京野菜の種類と特徴は?生産者のこだわりが伝統野菜の継承と新京野菜の開発を!
京野菜とは、京都府で生産され、京都の雰囲気を醸し出す京都特産の野菜のことです。京の伝統野菜は、現存種36品種、絶滅種2品種、京の伝統野菜に準じるもの3品種に分類されています。京都は平安遷都より千有余年の間、都としえ栄え、日本の中枢として多くの文化を育んできました。都だった京都には、全国から選りすぐりの品々や人たち、そしてたくさんの情報が集まりました。野菜も宮廷や社寺に全国から優れた献上品として集まり、京都の肥沃な土壌と豊かな水源、農家の高い栽培技術により改良されてきました。宮廷料理や精進料理の発展につれ、見て美しく、食べておいしい京料理も発展してきました。その京料理に欠かすことが出来ないものが京の伝統野菜なのですが、社会の移り変わりとともに衰退や絶滅の危機にさらされるものもあります。京の伝統野菜は,京都の食文化の象徴であり、貴重な遺伝資源でもあります。