興味津々

インフルエンザワクチンの予防接種で注意することは?症状と潜伏期間について

インフルエンザワクチンの予防接種は、
いつ受ければいいのでしょうか。

インフルエンザワクチンの予防接種について、
また、
インフルエンザワクチンの予防接種を受けるときに、
注意することをまとめました。

何だか熱っぽいけど、コレってもしかしてインフルエンザ?

そう思ったら、すぐに病院を受診する必要がありますが、
インフルエンザ予防のためには、
インフルエンザワクチンの予防接種を受けておくべきですね!
  

インフルエンザのワクチンの予防接種

インフルエンザワクチンの接種で、インフルエンザによる重篤な合併症や、
死亡を予防することが期待されます。

インフルエンザに対しては、ワクチンで重症化を予防することが、
インフルエンザに対抗する有効な手段なのです。

特に、高齢者や基礎疾患(心疾患、肺疾患、腎疾患など)がある人は
重症化しやすいので、かかりつけ医とよく相談の上、
インフルエンザワクチンの接種を受けることをお勧めします。

高齢者のインフルエンザワクチンの予防接種は定期接種の対象となります。

65歳以上の方

60~64歳で、心臓、じん臓若しくは呼吸器の機能に障害があり、
身の周りの生活を極度に制限される方

60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、
日常生活がほとんど不可能な方

インフルエンザワクチンは自治体により実施期間や費用が異なります

なお、インフルエンザワクチンでは、
ほかのウイルスの感染による『風邪』を予防することはできません。

毎年『今年のインフルエンザは〇型で…』という報道を耳にしますが、
今年のワクチンは、
どの種類のインフルエンザに効果があるのでしょうか?

インフルエンザワクチンに含まれるウイルス株は、
その年の初冬からの流行状況を考え、
流行するウイルス株を予想して製造されます。

インフルエンザウイルスには、大きく分けてA型とB型がありますが、
それぞれさらに細かく種類がわかれています。

国内外で、インフルエンザB型は、
2系統(山形系統とビクトリア系統)のウイルスが、
混合流行していることが多くなってきています。

そのため、2014/15シーズンには3種類だったものが、
2015/16シーズンより、
A型2種類とB型2種類の4種類が含まれたワクチンになりました。

より多くの種類の、インフルエンザウイルスによる重症化を、
防ぐことが可能になります。

インフルエンザワクチンはその製造工程では、
ふ化鶏卵を使っているため、
わずかながら卵由来の成分が残っています。

近年は、高純度に精製されているので、ほとんど問題になりませんが、
卵を食べるとじんましんや全身性の発疹が出たり、
口の中がしびれるような強い卵アレルギーがある場合は、
ワクチンの接種を避けるか、注意して接種する必要があるので、
ワクチンを接種する前に必ず医師に相談するようにしましょう。

インフルエンザの予防接種 受ける前と受けた後で注意すること

インフルエンザの予防接種は、流行する季節に注意し、
接種時期になったらなるべく早く予防接種を受けましょう。

インフルエンザは、感染力が非常に強く症状の重い呼吸器の病気で、
ときに世界的な大流行をおこします。

肺炎・急性中耳炎・脳症等の合併症をおこして重症化する場合もあります。

インフルエンザの予防接種を受ける前に注意することは

インフルエンザの予防接種を受ける前に、
その日の体調や状況を確認してください。

インフルエンザの予防接種を受ける日や前日に、
37.5℃以上の発熱がある人や、
重い急性の病気にかかっている人は、医師に相談しましょう。

これまでにインフルエンザワクチンの接種を受けて、
アナフィラキシーを起こしたことがある人や、
医師が予防接種を行うことが不適当と判断した人などは、
インフルエンザワクチンの接種を受けることは避けるようにしましょう。

インフルエンザの予防接種を受けた後に注意することは

インフルエンザの予防接種を受けた後
接種日は、過激な運動を避けて、注射したところは清潔にしておきましょう。

接種日の晩は、
熱などがなく普段と変わりがなければ入浴しても差し支えありません。

高熱やけいれんなどの異常反応や、局部の異常反応など、
体調の変化があれば、速やかに医師の診察を受けるようにしましょう。

30分以内に急な副反応が起こることがまれにありますので、
その間は様子を観察し、医師とすぐに連絡が取れるようにしておきましょう。

2回目の接種について

ワクチンはインフルエンザの流行前(10月~12月)に摂取します。

生後6か月~13歳未満の場合は、
およそ2~4週間隔で2回接種します。

13歳以上の人は通常1回接種ですが、
およそ1~4週間隔で2回接種することもできます。

効果の面から接種間隔はおよそ3~4週間隔が望ましいということです。

流行前に2回接種が終わるように、
1回目は10~11月、2回目は11月中に接種するのがおすすめです。

2回接種する時は、2回目の注射は反対側の腕に、
あるいは同じ腕にする場合でも、
前回に注射をした場所とは違うところに接種を受けるようにしましょう。

ワクチンの効果は5ヵ月程度のため、
積極的にインフルエンザワクチンを受け、感染を予防しましょう。

インフルエンザの症状と潜伏期間は?

典型的なインフルエンザは、1日~5日(平均2日)の潜伏期間の後、
突然に発症し、38℃以上の発熱、上気道炎、
全身倦怠感などの症状が出現することが特徴的です。

流行期(日本では例年1月~3月)に、これらの症状があった場合は、
インフルエンザの可能性が高いと考えられます。

症状の持続時間は通常2日~3日ですが、
場合によっては5日を超えることもあります。

また、高齢者や小児、
あるいは呼吸器系や心臓などに病気を持っている人が、
インフルエンザにかかると、合併症を併発する場合があります。

細菌の二次感染による肺炎・慢性気管支炎の増悪は、
高齢者などに起こりやすい合併症です。

また、まれながら小児でのインフルエンザ脳症の報告がありますが、
その原因は、まだ明らかになっていません。

インフルエンザを軽くみては危険です!
毎年、
数千人から数万人の方がインフルエンザが原因となって亡くなっています。

特に高齢者の方で、
呼吸器疾患、循環器疾患、糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方が、
インフルエンザに感染すると、
入院が必要となったり、最悪の場合は死に至ることがあります。

また、小児ではインフルエンザに合併して急性脳症が起こることがあり、
死亡や後遺症など、深刻な問題になっています。

インフルエンザは、
流行に伴う個人的・社会的損失がたいへん大きく、
十分な警戒が必要な疾患です。

インフルエンザの予防接種を行うことで、
インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、
健康被害を最小限にとどめることが期待できます。

あとがき

インフルエンザはウイルス感染ですので、
インフルエンザワクチンの予防接種が有効ですが、
インフルエンザに感染しないためには、
外出時には人混みを避けたり、マスクをするなどして、
感染から身を守ることが大切です。

また、外出から帰った時は、
必ず手洗いとうがいをするようにしましょう!

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