ある日ふと鏡を見ると、1本…2本…
いつの間にか増えている白髪。
「ヤーダー!白髪だなんて?」って驚きつつも、
正直、心中は穏やかではありません。
一気に年を取ってしまったような気になってしまいます。
そもそも何で白髪って生えるの?
なぜ人によって、白髪が生える年齢に差があるの?
白髪が生える年齢や生え方の度合いの違いなど、
人によって様々ですが、
まだまだ白髪が生えるメカニズムについては、
わかっていないことが多いようです。
ある日突然、白髪に気づいたその日から、
増え続ける白髪に対処していくしかないのでしょうか。
白髪について気になることや対処法、
白髪染めとおしゃれ染めの違いをまとめてみました。
白髪を抜くと増えるって迷信?一晩で真っ白になるというのは?
近年になって、白髪の原因に関わる画期的な研究結果が、
次々と発表されるなど、
白髪の謎は徐々に医学的な解明が進んでいます。
まず『白髪を抜くと増える』ということを耳にしますが、
これは科学的に証明することのできない時代に生まれた俗説ということで、
医学的根拠は証明されていません。
基本的に、見つけた白髪を抜いても、
白髪を抜いた毛穴から、次に生えてくるのも白髪です。
しかしその毛穴から、
何本も白髪が生えてくるということは考えづらく、
白髪を抜くと増えるという噂は迷信に近いものです。
ただ、同じ毛穴から生えてくる白髪を抜き続けていると、
毛根が傷ついてしまい、
その毛穴からは毛が生えなくなる恐れがあるのです。
ですから、白髪は抜くべからず!ということですね。
また、漫画などで『一晩で髪が真っ白になった!』
なんて言うシーンを見かけますが、
あれは追い詰められた心理面を大げさに表現していることです。
今ある黒い髪は、いわば死んだ細胞なので、
それが急に黒から白に変わるということはあり得ません。
ただし、精神的ショックなどが原因で、
短期間に円形脱毛症になった時は、病巣部分の黒髪が抜けて、
頭皮近くの白髪が際立って見えるということはあります。
つまり『白髪を抜くと増える』や、
『一晩で髪が真っ白になった!』というのは、
科学的に証明することのできない迷信に近いものです。
白髪は抜くと増える?抜かない対処方は?
白髪を目立たたせない対処方を考える前に、
白髪を増やしてしまっている原因に心当たりはありませんか?
白髪が生えるメカニズムについては、
まだまだわかっていないことが多いのですが、
少しづつわかってきています。
白髪が増える原因は、
髪の毛に良くない状態が多くなることのようです。
この髪の毛に良くない状態を少なくすることで、
白髪が増えるのを遅らせることができるということです。
白髪はもちろん、
薄毛などにも女性ホルモンが深く関わっています。
この女性ホルモンは『加齢』とともに減少します。
女性ホルモンには頭皮の毛母細胞やメラノサイト(色素細胞)に働きかけ、
健康な毛髪を作り維持する働きがあり、
それが減ることで白髪や抜け毛が増えてくるのです。
健康な髪を保つには、
アミノ酸やビタミン、ミネラルなどの『栄養バランス』が重要です。
髪の色を決めるメラニン色素の材料となるアミノ酸のチロシンは、
体内で合成できるのですが、
神経伝達物質の生成や、
自律神経の調整をする甲状腺ホルモンの材料にもなるため、
ストレスの多い現代社会では消費されやすいのです。
髪の毛のためには『睡眠』が大切です。
睡眠中に分泌される成長ホルモンには、
皮膚の新陳代謝を促進する作用があるのですが、
成長ホルモンは熟睡していなければあまり分泌されません。
睡眠不足は頭皮の代謝に悪影響を与えます。
『運動不足』も、代謝の低下や血行不良を招き、
頭皮に栄養が行かなくなるため白髪の原因となります。
『ストレス』は血行不良を引き起こし、
髪に栄養が届きにくくなります。
白髪を抜かない対処法は、
髪の毛に良くない状態を少なくすることで、
白髪が増えるのを遅らせることなのです。
また、白髪が増えるのを遅らせる対処法は、
そのまま健康維持であったり、アンチエイジングに繋がる方法です。
まだ若いと思っていたのに、
ちらほらと見え隠れする白髪が気になりだすと、
いろいろなことが億劫になります。
1本、2本と白髪を数えているより、白髪に対してポジティブに捉えて、
生え続ける白髪と上手に付き合っていく方法を、
考えるようにしてはいかがでしょうか。
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白髪を抜かない対処法 白髪染めとおしゃれ染めの違いは?
