祇園祭長刀鉾の稚児決定!令和初のお稚児さんはどんなお金持ちの家柄でどこの小学校?

お祭り


日本三大祭りの一つ祇園祭は、
毎年大変な混雑で、
鉾を見ているのか、人を見ているのかわからないくらいですが、
祇園祭のメインイベント山鉾巡行で注連縄を切る、
長刀鉾のお稚児さんが決まりました。

毎年どこのおぼっちゃまに白羽の矢が立つのか、
気になりますよね!

長刀鉾のお稚児さんになれるのは、
やっぱり歴代、お金持の御子息ばかりですが、
今年の長刀鉾のお稚児さんが、
誰に決まったのかをお知らせします。

  

祇園祭 長刀鉾のお稚児さんの役割は?

祇園祭 前祭(さきまつり)の山鉾巡行で先頭を進む長刀鉾は、
厄よけちまきの売れ行きを含めて、
他の山鉾からも羨ましがられる人気ぶりです。

そんな一番人気の鉾を守る長刀鉾保存会は、
17世紀初頭に中国近辺や17世紀半ばのインドなどからもたらされた、
舶来の装飾品などを多数所蔵いています。

⇒ 祇園祭 八坂神社の周辺案内はコチラ!(たびノート)

祇園祭の長刀鉾は、
山鉾の中でも、四条通の最も東に立てられる鉾ですから、
長刀鉾が動かないと、山鉾は四条通を東進できません。

ですから、長刀鉾は7月2日の「くじ取り式」では、
あらかじめ順番が決まっている「くじ取らず」の鉾なのです。

長刀鉾の2階には、囃子方とともに、
生きた子どもによる「生稚児(いきちご)」が乗ります。

他の鉾では、1839年(天保10年)に函谷鉾が稚児を人形に代えて以降、
「稚児の人形化」が進み、
1929年(昭和4年)に放下鉾の稚児が人形になってから、
生稚児を乗せるのは長刀鉾だけとなりました。

毎年、長刀鉾の稚児は毎年6月上旬に発表され、
7月に入ると、
お千度の儀(1日)、吉符入り後の太平の舞披露(5日)、社参の儀(13日)、
そして、前祭巡行の始まりを告げる注連縄(しめなわ)切り(17日)と、
行事が続くのです。

2階建ての長刀鉾の中心には、
真木と呼ばれる長さ約22メートル、
7階建てに相当する長い棒が取り付けられていて、
先端の「鉾頭」には長刀が設置されます。

初代の長刀は、平安時代に三條小鍛冶宗近が打ったことから、
「宗近(むねちか)」と呼ばれます。

現在それは失われていて、
その後、室町時代に三條長吉による「長吉」、
さらに江戸時代に和泉守藤原来金道による「来金道」が作られました。

かつては、真木の先端に真剣を取り付けていたのですが、
重くて巡行中に真木が揺れたら危険なことから、
1837年(天保8年)から竹製の長刀を鉾頭に使用しています。

長刀鉾は四条通の東向きに立てられ、
鉾頭の長刀の刃は必ず南に向けられます。

それは、東の八坂神社や、北の京都御所を避けるためということです。

祇園祭 前祭の山鉾巡行では、長刀鉾の生稚児による、
「注連縄切り」が巡行の始まりを告げます。

現在は四条通麸屋町で行われていますが、
巡行ルートが変わった1956年(昭和31年)には、
寺町通四条で行われたということです。

祇園祭 長刀鉾のお稚児さんの役割は、
7月1日午前10時より八坂神社で行われる、
『長刀鉾町お千度』から始まります。

長刀鉾町内一同、稚児を伴って参拝し、神事の無事を祈ります。

祭典後、本殿の周囲を右回りに3周し拝礼します。

7月5日には『長刀鉾町吉符入り』が行われ、
長刀鉾町町会所において、15時30分より『長刀鉾稚児舞披露』

長刀鉾の吉符入りが行われた後、
稚児が山鉾巡行の際に鉾の上で行う「太平の舞」を市民に披露します。

7月10日午前10時から『長刀鉾町幣切』『長刀鉾町拝戴の儀

7月13日午前11時より『長刀鉾稚児社参』八坂神社

長刀鉾稚児は立烏帽子水干姿で従者を従い、騎馬で八坂神社に詣でます。

長刀鉾の稚児は、17日の巡行まで身を慎み、
巡行当日は長刀鉾正面に乗り、太平の舞を舞います。

7月15日午前4時30分より『斎竹(いみたけ)建て』四条麩屋町

長刀鉾稚児が巡行当日、太刀にて切る注連縄を高橋町の人々が建てます。

7月17日午前9時より『前祭 山鉾巡行』『注連縄(しめなわ)切り』

長刀鉾を先頭に前祭の鉾9基、山14基が各町を出て四条烏丸に集結し、
祇園囃子も賑やかに所定のコースを巡行します。

祇園祭の記事一覧

祇園祭の長刀鉾 令和初のお稚児さんもお金持ちのおぼっちゃま!

