神田沙也加ミュージカル大阪公演マイフェアレディのあらすじと結末は?

エンタメ


2018年秋『ミュージカル マイフェアレディ』が上演されます。

皆さんは日本で初めて上演されたブロードウェイミュージカルって、
何だか知っていますか?

それはマイフェアレディ(My Fair Lady)なんです。

1956年にブロードウェイで初演され、
ジュリー・アンドリュースがヒロイン役を務めました。

公演が成功した後の1964年には、
オードリー・ヘプバーン主演で映画化もされました。

日本では1963年に日本人キャストにより日本語で上演されました。

近頃では、ミュージカルの文化も日本に浸透していますが、
その先駆け的存在がマイフェアレディだったのです。

ミュージカル史に燦然と輝く 不朽の名作が、
神田沙也加さんと朝夏まなとさん、
二人の“新しいプリンセス”を迎えて生まれ変わります!

『ミュージカル マイフェアレディ』
ここではマイフェアレディのあらすじや、
キャストを紹介したいと思います。

  

神田沙也加ミュージカルマイフェアレディ大阪公演はいつ?

『ミュージカル マイフェアレディ』は、1956年3月15日
ブロードウェイのマーク・ヘリンジャー劇場にて初演。

ブロードウェイの初演では、六年半にわたり2717回の公演を重ね、
当時としては記録的なヒットとなりました。

また、トニー賞も最優秀ミュージカル賞、
主演男優賞(ハリソン)など6部門で獲得しています。

『ミュージカル マイフェアレディ』は、
2018年9月の東急シアターオーブ公演にはじまり、
福岡・広島・大阪・愛知・大分と続きます。

朝夏まなとさんと神田沙也加さんのイライザ役、
寺脇康文さんと別所哲也さんのヒギンズ教授役という、
ダブルキャストによる上演が予定されています。

★大阪 梅田芸術劇場 メインホール

2018年10月19日(金)~2018年10月21日(日)

【10月19日(金)】

17時30分開演 朝夏まなと・寺脇康文 出演

【10月20日(土)】

12時30分開演 朝夏まなと・寺脇康文 出演

17時30分開演 神田沙也加・別所哲也 出演

【10月21日(日)】

12時30分開演 神田沙也加・別所哲也 出演

料金
S席12,500円
A席9,000円
B席 5,000円
(全席指定・税込)

一般発売日
2018/7/14(土)

お問い合わせ
梅田芸術劇場メインホール 06-6377-3800

★東京 東急シアターオーブ
2018年9月16日(日)~9月30日(日)
S席12,500円
A席8,000円
B席4,000円

【先行(東宝ナビザーブ)】
先行抽選エントリー:6月12日(火)~6月15日(金)
先行先着販売:6月24日(日)10:00より販売受付開始

【一般販売】
2018年6月30日(土)~
※6月30日は電話のみ
チケットはコチラ→チケットぴあ

朝夏まなと・寺脇康文チーム
9月16日18時 9月18日13時 9月20日18時 9月22日12時 9月23日12時 
9月24日13時 9月25日18時 9月27日13時 9月28日13時 9月29日17時

神田沙也加・別所哲也チーム
9月17日13時 9月18日18時 9月19日13時 9月20日13時 9月22日17時
9月23日17時 9月25日13時 9月27日18時 9月30日12時

★icon福岡 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
2018年10月6日(土)~2018年10月7日(日)
S席:12,500円(1F-3F)
A席:8,500円(3F-4F)
B席:4,000円(4F)

【久留米シティプラザ先行販売】
2018年6月23日(土)10:00 ~ 24日(日)19:00

【一般発売】
2018年6月30日(土) 10:00~
チケットはコチラ→チケットぴあ

朝夏まなと・寺脇康文チーム
10月6日(土)12時

神田沙也加・別所哲也チーム
10月6日(土)17時 10月7日(日)12時

★広島 上野学園ホール

2018年10月10日(水)~10月11日(木)

