祇園祭の宵山 屋台の楽しみ方 時間と日程 オススメの場所は何時から

お祭り

祇園祭りと言えば、
立ち並ぶ屋台を見て回るのが楽しみの一つです。

屋台でよく見かけるお店と言えば、
たこ焼き、イカ焼き、焼きトウモロコシ、
綿あめにりんご飴も、昔からおなじみです。

また、金魚すくいや、ヨーヨー釣りも古くからよくあります。

祇園祭の宵山に出ている屋台は、
それらの屋台もありますが、
ちょっと変わった屋台が見かけられます。

そんな、祇園祭の宵山で見られる屋台の楽しみ方や、
おすすめの屋台の場所や時間、日程などをご案内します。

  

祇園祭の宵山 屋台の楽しみ方

夏はいろんなお祭りがあって、屋台も数多く見かけられます。

祇園祭の宵山には、日本全国からだけでなく、世界中からたくさんの人が訪れるので、
その混雑ぶりは半端なものではありません。

それでなくても細くて狭い道に、大きな鉾や山が建てられ、
行きかう人々だけで道はぎっしりと詰まってしまいます。

祇園祭は2014年から、前祭りと後祭りに分けられるようになりました。

それぞれの宵山・宵々山はもちろん、
山鉾巡行も17日と24日の2回に分けて行われます

前祭りと後祭りに分けて、混雑を解消しようという考えや、
観光客を二度呼ぶことでの経済効果を狙った・・・というわけではなく、

祇園祭りは、前祭りと後祭りに分かれている形が本来の姿だったそうで、
この前祭りと後祭りに分かれた祇園祭というのは、
なんと49年ぶりの復活なのです。

ですから、京都に住んでいる人の8割くらいの人は、
前祭りと後祭りに分かれた祇園祭のことを知らずに大きくなった人たちで、
実際のところ、私自身も前祭りと後祭りに分かれた祇園祭に、
些か戸惑いを感じたりしました。

祇園祭の山鉾35基のうち、前祭りには23基の山鉾が建ち、
後祭りには10基の山鉾が建ちます。

この祇園祭の後祭り復活と時を同じくして、
屋台の露天商に対する規制が行われています。

そういえば、前祭りと後祭りに分かれた祇園祭に戻る前、
山鉾の横で、串焼きの焼き肉を売る露店の屋台があり、
鉾の方に向かって、肉を焼く煙がもうもうと立ち上がっていたのを覚えています。

祇園祭の山鉾には、世界的にも珍しくその価値も高い懸装品が掲げられています。
鉾の前懸けや見送りとして飾られている懸装品は、
16世紀のベルギー製タペストリーだったり、
日本の名工の手による国宝級の作品です。

一年間大切に保管されてきた宝物が、惜しげもなく飾られているのです。

屋台がいけないというのではありません。
祭りという開放的な時間に、立ち食いという文化が好まれることもよくわかりますが、
後世に残していきたい世界の宝物を、もう少し大切にするために
祇園祭の宵山では、露店の屋台を規制することで、守ろうとしているのです。

ですから、最近は屋台が立ち並ぶ地域を限定しているのです。

祇園祭の宵山 屋台の楽しみ方 時間と日程(前祭り・後祭り)

祇園祭の
前祭りは、7月14日を宵々々山 7月15日を宵々山 7月16日が宵山で、
後祭りは、7月21日が宵々々山 7月22日を宵々山 7月23日が宵山です。

祇園祭の前祭りでは、宵山と宵々山の両日が、夕方から歩行者天国になります。
祇園祭の前祭り 屋台の露店が営業しているのは宵山と宵々山の両日で、
お昼頃から夜遅くまで営業しているところが多いです。

また、屋台の立ち並ぶ場所を規制しています。

祇園祭の前祭りで、鉾が立ち並ぶ場所は
『京都の室町』と呼ばれる、日本でも有数の呉服問屋街でした。

着物と言えば『京呉服』
着物の町京都の中枢的一帯だったのです。

当時はその権勢を誇った呉服問屋の店舗や家屋敷が数多くあり、
贅沢なしつらえを競っていました。

しかし、大通りに面した建物は、近代化の流れからビルとなったところもありました。
っまた、近年の着物離れから、家屋敷を手放しす呉服問屋もありました。

豪華なしつらえの豪邸は、料亭になったところもあり、
こじんまりとした家屋は、町屋としてカフェやレストランと変貌しました。

祇園祭の宵山で賑わうこの町の、そういったレストランやカフェは、
自店舗の前で、祇園祭限定の屋台を開設するところが増えてきました。

普段の営業とはチョット違った試みをする店舗などもあり、
口コミで評判を呼んでいます。

今はちょっとでも変わったものや珍しいものがあると、SNSなどで拡散され、
一気に広まっていくのですね。

祇園祭の宵山の屋台で、今評判なのが、

『膳處漢ぽっちりの しみだれ豚まん』ご存知ですか?

