ジェネリック医薬品のメリットは何?国が勧める理由と切り替えの変更方法は?

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お薬を処方してもらうとき、ジェネリック医薬品にしていますか?

テレビのCMでも、ジェネリック医薬品に変えると、
お薬代がやすくなるよー!って言ってますけど、

ジェネリック医薬品とはどういったお薬で、
ジェネリック医薬品に変えるメリットは何なのでしょうか。

今、このジェネリック医薬品を国が推進しています。

政府がジェネリックを推す理由や、
お医者さんで出された処方箋を、
薬局でジェネリック医薬品で処方してもらう切り替え方法は、
どうするのかについてまとめました。

ただお薬代が安くなったり、
病院や薬局の都合でジェネリック医薬品を勧めている訳ではなく、
未来の私たちに深く関わる大きな問題が秘められていたのです。

  

ジェネリック医薬品のメリットは何か?

ジェネリック医薬品とは、
開発品の有効成分そのものに対する特許である特許期間が、
満了した後で、
他の製薬会社が同じ有効成分で製造・供給する医薬品のことで、
後発薬、GE薬と呼ばれることもあります。

先発医薬品よりも安価なので、お薬代が安くなり、
健康保険財政の改善にも繋がるお薬ですので、
昨今では厚生労働省主導で、
普及へ向けての政策が進められています。

ジェネリック医薬品が推進される3つのメリットとは、

①経済的

②未来に貢献

③切り替えが簡単

全国健康保険協会(協会けんぽ)から、
「ジェネリック医薬品を使ってみませんか?」という案内がきます。

その案内には、今処方されているお薬を、
ジェネリック医薬品に変えることで、
どのくらいお薬代の負担が軽くなるのかが詳しく書かれています。

今現在、処方されているお薬を、
ジェネリック医薬品に変更する時の参考にするための、
資料として送られてきています。

高血圧症や糖尿病など、多くの生活習慣病では、
お薬を毎日ずっと飲み続けなければならないものもあって、
そのお薬代も嵩んでいきます。

ジェネリック医薬品に変更すると、
最大で6割もお薬代の負担が軽くなるものもあり、
長期服用の場合、毎日飲むものなので、
家計にもうれしいことになります。

全国健康保険協会(協会けんぽ)加入者の
約7割がこのジェネリック医薬品を選んでいます。

また、品質や効き目、安全性は大丈夫か?など、
心配される方も多いようですが、
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同等であると国が認めた医薬品で、
国が定める試験に合格した、信頼できるお薬なのです。

ジェネリック医薬品を国が勧める理由とは?

世界で最も優れているといわれている日本の医療ですが、
今、それを維持することが難しくなってきています。

医療技術の進歩や高齢化などによって、
日本の医療費は今後も上昇する見込みです。

現在の医療保険制度を今後も維持できるように、
ジェネリック医薬品の使用は国によって推進されています。

ジェネリック医薬品の使用は、国の医療費を抑え、
日本の医療保険制度を維持することに繋がります。

今現在、全国健康保険協会(協会けんぽ)加入者で、
ジェネリック医薬品を処方されているのは約7割と言われています。

協会けんぽの試算では、
ジェネリック医薬品の使用促進による医療費の軽減額は、
平成28年で約1.800億円となっています。

もし、全国健康保険協会(協会けんぽ)加入者全員が、
100%ジェネリック医薬品に切り替えたとすると、
さらに約1.300億円の軽減が見込まれます。

年々増加する日本の医療費の抑制は急務で、
ジェネリック医薬品の使用を推進することは、
未来の自分たちの健康を支えることに繋がるのです。

ジェネリック医薬品へ切り替えの変更方法は?

ジェネリック医薬品へ切り替えは簡単です!

病院や医院を受診して、お薬を処方してもらうのですから、
まずはかかりつけの医師または病院で、

『ジェネリック医薬品に変更したいのですが‥‥」と、

相談して見ましょう。

また、ジェネリック医薬品を希望するシールを、
健康保険証やおくすり手帳に貼っておきます。

処方箋薬局では、おくすり手帳と処方箋を提出します。

厚生労働省では、ジェネリック医薬品に関する
後発医薬品の普及リーフレットやシールを、
ご希望の方(1回につき各100部を上限)に配布

ご希望の方は、
(1)お名前、(2)お送り先、(3)希望するもの及びその部数、(4)使用目的
をご記載のうえ、
メール又はファックスをお送りください。
(E-mail:generic@mhlw.go.jp、経済課FAX:03-3507-9041)

ジェネリック医薬品に変更した場合、
薬の効き方や副作用が異なる場合があります。

前の薬の戻すこともできます。

医師が患者さんの体質や病状などから、
ジェネリック医薬品への変更が適切ではないと判断した時など、
変更できない場合があります。

必ずしもジェネリック医薬品に、
変更しなければいけないというものではありません。

すべてのお薬にジェネリック医薬品があるわけではありません。

☆もし、お薬が合わなかったら

もしも、ジェネリック医薬品に変更後、
「やっぱり先発医薬品にしたい!」という方は、
次回の処方から先発医薬品に戻すこともできます。

あとがき

人間も古くなると、多少あっちこっちガタが来て、
お医者さんのお世話になることもありがちです。

そして、何かしらの持病があったり、病気の予防のために、
毎日お薬を飲む続けている人って多いですね。

私も、毎日錠剤が5つ、カプセルが3つ、粉薬が1袋と、
けっこう服用しています。

時々飲むのを忘れることもあるのですが、
やはり健康に過ごしたいから・・・・・。

まあまあ、お金がかかります。