妙高観光は妙高高原に広がる妙高山の恵み 温泉と遊歩道のトレッキング

人生を楽しくする情報

妙高山(みょうこうさん)は、標高2,454mの成層火山で、
日本百名山、北信五岳の一つであり、その中では最高峰。
妙高戸隠連山国立公園に属しています。
妙高高原温泉郷の泉質やお湯の色、
また、妙高高原でしか味わえない自然との交流
「トレッキング」についてご案内します。

  

妙高観光は妙高高原に広がる妙高山「越後富士」

妙高観光で訪れる妙高市のシンボルと言えば、
何といっても妙高山。

妙高山は、
新潟県南西部に位置し長野県と接しています。

美麗雄大な名峰があるからこそ生まれた恵
自然がもたらした奇跡の宝物がいくつもあります。

地元の人が愛する妙高山がもたらす大地の恵み

小説家・深田久弥が山岳随筆『日本百名山』で、
自身が実際に登頂した日本の山の中から100座を選び、
それぞれの特徴と魅力を語っています。

『日本百名山』一つとされた妙高山について書かれています。

「その均整の取れた山容の気品と言い、どっしりと安定した量感といい、
のびやかな裾野の雄大さといい、名山としての名に恥じない」

妙高市の西にそびえる妙高山に対する賛辞が並べられています。

馬蹄形をした爆発カルデラの外輪山と、
中央火口丘となる最高峰の溶岩ドームから構成される火山です。

活火山のランクCに指定されている妙高山は、
標高は2454m

妙高山には毎年多くの登山客が訪れます。
その山頂から眺める妙高高原や野尻湖は絶景に値します。

四季それぞれに違った顔を見せてくれる妙高山は、
地元ではその美しさから「越後富士」と呼ばれ親しまれています。

妙高山の恵み 温泉は多種多様な『七五三の湯』

美しい姿で、見るものを楽しませてくれるだけでなく、
妙高山は様々な恩恵を与えてくれます。

その最たるものが温泉です。

妙高山麓には
赤倉温泉・新赤倉温泉・池の平温泉・妙高温泉・杉野沢温泉・燕温泉・関温泉と、
7つの温泉が点在しています。

泉質は単純温泉・塩化物泉・硫酸塩泉・炭酸水素塩泉・硫黄泉の5種類。
湯の色は透明以外に、白・黒・赤の3色。

狭いエリアに、
これだけ多種多様な温泉が集まっているケースは全国でも珍しいのです。

7つの温泉、5つの泉質、3つの湯色があることから、
これを地元では『七五三の湯』とも称されています。

これほど多彩な温泉が集まっているのは、
妙高山のおかげだといわれています。

7つの温泉は標高550mから1150mまでの間に点在していて、
妙高山は裾野が広いため、横方向にも源泉が広がっています。

縦にも横にも源泉が点在することで、
様々な個性豊かな温泉が湧出するのです。

妙高高原温泉郷のお湯につかりながら、
見上げれば妙高山、見下ろせば雲海というロケーションは、
インスタグラムにアップしたくなりますね。

岡倉天心や与謝野晶子など、
多くの文化人に愛された新潟県妙高市の赤倉温泉。

江戸時代の文化13(1816)年に開湯し、
2016年に開湯200周年を迎えました。

温泉のエキスパート「温泉ソムリエ」発祥の地としても知られ、
温泉の魅力をいろんな角度から味わうのにおすすめのスポットです。

妙高高原温泉郷にある26の温泉施設で使える、
3枚つづりの共通入浴券『湯めぐりチケット』を使って、
温泉に癒されるのも、至福のひとときです。

妙高観光は妙高高原遊歩道のトレッキング

妙高山の美しい姿を目の前にして、ただ眺めるのではなく、
妙高山の懐に抱かれてみたくなるはずです。

妙高山の山頂まで登るには、
往復7時間以上の本格的な登山になります。

登山靴や雨具など、装備も本格的なものが必要になり、
ただ、『キレイだから登ってみたい!』などという、
初心者の安易な入山は絶対避けるべきです。

そこでお勧めなのが、
「妙高山スカイケーブル」を使ったトレッキングです。

冬は赤倉観光リゾートスキー場のゲレンデとなる斜面にかかるロープウェイで、
一気に標高1300mまでアクセスできます。

山頂駅周辺に整備された遊歩道のうち、
森林浴気分で歩けるのが『ブナ林コース』です。

緑の葉を透かして注ぐ柔らかな日差しを浴びながら、
約20分かけて一周すれば、すがすがしい気分になれます。

約30分で一周できる『展望コース』もあります。

展望広場からは志賀の山並みや、
斑尾山・野尻湖などが織りなす美しい景色を眺めることが出来ます。

秋に訪れるのなら、
妙高杉ノ原スキー場にある『杉ノ原ゴンドラ』を利用したトレッキングが人気です。
全長3㎞、約20分の空中散歩の間、
紅葉に赤く色づいた木々が眼下一面に広がります。

妙高観光をするなら、『苗場滝』も外すことのできないスポットです。

長野県との県境を流れる関川が、55mもの落差で飛沫を上げる名瀑です。

滝に近づくにつれ大きくなる振動は、
まるで地震が起こったのかと錯覚するほど衝撃的です。

その圧倒的な存在感に自然の雄大さを感じずにはいられません。

『苗場滝』と『いもり池』とをつなぐ妙高高原自然歩道は、
比較的平坦で、
のんびりと散歩するにはピッタリです。
自然に深呼吸をしてしまいます。

あとがき

自然は美しく偉大です。
美しすぎるから、思わず近づきたくなる。
でも自然は時として大きな力を誇示して驚かせる。
自然の威力を軽視してはいけない。

温泉は大好きですが、
火山は噴火しないで頂きたい!

有史以降の活動記録はないが、
中央火口丘付近の南地獄谷では噴気活動が継続しているということです。