興味津々

お花見で食べるお菓子の定番と春の京菓子 花見団子や桜餅を食べる由来は?

お花見で食べるお菓子の定番といえば、
やっぱり花見団子や桜餅ですね。

でも、お花見がいつから始まって、
なぜ、花見団子や桜餅などの
お菓子を食べるようになったのか、
花見団子や桜餅を食べる由来についてお伝えします。

また、お花見に持っていきたい、
春の京菓子のおすすめをご紹介します。

  

花見で食べるお菓子の定番と春の京菓子

お花見の起源としては、
奈良時代の貴族の間では、梅の花を観賞しながら歌を詠む、
『花宴』が催されていました。

平安時代(812年) 嵯峨天皇が神泉苑で『花宴』を催したとありますが、
この時にはすでに梅から桜を愛でるようになり、
831年に『花宴』は宮中の定例行事とされ、
その様子は『源氏物語』などにも書かれています。

そんなお花見の席で、花見団子や桜餅など、
甘いものを楽しむ風習が生まれたのは、
豊臣秀吉が開いた「醍醐の花見」が始まりです。

「醍醐の花見」で諸国からそれぞれの名産品や、
甘物が集められたことがきっかけです。

1598年の春に、豊臣秀吉によって催された「醍醐の花見」では、
京都の醍醐に700本の桜を植えられました。

豊臣家の重臣や全国の諸大名などを従えて、
大々的に行われた「醍醐の花見」は、
盛大かつ華麗なものだったと伝わっています。

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日本人は何故だか“桜”と“富士山”が大好きです!

特に桜が咲くのを見ると、
寒い冬を耐えて暮らしてきた気持ちが解放されるように、
気持ちが晴れやかになり、ポジティブな気持ちになれます。

日本人がお花見が大好きな様子は、
桜のシーズンになると、テレビのニュースなどで、
お花見の場所取りをしたり、
桜の木の下で宴会をする様子が取り上げられます。

宴会で盛り上がっている人たちを見ると、
『別に桜の木の下でなくてもいいんじゃないの?』って感じたりします。

『しずかに桜の花を見て楽しむ時間を過ごす』
これほど贅沢なことはないと思うのですが、
桜のシーズンはどこも人だらけで満員です。

ゆっくりのんびりと桜の木の下でお花見をするのなら、
美味しいお茶と美味しいお菓子があれば最高ですよね。

おいしいお菓子を持ち寄ってサクラパーティーする時のお菓子には、
取り分けやすく、一口サイズで食べやすいもの、
また、手が汚れないようなものがベストです。

せっかくの花見ですから、
見た目にも素敵なお菓子を選びたいですよね。

春はピンクや黄色などのパステルカラーの、
明るい色が多く使われていると気分も明るくなりますので、
色合いや季節感を考えてお菓子を選んでみましょう。

お花見にふさわしい春の京菓子 おすすめをご紹介します。

🌸 伊織のさくら

笹屋伊織は2016年に創業300年を迎える京都の老舗です。
桜の花をかたどった「伊織のさくら」は、
桃山生地で桜風味のこしあんが包まれています。

https://www.sasayaiori.com/shop/

🌸 笹屋伊織の「桜サブレ」

桜の季節にピッタリの笹屋伊織の「桜サブレ」は、
かわいい桜型のサブレの上にイチゴ味のホワイトチョコがかっていて、
一口サイズというより少し大きなサブレです。

食べてみると味はちょっとイチゴポッキーにも似てますが、
真ん中の金粉が高級感を醸し出してます。

🌸 緑寿庵清水「桜の金平糖」

唯一の金平糖の専門店として有名な緑寿庵清水
春限定のほんのりピンク色をした桜の金平糖は優しい甘さです。

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🌸 マールブランシュ「京サブレ さくら」

バレンタインチョコでも有名な、
京都の洋菓子の名店マールブランシュに「京サブレ さくら」が登場!
さくら味はもちろん、チェリーや抹茶など色んな味が楽しめます。

http://www.malebranche-shop.jp/

🌸 「桜わらびもち」京阿月

1840年頃創業の老舗 京菓子の京阿月が春をお届けする和菓子は、
「桜わらびもち」
春らしい桜の葉を練りこんだわらびもちは、
つるっとしたノド越しにほのかな桜の香りがする、
季節ならではの味が楽しめます

http://www1.enekoshop.jp/shop/kyoazuki/item_list?category_id=105542

お花見で食べるお菓子の定番 花見団子の由来は?


お花見に持っていく昔ながらの食べ物のひとつと言えば、
赤・白・緑の三色の団子を一つの串に刺した『花見だんご』があります。

団子の3つの色には、実は深い意味が込められていて、
赤(ピンク)は言うまでもなく桜の花の色や春の息吹に、
春を迎えた喜びを表し、
白は雪をイメージしているといわれ、冬の雪の名残を表現しています。

そして、緑(若草色)は、
夏の兆しや新緑を形容しているというわけです。

“秋”の季節がないのは、
「秋がない」ことから「飽きのこないもの」として人気を集めました。

また、紅白が縁起物、緑が邪気を祓うとされ、
めでたい花見の席にぴったりということも、
好んで食べられる理由になったようです。

花見だんごは、春という季節を視覚で味わえるだけでなく、
口にすることで三色に込められた春の抱く力を、
体内に取り込むことができると考えられていたのです。

花見の席での団子は江戸時代にはすっかり定着し、
この花見団子に由来して「花より団子」という言葉が生まれました。

お花見で食べるお菓子の定番 桜餅食の由来は?

お花見にふさわしい和菓子の一つに桜餅があります。

桜もちは桜の葉を塩漬けにして、
餅を包んだ春を味わえる和菓子です。

お花見シーズンにはとても人気のある和菓子ですが、
実はこの桜もち、
大きく分けると関東と関西で違いがあるのをご存知でしょうか?

桜もちの歴史をたどると、
江戸時代、隅田川沿いの向島にある長命寺というお寺で、
門番を務めていた山本新六という男が、
享保二年(1717年)に、
桜の名所・隅田堤の桜の落ち葉を掃除していた時に考え付き、
お寺を訪れる客人をもてなすために作ったのが発祥とされています。

『桜もち』と名付け、長命寺の門前で販売したところ、
花見客に大好評で、飛ぶように売れたということです。

長命寺を由来とする関東風の桜もちは、
薄く焼いた皮であんこをくるんだクレープ状のものを、
さらに塩漬けの桜の葉に包んだもので、
『長命寺』あるいは『長命寺もち』とも称されます。

一方、関西の桜もちは、大阪の道明寺で、
蒸したもち米を乾燥させ、粗挽きして作られたのが発祥の道明寺粉を用い、
粒のあるもちであんこを包んだまんじゅう状のものを、
さらに塩漬けの桜の葉で包んだものです。

道明寺粉のつぶつぶした食感が印象的で、
『道明寺』あるいは『道明寺もち』の異名をとり、
春の和菓子といえばこの桜もちを思い出します。

近年では、関東でも道明寺の桜もちを見かけたり、
関西でも関東風の長命寺もちを桜もちとして、
店頭に並んでいることもあります。

今や地域に関係なく、
好みに応じて桜もちの種類を選べるような状況になっています。

あとがき

桜餅と花見団子

どっちが好きかと言われたら。。。。。
( ^ω^)・・・どっちもです!

桜が咲いても咲かなくても、
花より団子???もちろんです!

桜の季節でなくても食べてますね!

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