朝夏まなと・寺脇康文チーム
10月11日(木)12時30分

神田沙也加・別所哲也チーム
10月10日(水)18時

★愛知 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

2018年10月24日(水)~10月25日(木)

10月24日(水)18:30開演(朝夏まなと・寺脇康文)
10月25日(木)13:00開演(神田沙也加・別所哲也)

★大分 iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ

2018年10月31日(水)~11月1日(木)

10月31日(水) 18時 神田沙也香/別所哲也
11月1日(木) 17時 朝夏まなと/寺脇康文

神田沙也加ミュージカルマイフェアレディあらすじと結末は?

第1幕

オペラがはねたばかりのコヴェント・ガーデン・オペラハウス前。

イライザ・ドゥーリトルという花売り娘が、
売れ残りの花をさばくために駆けずり回っています。

イライザは訛りのきつーい花売り娘です。

その姿を見ながら一心にノートを書きなぐる男がいました。

彼の名はヘンリー・ヒギンズ教授。

一流の音声学者で、
下町上がりの成金に上流階級の話し方を教えて生計を立てていました。

彼が、
「どんなに下世話な花売り娘でも、
自分の手にかかれば半年で舞踏会でも通用するレディに仕立て上げられる」
というのを聞き、イライザは猛烈な興味を示すのでした。

《Why Can’t The English? 「なぜイギリス人は英語が話せない?」 》《Wouldn’t It Be Loverly?「素敵じゃない?」 》

翌朝、ヒギンズの家に「下町流」に着飾ったイライザが現れました。

「手も顔もちゃんと洗ってきたんだよ」と、
自分を一人前のレディに仕立てるよう頼むイライザでしたが、
ヒギンズは最初は袖に振るのでした。

しかし、
居合わせたヒギンズの友人で言語研究家のピッカリング大佐が、
「もし成功したら、イライザの授業費を全額持つ」と言い出したため、
ヒギンズは俄然乗り気になり、
イライザの教育を引き受けることにするのでした。

語学学者のヒギンズと
友人のピッカリングはとある賭けをします。

それは
「下品なイライザを半年で
上品な女性に仕立てあげることは出来るか否か」・・・・

その日からイライザはヒギンズの家に住み込み
綺麗な英語の発音、話し方を教えられます。

寝る間も惜しんで厳しいレッスンが続けられ、
ある程度、綺麗に話すことが出来るようになりました。

数日後、
イライザの父アルフレッドが、ヒギンズの家にやって来ました。

《With A Little Bit Of Luck「ほんの少し運が良けりゃ」 》

彼はイライザがヒギンズに囲われたものと思い込み、
それをダシに金をせびりにやって来たのでした。

一度は追い返そうとしたヒギンズでしたが、
アルフレッドの話を聞くうちに彼の「道徳観」にいたく感じ入り、
6ポンドを渡して帰すのでした。

そればかりか、
アメリカの投資家に彼を「イギリス一の中間階級道徳家」として、
推薦する手紙までしたためてしまうのでした。

《I’m An Ordinary Man「僕は普通の男だ」》

ヒギンズによるイライザの訓練は困難を極めました。

《Just You Wait「今に見てろ」 》

しかしヒギンズはついに、
イライザに上流階級の話し方をマスターさせることに成功しました。

《The Rain In Spain「スペインの雨」》

狂喜乱舞するヒギンズとイライザ、
そしてピッカリング大佐。

《I Could Have Danced All Night「踊り明かそう」》

そこで彼らは勢いに乗って、試しに社交場である競馬場へ
イライザを連れていくことにしました。

ヒギンズの母親がボックスを持つアスコット競馬場に乗り込みます。

《Ascot Gavotte「アスコット・ガヴォット」》

しかし、イライザの育ちの悪さが出てしまい、
イライザの社交界デビューは散々なものになったのでした。

彼女は上品な話し方こそ身に着けていたのですが、
中身は下品な花売り娘のままだったからでした。

イライザの言動のせいで大恥をかき、
おまけに母親にまで「人間でお人形遊びをしている」と罵倒され、
ヒギンズは雪辱に燃えて自宅へと戻ったのです。

だが、ボックスでイライザと同席した、
貧乏貴族の令息フレディ・アインスフォード=ヒルは、
ヒギンズの家まで彼女を追いかけて行き、
彼女に会えるまで玄関の前で待ち続ける決意を固めたのでした。

