興味津々

物忘れがひどい原因は何?物忘れと認知症との違いは自覚のあるなしがポイント!

生活のいろいろなシーンで、ついやってしまう物忘れですが、
どうしてうっかりと物忘れをしてしまうのでしょうか?

物忘れする自分に気づいたとき、
これは認知症ではないか?
認知症になるのではないかと不安になります。

うっかりとしてしまう物忘れと認知症との違いは何なのでしょうか?

物忘れが激しいと思うとき、その原因は何なのか、
また、物忘れと認知症とはどのように違うのかを考え、
それらを自覚することでの違いについてまとめました。
  

物忘れがひどい原因は何?

人間はいろいろな情報を脳に入れ、それを取り出す、
つまり、思い出すという作業をしています。

これが“記憶”で、
この“記憶”というものには二つの種類があります。

ひとつは、繰り返し覚えて頭の中に残っていく、
一般的な知識としての記憶です。

そして、もう一つは、
“近い記憶”と呼ばれるものです。

たとえば、スケジュールのように、
今決まったことを、
近いうちにやらなければいけないというようなことです。

では、そういったことを、
うっかりと忘れてしまう原因はなになのでしょうか?

ひとつのことに集中して覚えれば記憶が残りますが、
そうでなければ記憶に残らないこともあります。

また、うっかりと物忘れしてしまうのは、
脳の老化も原因だと考えられます。

脳の老化については、
目や耳など、ほかの体の部分と同じように、
脳の機能も年齢とともに衰えていきます。

ちょっと寂しいことですが、
時間の経過とともに、
人が老いて行くということは仕方のないことです。

ですが、
『忘れないようにメモを取る』など、
人間は経験上、機能の低下を補う方法を知っているのです。

一般論としては、
60歳~65歳ぐらいから脳が老化すると言われています。

もっと若い世代の人でも、
物忘れをよくするという人がいるかも知れませんが、
それはきっと、スケジュール過多で、
忙しすぎて記憶するキャパを超えているのではないでしょうか。

悩み事があって気持ちが落ち込んでいるときや、
睡眠障害で寝不足が続いたときなども、
記憶の出し入れが困難になることもあります。

物忘れがひどい原因と認知症との違いは?

加齢に伴う、一般的な物忘れには、
『忘れている』という自覚があります。

たとえば、
『赤いものは?』と訊けば、
『イチゴ』『リンゴ』『トマト』という風に、
記憶の中にある赤いものがたくさん出てきます。

これがスムーズに出てこなくなったり、
出てくる数が減ってきたりするのが脳の老化による物忘れと言えます。

脳の機能が衰えて、記憶を蓄えてはいるのだけれど、
すぐに取り出すことが出来ない、
これは普通の老化です。

ですが、認知症の物忘れや記憶障害と言われる場合は、
同じ質問をすると、
その時は思い出そうとしているのですが、
しばらくたったら、
思い出そうとしていたこと自体を忘れてしまうのです。

認知症の場合の物忘れには、
繰り返すという特徴があります。

自分で言ったり、今さっき訊いたことを忘れてしまいますから、
同じ事を繰り返し言ったり、同じことを何度も訊いたりします。

食事をしたのに、食べたこと自体を忘れてしまって、
食べてないと言ったりします。

しかし、認知症というのは“病気”ではなく、
状態です。

さまざまな原因で、
脳の働きが衰えていく状態を指しています。

覚えることが出えきなくなるという状態、
記憶障害がよく知られていますが、
それだけが認知症の初期症状のサインとは限りません。

物事を行う機能が衰えたり、言葉の機能が衰えることも、
認知症の初期症状のサインかも知れません。

周りにいる人が、様子の違いに少しでも早く気づいて、
『認知症かも?』と、気になった時は、
病院に相談することが大切です。

認知症は、早期発見、早期対応で進行を抑えたり、
適切な支援を行うことが可能です。

うっかりした物忘れと認知症との違いは自覚のあるなしがポイント!

