秋田の唐松神社 安産祈願お守りのご利益と子宝が授かる石の触り方は?

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唐松神社は秋田県大仙市にある982年創建の歴史ある神社です。
天然記念物の杉並木が立ち並ぶ中に、
安産や子授けのパワースポットとして静かなブームを呼んでいます。
女性一生の守り神といわれ、安産祈願や子宝祈願にご利益のある、
唐松神社をご案内します。

  

秋田の唐松神社はどこにあるのか

「大曲の花火大会」で知られる秋田県大仙市に、
「女一生の守り神」と信仰を集めている唐松神社があります。

「良い縁に恵まれますよう」
「子宝がさずかりますよう」
「安産でありますよう」
「子供が健康に育ちますよう」
「夫婦仲よく暮らせますよう」
「家族円満でありますよう」など、

女一生の守り神と言われる唐松神社は、
良縁・子宝・安産・育児・夫婦和合・家族円満などにご利益があると評判で、
女性の一生の願いを聞き届けて下さるという神様です。

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唐松神社の御祭神は

軻遇突命(かぐつちのみこと)
息気長足姫命(おきながたらしひめのみこと)
豊宇気姫命(とようけひめのみこと)
高皇魂命(たかみむすびのみこと)
神皇魂命(かみむすびのみこと)

〒019-2411 大仙市協和境字下台94

宮司  物部 長仁

電話  018-892-3002
FAX 018-892-2675

唐松神社は秋田県大仙市(旧協和町)にあります。
奥羽本線羽後境駅の南500mほど。
13号線から少し西へ入った所に鎮座されている。

道路に面して、赤い一之鳥居。
貫の貫通していない中山鳥居に似た変わった形。
路地のような参道を進むと、石造の二之鳥居。

二之鳥居から境内まで、樹齢300年の見事なスギ並木。
朱の鳥居が参道に二つ並んで、奥に社殿がある。

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ところで、なぜ「秋田美人」と言われるようになったかご存知ですか?

一説に、関ケ原の戦いの後、
常陸の国から秋田へ転封を命じられた大名の佐竹義宣が、
腹いせに旧領内の美人をみんな秋田へ連れてきてしまい、
しかも旧領へは秋田の不美人を送りつけたためとか。。。。

単なる笑い話ですが、
出羽久保田藩の初代藩主となった義宣から数えて三代目の義処(よしずみ)と、
この「女一生の守り神」が関係あるのです。

義処は、傾いた藩の財政を建て直そうと、寝食を忘れ、
ときに吐血しながら藩政改革に取り組んだものの、
道半ばにして亡くなったと言われていますが、
それはともかく。。。。

秋田の唐松神社 安産祈願お守りのご利益

神功皇后の霊験にあやかった佐竹家の御姫様がおられました。

義処には久姫という美しい娘がいました。

この久姫が臨月で苦しんでいた時、
領内の仙北に
息氣長足姫命(おきながたらしひめのみこと)=神功皇后 を祀る、
霊験あらたかな神社があると聞いて、
家臣に
「その神様に、私の苦しみを和らげてくだ去るようお願いして」と頼みました。

そこで家臣たちが、
唐松神社に参って久姫の安産を祈願したところ、
姫は無事、男子を出産しました。

唐松神社には、
久姫がお礼に奉納したという木造の獅子頭が今に伝わっていて、
宮城県の有形文化財に指定されています。(秋田県なのに???)

この久姫の言葉に出てくるように、
唐松神社は神功皇后ゆかりの神社なのです。

仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)のお后だった神功皇后は、
夫の死後、
託宣を受けて朝鮮半島の新羅に出兵しました。(三韓征伐)

このとき皇后は臨月でしたが、
「石をもって産気を鎮め」(鎮懐石)
筑紫へ凱旋してから御子(後の応神天皇)を産みました。

社伝によれば、
三韓征伐に加わった物部膽咋連(もののべいくいのむらじ)が、
皇后が付けていた腹帯をいただき、
この地にきて神社を創建したと言います。

また、皇后自身が帰路、
この地に立ち寄ったという伝承もあります。

そこで唐松神社は古くから「安産・子授け」の神様として、
女性たちの信仰を集めるようになったのです。

唐松神社 子宝が授かる石の触り方と参拝方法は?

神社は高いところにあるのが普通ですが、
唐松神社の本殿は参道の階段を下った窪地にあります。

なぜ、こんな変わった建て方になったかといえば、
もともとは裏にそびえる唐松山の頂上にあったのですが、
領主の義処が馬に乗って社殿の前を通り過ぎようとしたところ、
馬が急に立ち止まって落馬してしまい、
怒った義処が一段低い現在の土地に移させたのだとか言われています。

境内には、
ほかにもさまざまな神様が祀られていますが、
参道からちょっと外れたところにある
「唐松山天日宮」も、なかなかに変わっています。

自然の石を二層に積み上げて作った、
円墳をイメージさせる人口の丘の上に社殿が建てられているのです。

このお社の裏手に
『触ると妊娠する』と言われている卵のような形の石があります。

通称“抱き石”こと『玉鉾の石』といいます。

男性は右回りに進んで社殿の裏に回り、この石に触ります。
女性は反対に左回りで石に触ります。
これを三回繰り返すのが、
ご利益が得られる正しいお参りの仕方だそうです。

全国からお参りのカップルが後を絶たないそうです。

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あとがき

唐松神社の「唐松山天日宮」
瞠目するのは、池と築山を同心円状に配した特異なデザインと、
境内一面に敷き詰められた数十万個ともいわれる自然石から生まれる造形美、
宇宙との交信ができそうなパワースポットですね!