの目と六本の腕を持ち、憤怒の形相をしたコワモテな仏さまです。

しかし、これは衆生済度のため、
もろもろの悪者を追い返すためで、根はやはり優しくて、
運を開いてくださる仏様なのだそうです。

とりわけ良縁成就や結婚成就、夫婦円満に関しては、
さまざまな神様仏様の中でも、その霊験は最強だと誰もが認めるほどだとか。

愛染堂勝鬘院のホームページにも、
『その手に持たれた弓と矢で、愛のキューピットのように
     人と人 心と心を結びつけます。』こんな表現があります。

まさしく“恋愛の仏様”なのです。

愛染堂勝鬘院の『愛染かつら』夫婦和合の霊木、愛染めの霊水も

その昔『愛染かつら』という映画が、
当時の若い女性たちの涙を誘って大ヒットしたことがありました。

主演は、加山雄三さんのお父さん・上原謙さんと、
名女優・田中絹代さんというゴールデンコンビでした。

のちに鶴田浩二さんと京マチ子さんというコンビでも・・・

ほかにも何組かのコンビで再演されるほど人気の物語でした。

愛染かつらの木の下で永遠の愛を誓いながら
幾多の誤解やすれ違いで、離れ離れにならなければならない二人…
って、古すぎますよね!

「う~ん、そうそう、、いい映画だったねえ~!」っていう人は
そうとうなお年?

でも、もっと古い 近松門左衛門の浄瑠璃『冥途の飛脚』や
『心中刃は氷の朔日』、井原西鶴『男色大鑑』などにも、
その様子が描かれていて、
江戸時代の商人、芸能人や遊女たちも宣伝を兼ねて、
こぞって愛染さんに献灯を行ったといいます。

実はこの愛染かつらの映画に登場した木が、この境内にあるのです。

樹齢数百年の桂の巨木に、
ノウゼンカズラが巻き付いて一体となったその姿は、
まるで仲の良い男女が寄り添っているように見えることから、
『恋愛成就・夫婦和合の霊木』として長い間親しまれてきたのです。

愛染明王とダブルの御加護というわけです。

ところがさらに、「愛染の霊水」というのもあるのです。

愛染は、「藍染め」に通じるということで、
昔はこの水で染め物をすると色良く染まると言われ、
藍染め商に篤く信仰されていた水ですが、
現在はこの水を飲めば、愛敬を授かり、
良縁成就・安産・出世・商売繁盛など、
思いのままの功徳があると大人気です。

愛染堂勝鬘院の愛染さんの歴史

西暦593年(推古天皇元年)、
聖徳太子は、
敬田院、施薬院、療病院、悲田院からなる四天王寺を建立されました。

その中の施薬院は、あらゆる薬草を植え、
病に応じてあまねく人々に与えられるようにと、
現在の愛染堂の場所に建立されたのです。

当時の面積は現在より一層広大であり、
また、
建立の意味あいからいうと、
我が国の社会福祉事業発祥の地とも言えます。

施薬院から勝鬘院へ

施薬院が勝鬘院と呼ばれるようになったのは、
このお寺で聖徳太子が勝鬘経というお経を人々に講ぜられていたため、
そして勝鬘経に登場するお姫様・シュリーマーラー夫人(勝鬘夫人)の仏像が、
本堂に祀られているため、後にこう呼ばれるようになりました。

主な堂塔として、
金堂(府の指定文化財)と多宝塔(国の重要文化財・旧国宝)があります。

正式名称は勝鬘院ですが、
金堂に愛染明王が奉安されており、
また愛染明王信仰の普及とともに、
勝鬘院全体が愛染堂と通称されています。

愛染堂勝鬘院の愛染さん縁結びのお守りとアクセスは?

愛染さん縁結びのお守り

素敵な人と仲良くなりたい人は『縁結び・良縁成就』

ずっと仲良し、ラブラブふうふなら『夫婦和合』

もっとモテモテになりたい人は『愛嬌開運』

身も心も美人になりたい人は『美人祈願』

嫌な人との関係を断ち切りたい人は『縁切り祈願』

いろいろなお守りがあります。

6月12日~6月29日
恋人の日・ハート絵馬

6月12日「恋人の日」にちなんで、
愛染堂ではハート形特製絵馬を愛染まつり前日まで授与します。
愛染まつりの際にお焚き上げいたします。

毎年6月30日から三日間行われる『愛染まつり』は、
日本で一番早い夏祭りです!

紅白の布と、愛染かつらの花などの造花で飾った宝恵駕籠(ほえかご)に、
浴衣姿の愛染娘たちを乗せて、
「愛染さんじゃ~! ホ・エ・カッ・ゴ~」の掛け声とともに、
谷町筋を練り歩く 宝恵パレードが人気です。

愛染堂勝鬘院の愛染さん、縁結び以外の御祈祷・ご供養は、
合格祈願・学業成就・諸芸上達・身体健全・交通安全・水子供養などがあります。

【御詠歌】愛敬を授けて 衆生を救はんと 誓や深し 愛染明王
【開  山】聖徳太子
【開創年】593年(推古天皇元年)
【住  職】山岡武明 奥田聖応(長老)
【拝  観】年中無料 夏季 8:30 ~ 17:00 冬季 8:30 ~ 16:30

愛染堂勝鬘院の愛染さんへのアクセスは、

愛染さん(愛染堂=勝鬘院)
〒 543-0075 大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町5-36

電車で
◆地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅5番出口から徒歩2~3分
◆JR天王寺駅から谷町筋を北へ徒歩15分


 
車で
谷町筋を南側から北へ進み、大阪星光学院の北の角の細道を左折して下さい。
北側から南へ進んで来ても、細道には右折できません。
通り過ぎて、どこかでUターンして下さい。

駐車スペースは境内にあります。
本堂の裏手におまわり下さい。(乗用車 × 8台)

年末年始・6月30~7月2日の愛染まつり期間・12月31日~1月9日の修正会は、
規制しています、境内に駐車できませんのでご遠慮ください。

あとがき

大阪でもこの辺りはとてもお寺が多いところです。
あべのハルカスや、
真田丸のあったところから少し北へ行ったところにあります。