腸内フローラを改善する食べ物で痩せ菌が増える!
何だかとっても嬉しい言葉です。
空腹を我慢してダイエットしても全然痩せないのです。
なのに、腸内フローラを改善する食べ物を食べることで痩せ菌が増えて、
ダイエットしなくても太りにくい体質になれるなんて、
夢のようだと思いませんか?
どんな食べ物が痩せ菌を増やしてくれる食べ物なのかをご紹介します。
腸内フローラを改善する食べ物とは
『少ない食事で我慢して、一生懸命に運動をしているのに思うように痩せない。』
太り癖とも言える体質に悩んでいる人は少なくないと思います。
そんな人の多くは、腸内フローラ(腸内細菌叢)の衰えが原因かも知れません。
腸内細菌には『善玉菌』『悪玉菌』『日和見菌』の3種類があり、
日夜、勢力争いをしています。
善玉菌の代表は、ビフィズス菌や乳酸菌で、
小腸で吸収されなかった糖を発酵させて、
乳酸・酢酸・酪酸などの体に有益な物質を作り出します。
悪玉菌の代表は、
ウェルシュ菌で、アンモニアなどの有害物質を作ります。
日和見菌は、腸内の善玉菌が優勢の場合は善玉菌に、
悪玉菌が優勢の場合は悪玉菌側につきます。
腸内フローラが悪玉菌優勢になると、
アンモニアや硫化水素といった毒素が大量に発生するため、
それらが血管に取り込まれて全身に運ばれ、
血液がドロドロに汚れたり細胞に悪影響を与えたりして、
高血圧や動脈硬化、肌荒れなどを引き起こします。
加えて、善玉菌が減ると、女性ホルモンを合成するビタミン類も少なくなり、
女性ホルモンのバランスが崩れてしまいます。
そして、最近の腸の研究で明らかになったのは、
悪玉菌が優勢になって
腸内フローラのバランスが悪くなり、肥満体質になるということです。
腸内フローラと肥満との関係は、まだ完全に解明されていませんが、
悪玉菌が増えると、悪玉菌が作り出す毒素が腸の働きを弱めて、
腸内に糖や脂肪をため込みやすくするため、
太り癖がついてしまうのです。
腸内フローラのバランスが悪くなると、肥満になりやすくなるだけでなく、
腸の蠕動運動(内容物を先送りする運動)も衰えて、
便秘が起こりやすくなります。
つまり、食事の量を減らしてがむしゃらに運動しても、
腸が衰えていると健康的に痩せることが難しいのです。
腸内フローラを改善する食べ物で痩せ菌を増やす
今、日本人の腸は危機に瀕していると言われています。
食の欧米化によって本来美しかったはずの日本人の腸内フローラが、
荒廃していると指摘されているのです。
肉などの高脂肪食が中心の欧米食に傾くと、
食物繊維の摂取が減ったり、
動物性脂肪や動物性たんぱく質を過剰に摂取したりして、
腸内の悪玉菌が増えて腸内環境が悪化してしまいます。
しかし、伝統的な日本食なら、
腸を活性化する善玉菌をいろいろな食材から自然に摂ることができます。
たとえば発酵食です。
日本の発酵食を作る麹(主に日本酒や醤油など穀物の発酵に用いられるカビの一種)や、
酵母(主に酒やヌカ漬けなどの発酵に用いられるカビの一種)は、
多くの有益な働きをし、
善玉菌を増やして腸内フローラのバランスをよくすることが、
長年の微生物研究からわかっています。
日本古来の発酵食と言えば、納豆・みそ・醤油・酢・漬物・塩麴・甘酒などです。
こうした各種の発酵食品を積極的に摂って麹や酵母、善玉菌を補うことが、
腸内フローラの健全化には絶対必要なことなのです。
麹や酵母、善玉菌は、多くの種類があり、
それぞれの菌が腸内環境を整える働きをします。
具体的には、麹や酵母、善玉菌は、腸の中で食べ物や毒素を分解し、
必要な栄養分を補給し、余分な物や毒素は体外に排出させる働きをするのです。
つまり、麹や酵母、善玉菌を積極的に摂れば、
食事で過剰にとった脂肪や糖質、たんぱく質を分解して排出を促してくれるので、
ダイエット効果が期待できるのです。
さらに、麹や酵母の酵素(体内の化学反応を促す物質)によって消化する力が強まり、
余った体内の酵素が代謝に回されれば、
エネルギーの燃焼効率がよくなりダイエットにプラスになります。
