タンパク質が不足すると太る原因になることをご存知ですか?
良質のタンパク源『お肉』をいっぱい食べることで、
太りにくい体質になれるのです。
タンパク質は足りていますか?
たんぱく質不足のサインの見分け方を
お伝えします。
タンパク質不足は太る原因デス!
タンパク質が不足すると太りやすいのは、代謝が下がるからです。
動かずにじっと横になっているときでも消費している必要最低限のエネルギー量を、
『基礎代謝量』と言います。
体温を保ったり、呼吸をしたり、
内臓や脳を動かしたりするために必要とされる最低限のエネルギーのことです。
一日に消費しているエネルギーのうち、
基礎代謝量は70%ほどを占めます。
太るか痩せるかを決めるのは、
食事による摂取カロリーと消費カロリーのバランスがポイントです。
基礎代謝量が高いと消費カロリーが摂取カロリーを上まわり易いので太りにくく、
逆に、基礎代謝量が低いと、
消費カロリーが摂取カロリーを下まわりやすいので太りやすくなります。
この基礎代謝量を左右するのは『筋肉』です。
筋肉はずっとアイドリングをしているエンジンのようなもので、
じっと動かないときでも、体温を保つために体脂肪を燃やして代謝活動を行っています。
その割合は基礎代謝量の20~30%を占めています。
基礎代謝量のうち、脳や内臓の代謝はほぼ一定ですが、
筋肉の代謝はその人のライフスタイルによって大きく変わります。
活発に運動をして筋肉量を増やすと、
基礎代謝量が高くなるので、太りにくい体質に、
逆に、運動不足で筋肉量が減ると、基礎代謝量が下がって太りやすくなるのです。
運動以外に筋肉量の増減に大きく影響するのが、タンパク質の摂取量です。
筋肉は24時間休みなく、分解と合成を繰り返す『新陳代謝』を行っています。
筋肉は水分を除くとほとんどタンパク質からできていますから、
タンパク質が足りないと原料不足で筋肉が減り、代謝が落ちて太りやすくなります。
運動不足だと30歳代以降、
下半身を中心に筋肉量が年1%ずつ減ると言われています。
筋肉が1㎏減ると基礎代謝量は一日50kcal落ちるとされていますから、
一年でトータル 50kcalx365日=1万8250kcal になります。
体脂肪1㎏は7200kcalですから、一年で約2.5㎏の体脂肪が増える計算になります。
これがいわゆる中年太りのメカニズムということです。
「それほど食べ過ぎてもいないのに、太りやすくなった!」
そんな自覚のある人は、思った以上に筋肉が減っている恐れがあります。
ケトジェニックダイエットの食事は、お肉をお腹いっぱい食べて痩せる方法!
たんぱく質不足の症状は痩せられないサイン!
太らないためにはタンパク質の摂取が大切!
そうは言われても、はたしてタンパク質が足りているのか、
それともたんぱく質不足で筋肉量が減っているのか、
これを正確に知るには医学的な検査が必要です。
しかし、検査を受けなくても、
たんぱく質不足を示すいくつかのサインがあります。
例えば、冬、コタツに温まりながらみかんを食べますよね!
この、ミカンやオレンジを食べたときに、手足が黄色くなるタイプの人は、
タンパク質が足りていない可能性が大きいのです。
ミカンやオレンジの黄色は『レチノール』や『βクリプトキサンチン』という色素ですが、
血液中にこれらの色素を運ぶのはタンパク質です。
タンパク質が足りないと、色素を運ぶタンパク質も不足します。
レチノールやβクリプトキサンチンが必要な組織に運ばれないために、
手足などの末端に沈着して黄色くなるのです。
商品を運ぶトラックが足りないため、地方の倉庫に在庫が溢れているような状態です。
浮腫みがとれない人もタンパク質が不足している恐れがあります。
肝臓でつくられるタンパク質の一種『アルブミン』が足りなくなるからです。
アルブミンは酵素や脂肪酸を運搬する船のような働きを持ち、
血液中に最も多く含まれているタンパク質です。
血液中のアルブミンの濃度は一定になるように保たれています。
成人の体のおよそ60%は水分からできています。
水分は毛細血管の壁を自由に出入りしますが、アルブミンは分子サイズが大きいため、
血管の壁を通過することができません。
たんぱく質不足でアルブミンが減ると、
その濃度を上げるために血管から漏れ出る水分が増えてくるので、
そのため、浮腫みが生じるのです。
近頃は、スーパーやコンビニなどでもよく見かけるプロテインは、サプリメントだけでなく、飲料やゼリーなど、さまざまな商品として発売されていて、手軽に栄養補給ができると話題になっています。『プロテインって、何だかカラダに良さそう!』って思うのですが、実際、プロテインの何がどのように体に良いのか、あまりよくわかっていないという人も多いのではないでしょうか?プロテインにはどのような効果があるのか、ダイエットにもいいのだろうか、プロテインにデメリットはないのだろうか、そもそもプロテインとは何なのかという... プロテインダイエットの効果は美容にもいい!飲むタイミングやデメリットに注意して! - 雑学の壺 |
たんぱく質不足には、良質のタンパク源“肉”
元来人類は肉食で、穀物を主食に食べるカラダではなかったのです。
そもそも人が肉を主食にしていたのは、肉が良質のタンパク源だからです。
一般的に「肉はカロリーが高くて太る」という思い込みが強く、
ダイエッターからは敬遠されています。
ところが実際は、ご飯やパンのほうがずっと太りやすく、
肉を敬遠してたんぱく質が不足するとさらに肥満を招きます。
タンパク質は、食べてカロリーになる3大栄養素(脂質・タンパク質・糖質)の一つです。
カラダを構成している皮膚・骨・筋肉・髪の毛・臓器・赤血球、
そして今流行りの酵素もタンパク質からできています。
成人では全身のおよそ60%が水分ですが、水分以外の固形分のおよそ半分はタンパク質です。
つまり、体重の20%ほどは、タンパク質なのです。
タンパク質を英語では『プロテイン』といいますが、
プロテインの語源は、ギリシャ語で『第一に』という意味なのです。
普段はあまり意識しませんが、
タンパク質はそれくらいカラダにとって重要なものなのです。
タンパク質は、およそ10万種類もあると言われています。
また、タンパク質自体は、最大20種類のアミノ酸から構成されています。
タンパク質はアミノ酸を一列に並べたものですが、
どのアミノ酸を、どういう順番で並べるかでタンパク質の種類や働きに違いが出ます。
タンパク質を構成する20種類のアミノ酸のうち、9種類は体内で合成できません。
それは『トリプトファン』『トレオニン』『リジン』『バリン』『ロイシン』
『イソロイシン』『メチオニン』『フェニルアラニン』『ヒスチジン』の9種類です。
これらを“必須アミノ酸”といい、
食べ物から毎日取り入れることが必要なアミノ酸なのですが、
お肉はアミノ酸をバランス良く含む、良質のタンパク源なのです。
|
あとがき
お肉は大好きですが、食べ過ぎると太ると思っていました。
だけど、太る原因はご飯やパンだったのですね。
確かにお肉を食べるとパワーが湧いて頑張れそうな気がします。
もちろんお肉と一緒にお野菜もたっぷりと摂らなくてはいけませんよね。