2018年の祇園祭 長刀鉾のお稚児さんは、
市内左京区にある さかいだに幼稚園副園長小林育朗さんの長男で、
同志社小3年小林勇太朗君(8)
禿は、建築設計事務所経営大岩英記さんの長男で、
同小3年大岩勇仁(たけひと)君(9)と、
工務店経営伊東忍さんの長男で、
立命館小3年伊東諒君(8)でした。

さて、
2019年 令和 初の祇園祭 長刀鉾のお稚児さんは。。。。。

祇園祭 前祭(さきまつり)の山鉾巡行(7月17日)で先頭を行く、
長刀鉾に乗る稚児と補佐役の禿(かむろ)が決まり、
長刀鉾保存会(京都市下京区)が6月3日発表しました。

今年の祇園祭 長刀鉾のお稚児さんは、
京都市立御室小学校4年生の中西望海君(10歳)に決まりました。

中西望海君のお父様は、
京菓子製造販売会社「鼓月」社長の中西英貴さんで、
中西望海君は長男です。

禿を務めるのは、
ノートルダム学院小学校5年生の杉本崇晃君(10歳)と、
京都市立朱雀第四小学校4年生の竹内瑛基君(9歳)です。

杉本崇晃君は、
金属熱処理加工会社・株式会社 KOYO熱錬を経営する杉本卓也さんの長男です。

もう一人の禿さん、竹内瑛基君は、
コンサルティング会社・ジャパン・リスク・マネジメント 株式会社を経営する
竹内秀興さんの長男です。

長刀鉾の稚児と禿は「お千度の儀」(7月1日)や、
「社参の儀」(7月13日)などを経て長刀鉾の巡行に臨みます。

長刀鉾のお稚児さんになるには、諸行事の一行の食事代やハイヤー代、
各所への心付けやお供えなどの諸費用は、
禿の分も含めてすべて稚児を出した家の負担とされているため、
2000万円以上とも言われる費用がかかり、
かつ稚児の自宅に神事を行うための床の間があることが条件となります。

そのため、京都市内の資産家等の家庭から、
禿(かむろ)と呼ばれる家来役の少年2名と共に選ばれ、
祭りの年の6月頃に発表されるのです。

非常に費用がかかり誰でも稚児になることが困難であるため、
祭に協力的な資産家に役割が集中し、
稚児の親も何十年も前に稚児であったり、
兄弟が数年をおいて稚児になったりする例が、何例もあります。

このような例は葵祭の斎王代役にも見られます。

禿は稚児を出した家が決めることもできるため、
稚児の友人か兄弟であることが多いのです。

かつては長刀鉾町の町内から稚児は選ばれたのですが、
現在はほとんど町外の資産家の子息であるため、
6月下旬に形式的に町内の代表と養子縁組をします。

また、7月1日の祭の開始に向けて、
各所への挨拶回り、作法や儀式の学習、
稚児舞や乗馬の練習などが開始されます。

衣装類は正式な発表時には揃えられていると言われています。

祇園祭 長刀鉾のお稚児さん歴代稚児とその費用は?

祇園祭 長刀鉾のお稚児さんは、どこの小学校?

本来、お稚児さんは山鉾町内の氏子で・・・ということですが、
祇園祭のように、
日本三大祭りとされる大きなお祭りのお稚児さんとなると、、
それなりのお家柄(財力)が必要です。

これまで、お金持ちのお子さんといえば、
京都では、
ノートルダム小学校や聖母小学校といった有名私立小学校でしたが、
今は公立の小学校“京都市立御所南小学校”が、
お金持のあいだで人気なのです。

そしてそして、
2018年の祇園祭 長刀鉾のお稚児さん小林勇太朗君が通う小学校は、
同志社小学校で、

禿役の小3年大岩勇仁君も同志社小学校です。

もう一人の禿は立命館小学校3年の伊東諒君です。

同志社小学校は、京都府京都市左京区岩倉大鷺町にある私立小学校で、
あの『関関同立』の“同”同志社大学に併設された小学校です。

立命館小学校も、
『関関同立』の“立”立命館大学に併設された私立小学校で、
立命館小学校は、京都府京都市北区小山西上総町にあります。

どちらの小学校も2006年に新設された小学校で、
幼稚園から大学までの一貫教育がウリの、
お金持の御子息・御令嬢が通う小学校です。

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あとがき

まあ~、小学校3年4年というのに、
しっかりとしたごあいさつで、
3人とも凛々しいお顔立ち。

きっと素晴らしいお稚児さんと禿さんになれることだと思います。

長刀鉾のお稚児さんは、生き稚児さんなので、
今日から生き稚児さんのお世話は、
お母さんではなく、お父さんがされるのだそうです。

今話題の女性蔑視?かとも思いますが、
これからず~と、
お父さんがするっていうのはどうでしょうか。。。。。


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