年末に年越しそばを食べる理由をご存知ですか?
大晦日の過ごし方で年末に年越しそばを食べる理由には諸説あるようです。
また、年越しそばを食べながら紅白を見ると言うのは、
普通過ぎるかも知れませんが、一番落ち着きます。
大晦日の過ごし方で家族と過ごす場合、
どのように過ごされますか?
家族と過ごす年末、
年越しの過ごし方ランキングを見て安心しました。
年末に年越しそばを食べる理由は?
大晦日には、
そばを食べて新しい年を迎える習慣があります。
大晦日には、毎年60%近い人が年越しそばを食べるということです。
そばの形にあやかって、細く長く達者で暮らせるように、
長寿と幸福を願ったり、
そばが切れやすいことから、
一年の災厄を断ち切ると言う縁起担ぎで食べるようになったともいわれていて、
昔は年越しそばのことを『運気蕎麦』ともいわれていました。
遅くとも1814年には大坂で年越しそばが文化として定着していたことが窺え、
さらに年越し蕎麦の起源をさかのぼると、
江戸時代中期には商家に月の末日に、
蕎麦を食べる三十日蕎麦(みそかそば)という習慣があったようです。
その当時の江戸では江戸患い(脚気)が流行しており、
「そばを食べている人は脚気にならない」という巷説が、
江戸での蕎麦の流行を後押ししたのです。
年越しそばの由来については諸説あります。
蕎麦は細く長いことから延命・長寿を願ったものであるとする説。
そばが細く長いことに由来する年越しそばの長寿延命の意味は、
引越し蕎麦の「末永く宜しく」と同じ意味からきています。
金銀細工師が金箔を延ばす為にそば粉を用いたとする説。
金銀細工師が金粉銀粉を集める為にそば粉の団子を使用したことから、
金を集める縁起物であるとする説。
鎌倉時代の謝国明による承天寺の「世直しそば」に由来するという説。
ソバは風雨に叩かれてもその後の晴天で日光を浴びると元気になる事から、
健康の縁起を担ぐ説。
蕎麦が五臓の毒を取ると信じられていたことに由来するとの説。
蕎麦が切れやすいことから、
一年間の苦労や借金を切り捨て翌年に持ち越さないよう願ったという説。
家族の縁が長く続くようにとの意味であるとの説。
など、
いろいろと言われていますが、
どれも新年を迎えるとき、これから先の幸せを願って、
そばを食べることで来る時の健康と幸せを祈願するものです。
薬味のネギは、
疲れをねぎらう意味の「労ぐ(ねぐ)」、
祈る意味の「祈ぐ(ねぐ)」
そして神職の「禰宜」などの言葉にかけた語呂合わせであるとされています。
年越しそばは、年越しの頃に食べるのが一般的なようですが、
大晦日の夕食の時に食べたり、
元旦や一月十四日(小正月の前日)に食べる地方もあるようです。
うどん県と言われる香川県でさえも、40%以上の人が、
年越しにはうどんでなくそばを食べるということです。
https://kyoumi.click/5207.html
大晦日の過ごし方 家族揃って歳神様を迎える
十二月三十一日の『大晦日』は、
一年を締めくくる日で、
年神様を家に迎え入れる、一年で最も大切な日とされてきました。
旧暦では毎月の最終日を『晦日(みそか)』といい、
年内最後の晦日である十二月三十一日は「大」をつけて、
『大晦日(おおみそか)』と呼ぶようになったとされています。
また、元々晦日の“みそ”は三十(ミソ)でもあり、
“みそか”は30日の意味だったという説もあります。
晦日は「つごもり」とも読み、
「月隠(つきごもり)」が訛ったもので、
大晦日を「大つごもり」と呼ぶこともあります。
古くは、その一年を司る年神様を、家族そろってお迎えするために、
大晦日から「年籠り(としごもり)」をして、
一晩中起きている風習があったそうです。
日本における大晦日という慣習は、
日本文化に古くからある歳神様、または歳徳神への信仰からきているもので、
歳神様や歳徳神と言うのはその歳一年を司る神様のことです。
その神様は歳の初めに来られるため、『お正月様』とも呼ばれていました。
神様が来られる方角は、その年によって違い、
来られる方向を『恵方』といいます。
大晦日に早寝すると白髪になるとか、シワが寄るなどともいわれていました。