膳處漢ぽっちりという北京料理のお店が、祇園祭の期間限定で、
宵山や宵々山、宵々々山 13日~16日
お店の前に屋台を出して売ったいるのが評判の『しみだれ豚まん』なのです。

コレ!結構オススメなんですが、すっごい行列ができることでお有名です。

祇園祭 後祭の宵山は歩行者天国も屋台の夜店もありませんが、
鉾をゆっくりと見たいのでしたら、こちらがオススメです。

祇園祭の後祭りに、屋台がないのは残念!とおっしゃる方に、
宵々々山からの3日間の17時から 21時半まで、エコ屋台村が開催されます。

祇園祭の宵山 屋台の楽しみ方 オススメの場所は何時から

祇園祭の前祭りでは、屋台の立ち並ぶ場所を規制しています。

烏丸通では、屋台の露店は、四条通より北側だけに立ち並びます。
室的通りでは、四条通を挟んで南北に立ち並びます。
新町通りも、四条通を挟んで南北に立ち並びます。

屋台の立ち並ぶ場所を規制することで、
鉾を見て楽しみたい人と、
屋台で立ち食いをして楽しみたい人とが分けられ、

お互いを邪魔することなく楽しむことが出来ます。

それでも祇園祭の宵山は、一晩に100万人以上もの人が、
この一帯に集中するというのですから、相当な混雑だということは、
当日の様子を報道するテレビなどで窺われます。

祇園祭の宵山に、屋台を楽しみたいという人は、
八坂神社の境内へお越しください。

祇園祭は八坂神社のお祭りなのですが、
何故だか八坂神社の中は、幾分空いております。

普通、そのお祭りの神さまにお参りしてから、
お祭りを楽しむのが本当だと思うのですが、

お祭りは一つのイベントであって、神様とのつながりや、
本来のお祭りの意味や起源を忘れてしまっている人も多いようです。

たしかに、鉾の立ち並ぶ場所から、八坂神社は少し離れているので、
祇園祭の宵山に出かけても、
八坂神社へお参りをするという人が少ないのは仕方ないことなのでしょうか?

祇園祭 後祭の宵山では、歩行者天国や屋台の露店はありません。
その代わり「エコ屋台村」が出現します。
エコ屋台村の場所は、 京都芸術センター グラウンド(中京区室町通錦小路上る東側)

祇園祭後祭の中心地で「エコ屋台村」を開催します。

今年の目玉企画は『もったいない屋台』。
食品ロス削減をテーマとする美味しい屋台3店が出店します。
また,ステージでは『文化』をテーマに、
鷹山の祇園囃子・IKENOBOYS・ヤッサン一座の紙芝居・トラりんなどが続々登場するなど、楽しい企画が満載です。

7月21日(金曜日),22日(土曜日),23日(日曜日)の3日間
午後5時~午後9時30分(※雨天決行)

飲食屋台は、飲食屋台10店舗程度を出店。

削減をテーマとした『もったいない屋台』を3店出店。

規格外の食材を使ったカレー・飲食店のまかないメニュー・保存がきく漬け野菜のメニュー

文化をテーマとした催しも、たくさん開催されます。

このエコ屋台村は、お祭りやイベントから出るごみを減らすため、
リユース食器(洗うことで繰り返し使うことのできる容器)
を用いた飲食の提供を推奨しています。

祇園祭りの屋台の露店では、ごみのポイ捨てなどをせず、マナーを守ること!
屋台の露店が立ち居並ぶ期間中、祇園祭ごみゼロ大作戦を行っています。

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まとめ

お祭りの屋台は、楽しいもんどすけど、
ルールやマナーを守って、
みんなできれいな祇園祭にせなあきまへん!

屋台で食べるあれやこれや、
みんな美味しおすけど、
お祭りの雰囲気て云う、調味料の味付けが
ええんどっしゃろか?

やっぱり京都は ええ街やて云うて欲しおすよって!