お肌の曲がり角は25歳、
一番きれいなときと言われますが、
お肌の老化はどんどん進んでいるんです。
女性ならいつまでも若くいたいと思いますが、
気になるお肌の曲がり角の25歳が過ぎて、
肌年齢を若く見せるにはどうすればいいのでしょうか。
男性が女性のお肌についてどう思っているのか、
“見た目年齢”を若く保ちたいのなら、
どういうことを心がければいいのか、
世間の声をまとめてみました。
お肌の曲がり角は25歳というけどエイジングケアはどうする?
25歳はお肌の曲がり角って言いますけど、
実はこの言葉、もとは某化粧品メーカーのキャッチコピーだったんです。
このコピーが使われた商品は、約60年前に発売された当初にも、
『25歳以下の方は、お使いになってはいけません!』
などと宣伝を打って話題になったそうです。
実際に、女性たちにお肌の衰えを感じ始める時期を訊いてみると、
たしかに25歳前後と答える人が多いのです。
30代になってようやく自覚する人もいるようですが、
本人がはっきりと気づくほどの“症状”が出たということは、
実はもう、すでに遅くて、現実にはそれよりずっと以前から、
深く静かにお肌の老化は進行していたということです。
曲がり角という言葉は、肌の美しさは25歳がピークで、
それ以降は下り坂に向かっているという意味にとれます。
しかし現代の皮膚科学によると、肌の老化は、
10代の後半の段階で、もはや始まっているというのです。
子ども時代は、男女の別なく新陳代謝が盛んで、
何もしなくてもお肌はピチピチしていました。
女性の場合は10歳ごろから女性ホルモンの影響を受け、
さらにハリのあるやわらかい肌が作られていくのです。
その素肌美が最高潮を迎えるのは、17歳~18歳。
それ以降は残念ながら、放っておくとどんどん乾燥が進み、
ハリが失われ、シミやシワがじわじわと形成されていくのです。
25歳ともなれば、曲がり角どころか曲がりきってしばらく進んだあたりかも、
ということになります。
さらに、今どきは高校生でもメイクをするのが当たり前のご時世で、
メイクがお肌に与える負担は決して少なくないですから、
もしかしたら老化が始まる年齢は、もっと早まっているのかもしれません。
ちなみに、お肌の老化を勧める三大原因は、
『乾燥』『酸化』『紫外線』です。
少しでも長く若々しいお肌を保ってアンチエイジングを心掛けるためには、
この三大原因を、ひたすらお肌から遠ざけるしかないのです。
お肌の曲がり角は25歳というけど見た目の肌年齢は?
仕事を終えた後の女性の顔は、朝より5歳も老けて見えるって、
信じられますか?
実年齢はどうあがいても後戻りできませんが、
せめて見た目だけでも少しは若く見せたい、
そう思うのがすべての女性に共通する願いではないでしょうか。
そんな誰もが気になる『見た目の年齢』について考えることを目的として、
その名もずばり『ミタメネンレイLab』なる研究機関が、
2010年1月に誕生していました。
『ミタメネンレイLab』の第一弾として、
瞳ケアとミタメネンレイに関するアンケート調査が発表されていて、
その結果が実に興味深いものなのです。
アンケートの調査対象は、20歳~34歳の男女計612名。
最初の質問で、女性には、
『昼と夜、貴女の見た目年齢はどれくらい上がっていると感じますか?』
というものでした。
一方男性には、
『朝の女性の顔と夜の女性の疲れた顔では、
何歳位老けて見えると思いますか?』と尋ねています。
女性の回答でもっとも多かったのは、『1~2歳』で30.2%でした。
それに対して男性は、『5歳』と答えた人が36.3%と、
圧倒的多数だったのです。
男性の目からすると、一日の仕事を終えて、
『あー、疲れた~』とつぶやいている女性の顔は、
朝よりも5歳も老けて見えているというわけです。
もちろん女性たち自身も、
疲れが顔に出て夜には見た目年齢が上がっていることを自覚しています。
しかし、その上昇分はせいぜい『1~2歳』で、
逆に『差を感じない』とか『若く見える』と、
答えた自信満々の人が20%もいるというのです。
実際は女性たちが自分で思う以上に、
仕事終わりの顔はやつれて見えているということで、
女性には非常に残酷な結果と言わざるを得ません。
ちなみに別の質問では、
『女性の顔で疲労感を感じるのはどこですか?』という質問に、
男性陣の大多数は『目の下のクマ』という回答が55.9%でした。
口にこそ出さないものの、
男性が女性を見る目はなかなか厳しいようです。
女性は男性よりも血液の循環が悪いため、
目の下のクマができやすく、目立ちやすい傾向にあるというのです。
お肌の曲がり角は25歳でも肌年齢を若くするには?
少しでも若く見せたい!
そう思う一心で、女性たちは日々、努力を続けます。
しかし、
意外と見落としがちなのが首のまわりなのです。
鏡を見るときにも、つい顔ばかりに意識が向きがちですが、
顔には念入りに化粧をしても、首には化粧をすることが出来ません。
でも、実際には、首だって顔と同じだけ多くの人の目にさらされていて、
そこにシワやシミがあると、必死になって顔のシミを隠したとしても、
いっぺんで年齢がばれてしまうのです。
『首にはその人の年齢が現れる』というのが美容業界の常識で、
男性も、おもに首周りや胸元、
手の甲などを見て女性の年齢を判断しているともいわれています。
それなのに、恐ろしいことに、
首には顔以上にシワやシミができやすい条件がそろっているのです。
夏場は首や胸元にも日焼け止めを塗ると思いますが、
春や秋には顔だけしか塗らないという人も多いのではないでしょうか。
しかし、春は4月後半から、秋は10月前半くらいまでは、
真夏の最盛期の7~8割程度の紫外線があるのです。
さらに首のまわりは皮膚が薄くてバリア機能が弱いのです。
「首だけアブラ性」とか「首だけニキビがびっしり」という人は、
まず見かけないことからもわかるように、
首は顔や頭に比べると汗腺や皮脂腺が未発達で、
その分、紫外線はもちろん乾燥や空気の汚れなどによって、
ダメージを受けやすく、シワやシミができやすいのです。
また、デスクワークや家事では、顔を下に向けることが多く、
その時にできる首のシワは、クセ付けされたようになり、
長年の間に深く刻まれてしまいがちです。
さらに首の筋肉は、そうとう意識しないと使う機会がないので、
筋力が弱く、タルミの原因になってしまうのです。
女性に比べて男性の首にシワが少ないのは、
髭剃りの時に毎日首を伸ばし、
筋肉を使っているからという説もあるほどです。
枕が高すぎると首にシワが寄った状態で寝ることになり、
これまたクセ付けされて首のシワは深みを増すのです。
若い頃から首のシワが目立つ人は、
こうした“シワが定着しやすい生活習慣”を、
持っていることが多いのです。
ということで首のまわりには、まるで年輪のように、
隠しきれない“年齢の証し”が刻まれていくことになるのです。
場合によっては年齢以上のダメージがきて、
老けた印象を醸し出してしまうかもしれません。
“見た目年齢”を若く保ちたいのなら、
首のケアには、顔以上に力を注いだ方が良さそうです。
あとがき
お肌の曲がり角の25歳は、遠い昔のことですが、
女性ならいつまでも若々しくありたいものです。
普段のお手入れも怠りがちですが、
生活の中でアンチエイジングに繋がることは、
どんどんやってみたいと思います。