京都国立博物館『京博(きょうはく)』では、
新春特集展示として、
お正月 亥づくし 干支を愛でる
京の冬景色
美麗を極める中国陶磁展が開催されます。
また、新春特集展示期間に、
新春イベントや土曜講座が開かれます。
亥年でも“トラりん”を、よろしく!
京都国立博物館へのアクセスとともに
新春特集展示の日時をご案内します。
京都国立博物館【新春特集展示】亥づくし~干支を愛でる~
亥づくし~干支を愛でる~
平成30年12月18日(火)~平成31年1月27日(日)まで
会場は、京都国立博物館 平成知新館(1F~5)
京都国立博物館 〒605-0931京都市東山区茶屋町527
075-525-2473(テレホンサービス)
平成28年(2016年)の申年より続く新春特集展示『干支を愛でる』
平成31年は“亥”年ということで、『亥づくし』
猪にまつわる名品が展示されます。
京都国立博物館では、明治三十四年(1901年)より、明治四十三年(1910年)まで、
毎年、干支にちなんだ展示が行われていました。
明治三十四年は丑年、明治四十三年は戌年、
丑→寅→卯→辰→巳→午→未→申→酉→戌
“亥”と“子”が抜けています。
実は『亥(猪)』をテーマとする展示は、この度が初めてなのです。
京都国立博物館初めての~干支を愛でる~『亥づくし』を、
新春特集展示で鑑賞すれば、その亥年がきっと素晴らしい一年になります。
京都国立博物館 新春特集展示 京の冬景色
平成30年12月18日(火)~平成31年1月27日(日)まで
平成知新館 2F~5
四季に恵まれた日本の自然は、
その季節ごとにさまざまな表情を見せてくれます。
桜、新緑、紅葉など、季節を彩る豊かな色彩が、
見慣れたはずの景色に新鮮な趣を添えるさまは、
まことに目に楽しいものです。
一般的には観光のオフシーズンとされ、
底冷えのする冬の京都には、しかしこの季節ならではの景色があります
特に、京都市内でも北部や山沿いでは雪が積もりやすく、
雪化粧という言葉そのままに、
真白な雪は美しい景色を一層さらにも美しく磨き上げてくれるのです。
そんな魅力的な京都の冬景色が描かれた作品が、
数多くみられる特集展示なのです。
京都国立博物館 新春特集展示 美麗を極める中国陶磁
松井コレクション受贈記念『美麗を極める中国陶磁』
平成30年12月18日(火)~平成31年2月3日(日)
平成知新館 1F~2・3
平成二十四年に、
清朝陶磁を中心とした中国美術の蒐集家である松井宏次氏より、
陶磁56件、考古13件、彫刻2件の計74件の寄贈を受け、
その受贈を記念し、作品を一堂に展示されます。
それらの作品の中核をなすのは、
中国・清時代に作られた陶磁器(清朝陶磁)です。
清朝陶磁は景徳鎮に宮窯が置かれ、
高度な技巧を凝らした磁器が生み出される一方で、
名声高い陶磁器の模倣が行われました。
宋時代の宮窯青磁も模倣され、青磁色の単色釉がかけられるだけでなく、
胎土や貫入に至るまで、忠実に模倣を行ったものが作られています。
松井コレクションは、洗練された青磁をはじめとした単色釉の名品のほか、
赤、緑、黒、褐、藍、黄など多彩な色絵の具を用い、
繊細な筆致で絵画的な絵付けを行ったり、
文人趣味を反映した画題を描いたりした青花磁器や五彩磁器、
粉彩を施したものなど、長年培われた鑑識眼によって、
清朝陶磁の技法を概観できるまとまりとなっています。
清朝陶磁以外にも中国陶磁の蒐集をされており、
漢時代、唐時代から宋、明時代までの碗、皿、瓶や壺、枕や俑に至るまで、
コレクションは多岐にわたるものとなっています。
また、松井氏は中国美術全般にも興味を持って、
造形的な美しさの見られるガラス製品、石造彫刻や青銅器、
金属工芸なども蒐集されています。
清朝陶磁をはじめとした中国陶磁の形状の豊かさや、
色彩の美しさが観賞できます。
京都国立博物館 新春イベントと関連する土曜講座開催のお知らせ
【トラりん登場!】
『トラりん』は、
京都国立博物館の公式キャラクターです。
京博所蔵の尾形光琳筆「竹虎図」(江戸時代・18世紀)から生まれました。 水墨画なので体の色は地味ですが、
本人(虎)は気に入っています。誕生日: 10月10日
日時:平成31年1月2日(水)・4日(金)・5(土)・6(日)
午前10時~ 11時20分~
午後1時20分~ 3時~ 4時~
場所:京都国立博物館 庭園
顔 こわいよー!
ボクの名前は 虎形 琳丿丞(こがたりんのじょう) だリン!
みんなからは「トラりん」って呼ばれているよ☆
どうぞよろしくリン♪
ボクのおしごとは、京都国立博物館のPR大使!
みんなに博物館を楽しんでもらえるようにがんばるリン☆
お昼ごはんの時間だリーーーーーン!!!!!#トラりん #京都国立博物館 #とても元気 #ごはんは生きがい #うれしい pic.twitter.com/OzzHwA0nox
— 京都国立博物館 トラりん (@TORARINOFFICIAL) 2018年12月5日
【芸舞妓 春の舞】
日時:平成31年1月14日(月・祝)
午後1時~ 2時~ (2回公演・各30分)
場所:平成知新館 講堂
イベントに関するお問い合わせは、
京都国立博物館総務課事業推進係
☎ 075-531-7504
【関連土曜講座】
平成31年1月19日(土) 『亥づくし』関連講座
講師:上杉智英 京都国立博物館研究員
平成31年2月2日(土) 『美麗を極める中国陶磁』関連講座
講師:降矢哲男 京都国立博物館研究員
場所:京都国立博物館 平成知新館 講堂にて開催
時間:13時30分~15時
定員:200名
聴講料:無料 ただし、当日の観覧券等が必要です。
当日12時より、平成知新館1階のグランドロビーにて整理券を配布します。
定員になり次第、配布は終了になります。
京都国立博物館へのアクセス
京都国立博物館では、
金曜日と土曜日は、夜8時まで開館しています。
(最終入館は閉館の30分前までです)
京都国立博物館
京都市東山区茶屋町527
☎ 075-525-2473
開館時間:午前9時30分~午後5時(金・土曜日は午後8時まで開館)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館)
2018年12月25日~2019年1月1日
観覧料:一般¥520円 大学生¥260円
高校生以下および18歳未満、満70歳以上は無料
障害者とその介護者1名は無料(障碍者手帳提示)
あとがき
最近の美術館、博物館ブームは凄いですね。
朝から90分待ちなんてあたりまえで、
中に入ってからも人だらけ、
しかも人の波に押されて押し出されてしまうんです。
じっくり静かに観たいときはどうすればいいですかね。