にんにくの保存方法といえば、
ネットなどに入れて、
軒先やベランダに吊るしてあるのを見かけます。
にんにくを保存するときは、
乾燥させるのがいいようです。
ですから、
にんにくは風通しの良い直射日光の当たらないところに、
吊るしておくのは正解なのですが、
にんにくの保存に適した温度は、0度~6度と言われますので、
風通しが良くても、
常温のところに吊るしておくことは、保存に適していません。
色々な料理に使えておいしく、元気が出るにんにく
私は、皮付きのまま冷蔵庫で保存しています。
ですが、
しわしわになってしまい、香りも半減していまいます。
にんにくの良い保存方法についてお伝えします。
にんにくの保存方法は乾燥させる法がいいのか?
まず、にんにくとはですが…
にんにくの原産地は中央アジアと言われており、
日本には奈良時代頃に中国から伝わったとされています。
また古代エジプトやギリシャなどでも、
滋養強壮の効果がある食材として栽培されていたそうです。
古くから薬用として用いられたにんにくですが、
その滋養強壮や疲労回復の効果は、
ビタミンB1の吸収を高める“アリシン”という成分に由来します。
アリシンが疲労回復効果を持つビタミンB1と結合すると、
“アリチアミン”という成分に変化します。
アリチアミンは、体内に吸収されやすい成分であるため、
疲労回復効果がアップするのです。
またアリチアミンは体内に蓄積するため、
長時間にわたって疲労回復効果を維持するというメリットもあります。
にんにくには他にも、
免疫力アップや血流改善、殺菌作用などの健康に役立つ、
さまざまな働きが期待できる万能な食材と言えるでしょう。
日本産のにんにくの約8割が青森県産。
次いで香川県が第2位の産地です。
スーパーなどでは中国産の輸入にんにくも多く出回っています。
日本で主に栽培されている品種と、
その特徴についていくつかピックアップして、ご紹介しましょう。
・福地ホワイト六片
青森県・田子市が発祥で、
寒い地方に適した品種です。
ひと粒ひと粒が大きく、
外側の皮が白く美しい見た目が特長です。
また品種名が表すとおり、6つのりん片があります。
にんにく特有の香りもマイルドで、
調理に使いやすい品種と言えるでしょう。
・富良野
主に北海道で栽培される寒地型の品種です。
粒が濃い赤褐色であることが特徴で、
茎にんにく、葉にんにくの栽培にも適しています。
りん片の数は6個前後。
・上海早生(わせ)…主に九州地方や四国地方で栽培される品種です。
りん片は12個前後と多く、
1粒あたりの大きさが小さく軽いことが特長です。
★おいしいにんにくの選び方を紹介します。
おいしいにんにくの選び方
・ 白い
・ 重い
・ 匂いが少ない
・ ふっくらと身が詰まり、上端部がきゅっとしまっている
茶色いにんにくは、
酸化が進んでいる可能性があるので、
なるべく真っ白なものを選びましょう。
水分や養分がたっぷり詰まった重たいもの、
上端部がぱさぱさと崩れていない新鮮なものを選ぶのもポイントです。
にんにくの保存方法ですが、
乾燥して保存する方法を紹介します。
店頭に並んでいるにんにくは収穫後に乾燥させたものなので、
比較的長く保存できます。
しかし家庭での保存状態によっては、
必要以上に乾燥したり、芽が出たりしてしまい、
美味しさや香りが損なわれることがあります。
ですから、少しでも長く美味しさを保つためには、
適した方法で保存することが大切なのです。
にんにくをそのまま保存する場合は、
ネットに入れて、風通しがよく、
日の当たらない場所に吊るすと常温でも短期間なら保存することができます。
しかしにんにくの保存に適した温度は0~6℃と言われており、
いくら風通しが良い場所であっても、
夏場の常温保存はおすすめできません。
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にんにくの保存方法 冷蔵庫で保存できる期間は?
乾燥させる保存方法だと、
期間は約一か月と言われています。
冷蔵で保存するとどのくらいの期間保存できるのでしょうか?
にんにくを冷蔵保存するときは、
通常の冷蔵室や野菜室よりも、
温度の低い「チルド室」がおすすめです。
保存方法に気をつければ、
1~2ヶ月は保存しておくことができます。
にんにくは湿気に弱いです。
保存するときは必ずキッチンペーパーや新聞で包み、
蒸れてカビが発生しないようにしましょう。
ある程度にんにくが残っているなら房ごと包んでもよいですし、
残りが少なくなってきたら、
1片ずつバラバラにして薄皮をむいてから、
キッチンペーパーで包むのもおすすめです。
バラバラにすることでさらに長持ちさせることができ、
最長3ヶ月程度保存可能になります。
キッチンペーパーで包んだら、
ほかの食材へニオイが移らないよう、
チャック付きの保存袋に入れてチルド室に保存しましょう。
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にんにくの保存方法 冷凍保存するときはは皮つきでいいの?
にんにくは皮ごと冷凍保存することで、
6ヶ月程度も保存しておくことができます。
またすぐに調理に使用できるよう、
カットしてから冷凍保存しておくこともできます。
カットした場合、風味が飛びやすいので、
2週間~1ヶ月程度と保存期間は短くなります。
保存方法
皮付きのまま保存する場合、
にんにくを1片ずつバラにし、
そのままチャック付き保存袋に入れて冷凍庫に入れます。
衛生面が気になる場合は、
2~3粒ずつまとめてラップで包んでから保存袋に入れましょう。
使用するときは、
凍ったままにんにくの根元を少し切り落として、
包丁で皮をめくります。
皮がむきにくい場合は、
1分ほど水につければ簡単にむくことができます。
みじん切り・薄切り・すりおろしなど、
カットしてから保存する場合は、
小分けしてラップに包み、
保存袋に入れてしっかりチャックをして冷凍させましょう。
均一に凍らせるよう、
平らにしておくのがポイントです。
使用するときは、わざわざ解凍せずともそのまま調理に使えます。
保存方法として、
にんにくの醤油漬けがあります。
私は、にんにくの醤油漬けをつくって
保存しています。
調味料としても使えるので便利ですよ。
作りやすい分量は、
にんにく2球(100g)
醤油200ml程度
煮沸したびんに、
薄皮まできれいにむいて下端を切り落としたにんにくを入れ、
醤油を注ぎます。
びんにふたをして冷蔵庫で保存を。
漬けてから2週間程で出来上がり、
冷蔵庫で1カ月程保存しておけるので、お試しください。
漬かったにんにくはそのまま食べてもいいし、
刻んで炒め物やチャーハンに入れるのもおすすめ。
にんにくの香りのついた醤油は、
冷奴にかけたり、肉の下味つけに使ったり、
味にパンチを効かせたいときに活躍しますよ。
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あとがき
にんにくは冷蔵でも冷凍でも、
ある程度日持ちする野菜です。
乾燥したりカビたりしないよう気をつけて、
保存しておきましょう。
またにんにくは醤油・オイル・酢漬けなど、
漬けて保存しておくこともできます。
にんにくの香りが移って美味しくなるので、
ぜひお試しください。