興味津々

朝ドラ まんぷくのモデル安藤百福さんのカップヌードルミュージアムはどこにある?

2018年秋から始まるNHKの朝ドラ『まんぷく』
その主人公のモデルとなっているのが、
チキンラーメンを作った安藤百福さんです。

朝ドラ『まんぷく』は、安藤百福さんの波乱万丈な人生と、
それを支えてきた百福さんの奥様のお話です。

ドラマの主人公・安藤百福さんってどんな人なのか、
また、安藤百福さんの発明を記念して創られた
カップヌードルミュージアムはどこにあるのかをお伝えします。
  

朝ドラ まんぷくのモデル安藤百福さんってどんな人?

2018年後期のNHK朝の連続ドラマ小説『まんぷく』は、
日清食品の創業者で、
インスタントラーメンの生みの親である安藤百福さんと、
その妻・仁子(まさこ)さんの半生をモデルにしたドラマです。

ドラマは戦前の大阪から始まり、
戦後の高度経済成長時代にかけての激動の時代を、
夫を支え明るくひたむきに生き抜いた妻と、
失敗してはどん底から立ち上がるバイタリティーあふれる実業家の夫との、
敗者復活戦の物語を描きます。

インスタントラーメンと言えば、今やスーパーでも、
たくさんの種類が並び、安くて簡単に食べれる食品として、
当たり前のように食べています。

そのインスタントラーメンの元祖は『日清のチキンラーメン』です。

即席ラーメンと言われたチキンラーメンや、
カップ麺『カップヌードル』の父、安藤百福さんは、
1910年(明治43年) 日本統治下の台湾で、
台湾人の両親のもとに生まれました。

繊維問屋を経営する祖父母のもとで育ち、
祖父の事業を手伝っていましたが、
1932年、父の遺産をもとに繊維会社を設立しました。

メリヤスの需要が伸びるという読みが当たり、
事業は大きく業績を伸ばしました。

実業家として活動する傍ら、
立命館大学専門部経済学科(夜学)に学び、
1934年3月に修了しました。

安藤百福さんの元の名前は『呉百福』と言いましたが、
1966年(昭和41年)に日本国籍を取得しています。

1996年、母校立命館大学から、
戦後のベンチャービジネスの卓越した成果を称えられ、
名誉経営学博士号を授与されました。

若い頃から実業家としての才能を発揮していた安藤百福さんは、
戦後の食糧難の中で、
食がなければ衣も住もあったものではないという思いから、
食品事業を手掛けることを決意しました。

百福さんは、大阪府池田市の自宅敷地内に小屋を作り、
かねてから構想を抱いていた即席麺作りに取り組みました。

安藤百福さんはインスタントラーメンを、
1.おいしくて飽きがこない、
2.保存性がある、
3.調理に手間がかからない、
4.安価である、
5.安全で衛生的である

この5要件を満たすインスタントラーメン作りに取り組む生活を1年間続け、
早朝から深夜まで小屋に籠って開発に勤しみました。


インスタントラーメンの開発は1958年の春にはほぼ完了し、
その年の夏には「チキンラーメン」という商品名で発売を開始し、
チキンラーメンは「いくら売っても需要に追いつかない」というほど、
大ヒット商品となりました。

その後、お湯を入れるだけで食べられるチキンラーメンの発想から、
カップ麺『カップヌードル』を開発し、
世界中を震撼させる大発明となったのです。

今やどこでも食べられるカップ麺『カップヌードル』は、
災害地などでも必需品となり、
あって当たり前、なくてはならない食品となったのです。

2007年(平成19年)1月5日、急性心筋梗塞のため
安藤百福さんは、満96歳の人生を終えます。

亡くなる数日前までゴルフを楽しんていたという安藤百福さんですが、
生前、元気の秘訣を訊ねられると、
「週2回のゴルフと毎日お昼に欠かさず食べるチキンラーメン」
と答えるのが口癖だったそうです。

NHK連続テレビ小説『まんぷく』

2018年10月より放送の、
NHK連続テレビ小説『まんぷく』のモデルとなった安藤百福さん。

ドラマの内容は、百福さんの妻・仁子がモデルのヒロイン福子と、
実業家の夫・萬平の夫婦の成功物語です。

安藤百福さんに関しては、会社の業績とともに、
いろいろな資料があるのですが、
妻・仁子を取材した資料が皆無なことから、
ヒロイン福子に関しては、ほぼフィクション上の人物となっています。

安藤百福さんをモデルとした立花萬平は長谷川博己さん、
主人公の福子は安藤サクラさんが演じています。

安藤百福さんは朝ドラ てるてる家族にも

安藤百福さんは2003年度下半期のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』にも、
お話の中に登場しています。

『てるてる家族』は、
作詞家・なかにし礼著の小説『てるてる坊主の照子さん』が原作で、
なかにし礼さんの奥さん・石田ゆり子さんと、その家族のお話です。

石田ゆり子さんは、四姉妹の末っ子で、
一番上のお姉さんは、フィギュアスケートで1968年、
グルノーブルオリンピック女子シングル日本代表として出場。

2番目のお姉さんが、歌手のいしだあゆみさん。

そして3番目のお姉さんが、
安藤百福さんのカップヌードル開発研究のお手伝いをしていたということで、
その場面のお話て取り上げられていました。

朝ドラ てるてる家族では、
ドラマの中の安藤百福さんは、安西 千吉という役名で登場し、
中村梅雀さんが演じていました。

安藤百福さんのカップヌードルミュージアム 大阪池田


1999年、安藤百福さんがチキンラーメンを開発した大阪府池田市に、
インスタントラーメン発明記念館、
安藤百福発明記念館 大阪池田が建設されました。

記念館の中には安藤百福さんが開発研究を行った小屋が再現され、
この小屋には、安藤百福さんが常々言っていた、
「研究や発明は立派な設備がなくてもできる」という思いが込められている
ということです。

