MOA美術館のコレクションは？開催予定の展覧会スケジュールとアクセスは？

静岡県熱海市にあるMOA美術館は、
創立者・岡田茂吉氏が自身のコレクションを基盤に、
静岡県熱海市に創られた私立美術館で、
国宝を含む重要文化財・重要美術品など、
約3500件を所蔵する美術館です。
MOA美術館が作られた経緯や、創立者の想いやコレクションについて、
また、
今後予定されている展覧会のスケジュールを、
MOA美術館へのアクセスとともにお伝えします。

　　

MOA美術館とはどんな美術館でコレクションは？

MOA美術館とは

岡田茂吉氏は1952年　神奈川県箱根町強羅に箱根美術館を開設しました。

1955年に岡田茂吉氏は亡くなりますが、
翌々年に、
岡田氏の「熱海にも世界的な美術館を建設し、
日本の優れた伝統文化を世界の人々に紹介したい」との願いを継承して

箱根美術館の姉妹館として、
彼の収集品を元に熱海美術館が開設されました。

熱海美術館は後に「救世熱海美術館」と改称されましたが、
岡田氏の生誕100周年にあたる1982年に、現在のMOA美術館として開館しました。

創立者岡田茂吉は、
「優れた美術品には、人々の魂を浄化し、心に安らぎを与え、
幸福に誘（いざな）う力がある」と考えていました。

「美術品は決して独占すべきものではなく、
一人でも多くの人に見せ、娯しませ、人間の品性を向上させる事こそ、
文化の発展に大いに寄与する」との信念のもと、
戦後、東洋美術の優品の蒐集につとめ、海外への流出を防ぐため、
1952年　財団法人東明美術保存会
現在は公益財団法人 岡田茂吉美術文化財団を設立。

MOA美術館のある一帯は世界救世教の聖地として整備され、
「熱海瑞雲郷」（敷地面積約7万5千坪）と呼ばれています。

美術館運営は、
世界救世教いづのめ教団・MOAインターナショナルとして活動。

現在のMOA美術館は、2014年2月5日に新装開館しました。

MOA美術館には、メイン展示会場のほかに、
黄金の茶室・円形ホール・能楽堂・日本庭園のほかに、
復元された 尾形光琳の「光琳屋敷」などがあります。

MOA美術館の創立者 岡田茂吉氏とはどんな人？

岡田茂吉氏：1882年〈明治15年〉12月23日 – 1955年〈昭和30年〉2月10日）

幼いころより画家を志していましたが、
眼の病に侵され東京美術学校を中退したそうです。

商売に成功しながらも過労がたたり、いくつもの病に侵されたり、
家族や子供に恵まれず不幸が重なった事もあって、大本教に入信。

自身の神秘体験から独自の「岡田式神霊指圧療法」を説き、
後に宗教法人「世界救世教」を発足する。

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MOA美術館のコレクションは？

岡田茂吉氏は、宗教家として活動する傍ら、
この頃から美術絵画の収集を始め、
多岐にわたる所蔵のコレクションが増えていきました。

のちに国宝に指定される
『尾形光琳の紅白梅図』や『野々村仁清の色絵藤花図茶壺』も入手し、
国宝3件・重要文化財66件・重要美術品46件を含む
約3500件以上もの、絵画・書跡・工芸・彫刻等・陶芸・仏像など、
魅力と価値のある作品によって構成されています。

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MOA美術館の開催予定の展覧会スケジュール

北斎「冨嶽三十六景」

夏休みコレクション展 北斎「冨嶽三十六景」
2017.07.21(金) – 2017.08.29(火)

第20回岡田茂吉賞展

MOA美術館　リニューアルオープン記念　第6弾
第20回岡田茂吉賞展
2017.09.01(金） – 2017.10.24(火)

千宗屋キュレーション　茶の湯の美ーコレクション選ー

リニューアルオープン記念特別企画　
千宗屋キュレーション　茶の湯の美ーコレクション選ー
2017.10.27(金） – 2017.12.10(日)

暮らしの中の伝統工芸

暮らしの中の伝統工芸
2017.12.16(土) – 2018.01.23(火)

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開館時間・休館日

開館時間　9:30 – 16:30 (最終入館は16:00まで)

休館日　木曜日(祝休日の場合は開館)、展示替日、年末年始

観覧料

鑑賞券
一般 1,600円 (1,300円)
高大生 1,000円 (700円)
小中生 無料
シニア割引 1,400円
障害者割引 800円

MOA美術館へのアクセスは？

MOA美術館

所在地　静岡県熱海市桃山町26-2
TEL.　0557-84-2511(代表)
FAX.　0557-84-2570

交通アクセス

JR熱海駅より

・バス　　
バスターミナル8番乗り場よりMOA美術館行き 約7分　終点「MOA美術館」下車すぐ
　(熱海駅からＭＯＡ美術館までの時刻表はこちら)

・タクシー　　
JR熱海駅タクシー乗り場より約5分

お車をご利用の場合

東京方面より　　
東名高速道・厚木道路:小田原西出口→西湘バイバス→石橋へ
→真鶴道路湯河原出口から国道135号線を通り→MOA美術館（所要時間約2時間）

静岡方面より　　東名高速道:沼津IC/新東名高速道:長泉沼津IC
→伊豆縦貫道→熱函道路 → MOA美術館 (所要時間約1時間)

駐車場

「MOA美術館3階駐車場」をご利用ください。
駐車場の入り口は当館3階入り口手前にございます。

駐車台数 　200台
利用時間 9:00〜17:00/料金 　無料

あとがき

ＭＯＡ美術館は熱海駅の背後に位置する海抜250mの丘陵地に建ち、
初島や伊豆大島が浮かぶ相模灘など雄大な景観が見渡せます。
つつじ山、梅園などがある瑞雲郷と名付けられた
約236,400㎡（約71,500坪）の広大な庭園内に位置し、
四季折々の豊かな自然の景観を堪能できます。