白髪が気になるけど抜きたくないという人は、
髪の毛が少ないことを気にしての場合が多いようです。
白髪が気になるかどうかということも、個人差があるようですが、
白髪を抜かずに目立たなくする方法といえば、
やはり毛染めという選択肢になります。
若いころから髪を染めているという人は、
髪を染めるということに抵抗は少ないかと思いますが、
今まで染めていた『おしゃれ染』を、
『白髪染め』に変えるタイミングが難しいですね。
そもそも白髪染めとおしゃれ染は、どのように違うのでしょうか?
白髪が目立ってきたら染めるのは一般的なことですが、
年齢的にまだ若いときは、
『白髪染め』に対して少し抵抗があるかもしれません。
特に20代や30代前半の場合ですと白髪染めではなくて、
おしゃれ染めでどうにかならないか、と思ってしまいます。
しかし残念ですが、
周辺の髪を明るくすることで白髪をごまかすことはできても、
通常のおしゃれ染めでは白髪を染めることはできません。
『白髪染め』と『おしゃれ染』どちらも髪を染めるものですが、
色素の入ってない白髪を染めるのと、
色素が入っている黒髪(白髪でない髪の毛)を染めるのとでは、
髪の毛が染まるメカニズムが違います。
白髪は『おしゃれ染』では染まりません。
色素の入ってない白髪をブリーチしようにも、
髪内部の色素がないので脱色できないように、
『おしゃれ染』も、
白髪には化学反応する色素自体がないので染めることができないのです。
ですから白髪は白髪染めじゃないと色は入りません。
白髪染めはメラニン色素のない白髪にも、
メラニン色素の入っている黒髪(白髪でない髪の毛)にも、
色味を入れることが出来ます。
白髪も黒髪(白髪でない髪の毛)も同じ色に染めることができる白髪染めを使って、
おしゃれ染めをすることはできます。
でも、色素に反応する黒髪用のおしゃれ染は、
黒髪(白髪でない髪の毛)は染められても白髪には色を入れられないので、
白髪染めの代わりにはならないんです。
白髪の量が多い場合には白髪染めを使いますが、
白髪の量が少なくて、
髪全体を明るくすることで白髪を目立たなくしたいという場合には、
おしゃれ染めを使う、というように使い分けるのがポイントです。
一般的な毛染めには、
黒髪用のおしゃれ染め、ヘアマニキュア、カラースプレー、白髪染めなど、
たくさんの種類があります。
どれも髪に色をつけるものということは共通していますが、
髪へのダメージも気になるところです。
基本的にヘアマニキュアとカラースプレーは、
髪表面に染料を付着させるだけなので髪へのダメージ少ないです。
最近人気のトリートメントタイプの白髪染めも、
髪表面に染料をコーティングするものなので、
髪へのダメージはほとんどありません。
髪へのダメージがあるのは、おしゃれ染めとして売られているもので、
ヘアカラーのなかでも色持ちがいい永久染毛剤は、
一番ダメージが大きいといえます。
おしゃれ染めは、アルカリ性製品のほうが染毛効果が高い分、
より髪を損傷させます。
このおしゃれ染めよりも髪へのダメージが大きいのがブリーチで、
ブリーチは縮毛矯正とならび、髪を最も激しく損傷させる施術です。
明るい色に染めようとするほどブリーチ力が強くなるため、
ダメージも大きくなります。
白髪染めは、色素のない白髪にも色を付けるだけあって染毛力は高いです。
黒髪を染めるおしゃれ染めは、
一度色を抜くためブリーチ力が強いです。
どちらもキューティクルを剥がすので髪にダメージを残しますが、
ブリーチ力が高い分、おしゃれ染めのほうがダメージが強いようです。
もちろんおしゃれ染めでも暗い色に染めるのであれば、
ブリーチ力も弱いのでそこまでダメージにはなりません。
明るい色に染めようとすればそれだけダメージも大きくなるということです。
白髪染めは頻繁に行うのでダメージが目立ちやすく、
そのため、
おしゃれ染めより白髪染めのほうがダメージが大きいと誤解されがちです。
あとがき
鏡を見て、ピンと立っている白髪が気になりだすと、
どんどんその白髪に目が行って、目立っているように感じます。
ほかの髪より、白髪が一段と元気で、
抜こうとしてもなかなか抜けません。
白髪を抜いてばかりいると、今度は薄毛が気になってきます。
他人はそれほど私の髪になんか興味を抱いていないと思うのですが、
私の白髪に大勢の人の視線が集まっているような錯覚をしてしまいます。
(自意識過剰ですね)
髪を濃い色に染めたら、生えてきた白髪が一層目立ってきますし、
髪が薄くなってきた部分の地肌も目立っているように感じるので、
髪はいつも明るい色に染めるようにしています。
いずれは白髪も魅力の草笛光子さんのような、
シルバーヘアーになりたいと思います。