また、明治初期に太陽暦(新暦)が採用されるまでの日本では、
月の満ち欠けに基づいた太陰太陽暦(旧暦)が用いられ、
一日は日没から始まると考えられていました。
したがって、元日は大晦日の日没から始まるとされていたために、
大晦日の夜を新年の始まりとして、
おせち料理などの正式な食事をとる地方もあります。
今日では多くの人が大晦日に年越しそばを食べ、
元旦にお雑煮とおせち料理を食べて、
お屠蘇で祝うと言うのが一般的ですが、
本来は大晦日の夕食が新年最初の食事だったわけです。
これを『年取膳』とか『年越膳』と呼び、
今でもその風習が残る地方もあります。
『除夜の鐘』は大晦日に寺院で108回撞かれる鐘のことを言います。
108という数字は、仏教思想に基づくもので、
人間の持つ煩悩の数だと言われています。
本来は、107回を旧年中(12月31日)に撞いて、
最後の一回を年が明けてから撞くものとされていますが、
地域や寺院によっては年が明けてから鐘を撞くところもあるようです。
神社では大祓いの行事が行われます。
『大祓(おおはらい)』とは、六月三十日と十二月三十一日に、
半年の間、知らずに犯した罪や穢れを祓うために行われる神事を言います。
一般的には産土神の社前で、
かねて配布された紙片の形代に身の穢れを移し、
その形代を産土神の神社へ納め、
神官はその形代を集めてお祓いの儀式を行い、
川や海に流したり、お焚き上げをします。
十二月三十一日の大祓いは『年越祓』『師走の大祓」などといい、
奈良時代から受け継がれている神事です。
https://kyoumi.click/5220.html
大晦日の過ごし方 家族で楽しむ過ごし方ランキングは?
年末になると、お正月を海外で過ごす家族連れの様子がニュースで流れます。
テレビを見ていていつも羨ましいな~って思いながら見ています。
一生に一度でいいから
「ワイハーでガツショー」行ってみたいですね!
成田や関空は大きなスーツケースを転がしている家族で溢れているかのように、
海外脱出組をメディアは伝えますが、
日本全体から見れば実施には本の少数派で、
旅行にでかける人は10%未満。
国内旅行が、5%。海外旅行は、3%なのだそうです。
それじゃあ大晦日は家族でどのように過ごしているのかと言うと、
年末の内に、ギュウギュウ詰めの列車や、超渋滞の高速道路を使って、
ふるさとに帰る帰省組が半数以上だということですが、
ということは半数近い人は、
私と同じように、「今年の紅白はつまんないね!」と言いながらも、
紅白歌合戦を見ている人が多いようです。
炬燵に寝転んで、おやつを食べながらゴロゴロ。。。。
正月明けに体重計に乗って、
『ぎゃー!』って言わなければいけないようなことになるのは百も承知です!
年末と言っても、大掃除は手抜きだし、おせち料理も出来合い物、
年が明けても何にも変わんないしーーーーと、
少々投げやりな感じで過ごしています。
お正月になって、何にもしないのはちょっと気が引けるので、
初詣にでも行くか!?なんて感じで出かけるわけです。
一年の最初がこんなのでいいのかと思いながらも、
毎年そんな年末年始を送っていますが、
よくよく考えると、
コタツでごろごろしていても、出来合いのおせちを突いていても、
家族が元気で顔を合わせていることほど幸せなことはないということに、
気づいている今日この頃です。
海外や温泉へ行けなくても、
おおみそかを家族そろって過ごせていることに感謝です。
というわけで、
大晦日の過ごし方ランキングは、
1位「ゆっくり家で過ごす」
2位「大晦日に、年越し蕎麦を食べる」
3位「年末特番、お正月のTV番組を楽しむ」
4位「実家帰省」
5位「お出かけをする」
ということでした。
https://kyoumi.click/5140.html
あとがき
年越しそばを食べるとき、
かけそば派ですか?それともざるそば派ですか?
寒い時ですし、私はかけそば派ですが、
江戸っ子の粋な蕎麦の食べ方で、
箸で持ち上げた蕎麦の先っちょにしかつゆを付けないのです。
ほとんどつゆが付いていない食べ方なんですね。
私は香りのいい七味を効かせてかけそばを食べます。