以前は痴呆症といわれていた『認知症』ですが、
いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、
働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、
生活するうえで支障が出ている状態のことが認知症とされています。

つまり、認知症は病名ではなく、
まだ病名が決まっていない“症候群”で、
医学的には、まだ診断が決められず、
原因もはっきりしていない状態のことを表しています。

ですから、こういった症状が現れたら、
少しでも早く病院で診てもらう必要があります。

物忘れには『加齢』によるものと、
『認知症』が原因となるものがあります。

加齢による物忘れは、脳の生理的な老化が原因で起こり、
その程度は一部の物忘れで、
ヒントがあれば思い出すことができます。

本人にも『忘れてしまった!』という自覚はありますが、
進行性はなく、また日常生活に支障をきたしません。

それに対して『認知症』は、
脳の神経細胞の急激な破壊による起こり、
物忘れは物事全体がすっぽりと抜け落ち、
ヒントを与えても思い出すことができません。

本人に『忘れた!』という自覚はなく、進行性であり、
日常生活に支障をきたします。

加齢による物忘れは普通のことと言っても、
出来るだけそういったことは避けたいものでから、
うっかりした物忘れを出来るだけ予防するために、
気を付けた方が良いことや、
意識して気をつけたいことをまとめました。

★メモはいつも同じ場所に置く!

忘れないようにとメモを書いても、
どこに書いたかを忘れてしまったり、メモを紛失してしまうことがあります。

メモを書くという習慣は、物忘れをなくすためには有効な手段ですので、
書いたメモを『いつもここに置く!』という風にして、
ルールを決めておくことです。

★適切な刺激や緊張感が得られる脳トレを取り入れる

脳トレには、オセロや囲碁、将棋など、適度な刺激と緊張感があり、
相手とのコミュニケーションをとれるようなものを取り入れます。

ただし、ストレスに感じるような緊張は避けた方が良いです。

★文章を書く

文章を書くには、
構成を考えたりしなくてはならないため、脳を使います。

日記をつけたり、手紙を書いたり、
日常的に文章を書く習慣を取り入れましょう。

★体を動かす

エクササイズなどで筋量を維持すれば、
加齢による衰えを予防することができます。

自由に活動できる状態を維持することが、
脳にもいいと言われています。

★自分でやれることは自分でする

たとえば、献立を立てて買い物に行き、料理をというような、
普段何気なくやっていることが、脳の刺激にもなるのです。

年齢を重ねると、失敗したり、億劫になってしまうこともありますが、
出来るだけ自分でやれることは自分ですることが大切です。

周囲の人も、あまりおせっかいは焼かずに、
見守る姿勢が大切です。

認知症の傾向がみられる人は、年々増加しています。2025年には、65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になると推計されています。認知症の症状に関する具体的な知識を身につけて、認知症の早期発見に努めれば、症状の緩和や家族の負担、ストレスの軽減につながるのではないかと言われています。そんな認知症によくある症状と、認知症をケアするときのヒントについてまとめてみました。  認知症は種類によって症状が違う!認知症で最も多いのは、アルツハイマー型と言われています。認知症とは、どのような症状になることなのかでしょ...
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あとがき

もともとそそっかしい私は、
物忘れは年齢を重ねる前から良くありました。

しかし、やはり年齢を重ねたせいか、
さらに近頃『前はこんなことなかったのに…』ということが時々あります。

自分としては少し(ずいぶん)ショックです。

このあいだも、
お米を仕掛けて、夕食の支度をし、
『ご飯ですよー!』って子供たちを呼んで、
炊飯器を開けたら、『ごはんが炊けていない???』
スイッチを入れ忘れていたのです。。。。

『気にしなくていいよ!』って言われると、
余計に気にしてしまいます。

物忘れと年を取ったこととのダブルショックです!

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