こうした麹や酵母、善玉菌は、それぞれ分解できる栄養や役割が決まっているので、
健康や美容のためには、
なるべく多種類の発酵食品を食べる『多彩菌活』が大切になります。
例えば、
糖質を分解する酵母菌、
脂肪を分解する黒麹菌、
タンパク質を分解する黄麹菌というように、
それぞれ働く食べ物が違うのです。
食が細くて、いろいろな種類の発酵食を摂るのが難しいという人は、
麹や酵母、善玉菌を配合した
菌活サプリ(栄養補助食品)の助けを借りてもいいと思います。
このような食品を毎日摂ってバランスの良い食事をし、
適度な運動と十分な睡眠を心掛けていれば、
1~2か月で腸内環境が改善され、美しい腸内フローラが実現できるはずです。
そして3か月後には、特別な食事制限をしなくても、
余分な体脂肪が減って、健康でスリムになることにつながるのです。
何をしても痩せない太り癖は、腸内フローラの衰えが原因だったのです。
日本古来の発酵食品、麹・酵母・善玉菌を補えば
腸内フローラを整えることができ、肥満体質を解消することが出来るのです。
腸内フローラを改善し 太りにくい体質になれる食べ物は?
腸内環境が整うと、代謝や免疫力が高まって健康で元気な身体になります。
ブームとなった塩麹や醤油麹をはじめ、納豆、ヨーグルトなど、
発酵食品が改めて見直されています。
発酵は食材に菌が繁殖して、
成分に変化をおこす日本古来の食品加工法の一つです。
馴染み深い菌として「乳酸菌」や「納豆菌」、「麹菌」などがありますが、
菌によってその働きもさまざまなのです。
世界有数の発酵大国である日本は身近に発酵食品が豊富にあり、
菌活を始めるには大変恵まれた環境にあります。
菌のパワーを上手に活用して、体の中からキレイを目指しましょう!
毎日継続して
菌を取ろう!
食べた菌は便となって体外に出てしまうので、継続して菌を取ることが大切です。
特に、乳酸菌は腸に届いても、
体内に長くとどまることができないので継続して取り入れてあげましょう。
体の中で
よい菌を育てよう
腸内の善玉菌を育てるには、食物繊維とオリゴ糖が必要不可欠なのです。
そこで、おすすめなのが「きのこ」。
きのこの食物繊維が善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善します。
複数の菌を
組み合わせて効率よく!
複数の食材組み合わせて取ることで、相乗効果も期待できます。
また、単品で取ろうとするとどうしても飽きてしまうので、
アレンジを楽しみながら毎日の食事に上手に取り入れましょう。
乳酸菌
乳酸菌には整腸作用や抗アレルギー作用があり、
代表的な食品としては、
ヨーグルト、チーズ、キムチ、ぬか漬けなどがあります。
麹菌
麹菌には消化吸収を補助する働きがあり、食材の旨み成分をアップさせます。
代表的な食品には、とても身近な調味料に多く、
味噌、醤油、酢、塩麹、甘酒などがあげられます。
納豆菌
もちろん納豆に含まれる納豆菌ですが、骨の強化に効果があったり、
血液をサラサラにしてくれる嬉しい作用があります。
血液がサラサラになることは、動脈硬化や脳梗塞の予防につながります。
酢酸菌
あのスッパイお酢ですが、疲労回復や血圧・血糖値の抑制する作用があります。
お酢にはいろんな種類がありますので、いろんな摂り方ができます。
お酢を使ったお料理や、飲み物を工夫して、
毎日摂取できるようにしたいものです。
酵母菌
酵母菌は便秘解消や血糖値の抑制に効き目を発揮します。
代表的な食品
ワイン、ビール、日本酒、パン、味噌、醤油など。
菌類
ダイエットや美肌、
整腸作用やむくみ解消といった女性には嬉しい作用がいっぱいです。
代表的な食品
しめじ、まいたけ、エリンギなどのきのこ類から摂取できます。
カロリーを気にせず食べられる食材です。
あとがき
ダイエットは永年の夢です!
いつもそんなに食べていないと思うのですが、また少し太ってしまいました。
ガンガン食べるのに太らない人が羨ましいです。
太りにくい体質になって、思いっきり食べたいです!