南座が京都ミライマツリ2019でクラブになるって?日程と公演内容 出演者は?

お祭り

南座がクラブになるってどういうこと?

京都ミライマツリ2019で、
南座がクラブになるってどういうことなのでしょうか?

2016年から耐震補強工事で休業していた南座が、
2018年秋に再開し、南座新開場記念の公演が続いています。

そして、平成から新しい年号に変わるこの時、
2019年のゴールデンウィーク期間、
『京都ミライマツリ2019』が開催されます。

この南座での『京都ミライマツリ2019』で、
南座が“クラブ”になるというのですが、
どういうことなのでしょうか。

これまで日本の伝統芸能を伝えてきた南座で、
いったい何が始まるのでしょうか?

古き伝統を誇る南座と、
最新技術を駆使したパフォーマンスの融合!

何が観られるのか楽しみですね!

  

南座が京都ミライマツリ2019でクラブになるって?

南座と言えば、
歌舞伎や日本舞踊など伝統芸術が公演される劇場として有名ですが、
京都ミライマツリ2019ではそれらを打ち破り、
斬新な企画が催されます。

歌舞伎が上演される劇場として、
四百年の歴史ある南座には、
観る人を楽しませる仕掛けがたくさんあります。

舞台に続く花道や、
その花道を七三(しちさん)に分けたあたりには、
“すっぽん”と呼ばれる小さなセリ(昇降機)があります。

舞台中央にも幾つにも分かれた大小のセリがあり、
舞台全体がぐるりと回る回り舞台(盆)が切られています。

客席の上を吊られて飛んでいく“宙乗り”も
歌舞伎から始まった素晴らしい舞台演出の仕掛けです。

そんな南座で、なにもいまさら、
度肝を抜くような新しい試みをしなくても…と思うのですが、
斬新なことが好きな京都だからできることなのかも知れません。

舞台には、歌舞伎の仕掛けでも観られる『本水』を使った滝が作られ、
プロジェクションマッピングによる光と音の融合で、
幻想的な世界を創り上げてくというのです。

しかし『南座 京都ミライマツリ2019』の仕掛けは、
そんなもんじゃありません!

なんと、1階の座席の上に床を作り、
客席と舞台を同じ高さにした「フラット」化が初披露されます。

舞台と客席のフラット化で非日常空間である南座が、
踊れる「クラブ」に変身するのです。

中央部分にはダンススポットを設けて、
DJによるクラブミュージックが流れるなか、
お客さんが自由に踊れるのです。

その周りには、まるでしゃれた居酒屋のように、
飲食をしながら舞台を観劇するスペースが作られます。

本物の水の流れる滝を舞台上に出現させ、
プロジェクションマッピング技術で花火などを多彩に映し、
滝を眺めながら飲食を楽しめ、
南座のなかで“納涼滝”が味わえるという趣向です。

会場ではフードやドリンクも提供され、
伝統ある老舗から最新の人気店まで
多彩な飲食ブースも並び、
今までの劇場の概念を一変させる“お祭り”空間になるのです。

滝の先に流れる川の両側では客席を取りはらった空間を活かして
「床びらき」が楽しめます。

江戸時代より四条河原で芝居見物と共に賑わい続けてきた
「納涼床」の歴史を感じながら、
伝統ある老舗から最新の人気店まで、
ミライマツリでしか味わえない特別な飲食体験が堪能できるのです。

歌舞伎のAR(拡張現実)体験も楽しめるそうです。

インバウンド(訪日観光客)も視野に入れ、
国内外の客層を開拓し、
今まで南座に来場したことのない新たなファン層を広げたいとして、
南座の新たな可能性を探るのだそうです。

南座 京都ミライマツリ2019 日程と入場料 公演内容と出演者は?

★「音マツリ-OTOMATSURI-」
2019年4月30日(火・祝)~5月5日(日・祝)

4月から5月にかけて京都・南座で開催される「京都ミライマツリ2019」は、
4月30日~5月5日までを「音マツリ」と題し、

平成最後の日で退位の日の 4月30日(火)は、
きゃりーぱみゅぱみゅ
第1部・第2部(音ノ国ライブツアー2019第二弾)

新元号になって、憲法記念日の5月3日(金)、
第1部が、人気講談師・神田松之丞
第2部は、m-flo & CAPSULEのライブが開催されます。

みどりの日の5月4日(土)は、
第2部 DAISHI DANCE&→Pia-no-jaC←and more

(追加出演情報や詳細は順次発表)

★「昼マツリ-HIRUMATSURI- 」
2019年5月12日(日)~25日(土)まで、
午前11時~午後5時30分までを『昼マツリ』と題して開場
入場料は大人2千円、子ども1千円です。

★「 夜マツリ-YORUMATSURI-」
2019年5月12日(日)~25日(土)まで、
午後6時30分~午後10時まで、(金曜、土曜、日曜日は午後11時まで)
『夜マツリ』と題して開場されます。
入場料は2千円(金曜、土曜、日曜日は3千円)です。

『意外とお安い!』とも思いましたが、
人気飲食店の屋台で、あれやこれや買ったら、
もっと高くつくかもしれませんね。

南座 京都ミライマツリ2019 南座新開場記念企画

南座は、日本最古の歴史と伝統をもつ劇場として、
四百年の歴史を持ち、
出雲阿国による歌舞伎発祥の地といわれる京都の四条河原で、
歌舞伎をはじめとする、
多彩なジャンルのエンタテインメントを上演し続けてきました。

南座は、1996年に「登録有形文化財」に登録され、
京都市の「歴史的意匠建造物」にも指定されたました。

1929年(昭和四年)に建てられた現建物の、
師走の顔見世でおなじみの歴史ある外観はそのままに、
内装は一新され、
2年9か月に及ぶ耐震補強改修工事を経て、
昨年11月秋に新開場しました。

年間を通して幅広い文化を国内外へ発信する劇場へして、
新たに生まれ変わったのです。

南座の新開場を記念して行われる本企画では、
先年、二条城で開催された「フラワーズバイネイキッド」や、
「獅子王 SHI-SHI-O」でもタッグを組んだ松竹とNAKED Inc.、
そして、
“HARAJUKU CULTURE”で知られるASOBISYSTEMがコラボレートし、
最新テクノロジーと現代のカルチャーを掛け合わせ、
未来的な新感覚のイベント“新時代のお祭り”を繰り広げます。

京都ミライマツリ2019
場所:南座
住所:京都府京都市東山区四条大橋東詰
https://www.miraimatsuri.com
☎075-561-1155【南座HP】https://www.shochiku.co.jp/play/theater/minamiza/
【公式HP】https://www.miraimatsuri.com
【公式Twitter】@miraimatsuri
【公式Instagram】@miraimatsuri2019

主催・製作:松竹株式会社
制作:松竹株式会社、アソビシステム株式会社、株式会社ネイキッド ほか
後援:京都府、京都市、京都商工会議所、京都市観光協会、京都市交通局、京阪電気鉄道
宣伝協力:The Breakthrough Company GO

あとがき

ん~、なかなかすごいことをやらかしてくれる!って感じですが、
『南座は南座でええんちゃうの~?』
という思いもチョットあります。

おもしろそうなのでぜひ行きたいと思いますが、
今まで南座を愛してきた人たちの、
足が遠のくようなことだけにはならないことを願います。