安藤百福発明記念館の展示やアトラクションには、
「チキンラーメン」を手作りできる工房、
チキンラーメンファクトリーがあり、
世界でひとつだけのオリジナル「カップヌードル」を作ることができる工房や、
世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が誕生した、
研究小屋を忠実に再現されています。

また、「チキンラーメン」から始まったインスタントラーメンが、
発展していく様子を、約800種類のパッケージによって表現されています。

そして、安藤百福さんの軌跡コーナーでは、
安藤百福が残した「語録」や、
一年の計を元旦に定め毛筆でしたためた「年頭所感」とともに、
数々の勲章・表彰状や愛用していた品々を展示し、
安藤百福の軌跡を紹介しています。

「カップヌードルミュージアム 大阪池田」では、
世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明した、
日清食品創業者・安藤 百福の妻、安藤 仁子の生涯を紹介する
特別企画展「チキンラーメンの女房 安藤仁子展」が開催されます。

夫とともに幾度もどん底を経験しながらも、
明るく前向きに生きた仁子の93年間の生涯を、
2018年9月26日(水)~2019年3月31日(日) [※休館日を除く] 初公開の写真やゆかりの品の展示などとともに紹介します。

2018年秋から始まるNHK連続テレビ小説『まんぷく』のヒロイン、
日清食品創業者・安藤 百福の妻、安藤 仁子さんの生涯です。

カップヌードルミュージアム 大阪池田
〒563-0041 大阪府池田市満寿美町8-25
TEL: 072-752-3484

開館時間: 9:30 〜 16:30 (入館は15:30まで)

入館料: 無料

休館日: 火曜日

アクセス:

電車
阪急宝塚線
「池田駅」より徒歩5分

お車
名神京都・吹田方面 (近畿道含む) からお越しの場合
中国道 豊中ICから15分

中国道 宝塚方面からお越しの場合
中国道 池田ICから15分

阪神高速 (大阪市内) からお越しの場合
阪神高速11号池田線 延伸線
川西小花 出口から10分

安藤百福さんのカップヌードルミュージアム 横浜


安藤百福さんがなくなって3年目の2010年(平成22年)
生誕100年
は安藤百福さん生誕100年にあたり、
記念商品が発売されたり、
いくつものテレビ特番にも取り上げられました。

また、この年の3月17日には、安藤百福さんの妻・仁子が、
92歳で生涯を閉じています。

2011年(平成23年)9月17日、
横浜市中区のみなとみらい21地区に、
安藤百福発明記念館(カップヌードルミュージアム)がが開館しました。

またその年、
子どもたちの自然体験活動の奨励に熱心だった百福さんの思いを引き継ぎ、
安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センターが、
長野県小諸市に誕生しています。

安藤百福発明記念館 横浜の展示・アトラクション

「チキンラーメン」を手作りできる
チキンラーメンファクトリー

世界でひとつだけのオリジナル「カップヌードル」を作ることができる
マイカップヌードルファクトリー

製麺から出荷されるまでの生産工程を体感できるアスレチック施設
カップヌードルパーク

世界的な食文化に発展していく様子を、
圧倒的な数量のパッケージによって表現した
インスタントラーメン ヒストリーキューブ

波乱の人生を乗り越えて世界的な発明を成し遂げた安藤百福の生涯を、
「MOMOFUKU TV」と題したCGアニメーションで展開する
百福シアター

「チキンラーメン」が誕生した当時の研究小屋を忠実に再現した
百福の研究小屋

安藤百福の言葉や思考、行動の本質を6つのキーワードに集約し、
現代アートの斬新なスタイルで表現した
クリエイティブシンキング ボックス

“食”の創造に人生すべてを捧げた安藤百福の足跡を、
当時の時代背景や親しみやすいイラストをまじえながら、
全長約58mの大パノラマで紹介する
安藤百福ヒストリー

世界各国のさまざまな“麺”を味わえるフードアトラクション
NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード

「カップヌードルミュージアム」のオリジナルグッズや、
インスタントラーメンにまつわるグッズを販売する
ミュージアムショップ

工場をイメージしたコースを、
4,000個のビー玉が滑走するウインドウディスプレイ型のコンテンツ
CUPNOODLES “B-玉”COASTER

また、特別企画展「チキンラーメンの女房 安藤仁子展」を
2018年9月26日(水)~2019年3月31日(日) [※休館日を除く] 期間限定で開催!!

カップヌードルミュージアム 横浜
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-3-4
TEL: 045-345-0918

開館時間:10:00 〜 18:00 (入館は17:00まで)

入館料:大人 (大学生以上):500円 高校生以下は無料

休館日:火曜日

アクセス:

電車
みなとみらい線
「みなとみらい駅」より徒歩8分
「馬車道駅」より徒歩8分

JR・市営地下鉄
「桜木町駅」より徒歩12分

お車
首都高速神奈川1号横羽線
「みなとみらいIC」より5分

路線バス
観光スポット周遊バス あかいくつ
「国際橋・カップヌードルミュージアム前」
下車すぐ

あとがき

チキンラーメンもカップヌードルも大好きです!

受験勉強の時も、
キャンプの時もお世話になったカップヌードル。

普段でも、
ちょっと小腹が空いたときあると嬉しいですよね。

チキンラーメンもカップヌードルも、
我が家の常備食です。

そんなチキンラーメンやカップヌードルを、
発明された安藤百福さんに感謝です!

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