《On the Street Where You Live「君の住む街角」》

第2幕

アスコットでの失敗から6週間後。

その後も、言葉、作法の稽古は続き、
地獄のような特訓の末、イライザの再デビューの日がやって来ました。

イライザは舞踏会に行くことになりました。

場所はトランシルヴァニア大使館の舞踏会。

ピッカリングが用意した衣装を美しく着飾ったイライザは、
見事に立ち振舞い、
ハンガリーの王女と勘違いされるほどでした。

ヒギンズやピッカリングの心配をよそに、
イライザはトランシルバニア皇太子から、
ダンスの相手に指名されるという快挙をやってのけるのでした。

途中ヒギンズの弟子だという、
ハンガリー人・カーパシーにゆすりまがいの詮索を受けるも、
イライザは見事にだまし通しました。

ついに、イライザは花売り娘からレディへと、
鮮やかな変身を遂げていたのでした。

こうして、実験は成功に終わり、

賭けはヒギンズの勝ち、ヒギンズの勝利となりました。

舞踏会から帰宅し、
互いの健闘をたたえあうヒギンズとピッカリング大佐。

ヒギンズとピッカリングはその成功を喜びます。

《You Did It「でかしたぞ」》

しかしその2人の横で、イライザはかやの外。

イライザは静かに唇を噛み締めていました。

彼女はまさに今、
自分が単なる実験用のハツカネズミであったことに気づいたのでした。

実験を通して、
彼女の中には一人の人間としての自我が目覚めていたのです。

しかしヒギンズは、
彼女を一人の人間として扱ってはくれていませんでした。

そしておそらくこれからも。。。。

一人きりになった実験室で泣き崩れるイライザ。

スリッパを取りにヒギンズが戻って来ます。

イライザはヒギンズにスリッパを投げつけ、
それをきっかけに大ゲンカが始まります。

まったく原因がわからないヒギンズでした。

《A Hymn To Him「男の賛歌」》

イライザはヒギンズに恋心を抱いていましたが、
「この家に自分の居場所はない」そう感じたイライザは、
こっそり家を出て行くのでした。

疎外感を感じたイライザは家を飛び出します。

外に出たイライザは、待ち構えていたフレディと一緒に、
自分の故郷コヴェント・ガーデンの青物市場に向かうのでした。

《Show Me「証拠を見せて」》

しかし、昔の花売り仲間たちは、
レディとなったイライザに気づくことはありませんでした。

絶望に駆られるイライザの前に現れたのは、
ピカピカのモーニングで着飾った父親の姿でした。

聞けば、ヒギンズがアメリカの投資家に出した手紙のせいで、
彼は投資家の遺産相続人となり、
年4,000ポンドの金を受け取ることになってしまったのです。

その上、
翌朝には愛人との結婚式まで控えているというのです。

それでも彼は「イライザを引き取ることは出来ない」と言い張ります。

そしてイライザに「お前なら一人でもやっていける」と、
励ましになっていない励ましの言葉をかけるのでした。

《Get Me To The Church On Time「時間通りに教会へ」》

翌朝、
イライザがいないことに気づいたヒギンズは大慌てです。

ヒギンズはイライザに身の回りの事を任せていたので、
仕事の予定などはもちろん、
どこに何があるのかが分からず慌てます。

そしてヒギンズは
イライザがいなくなって初めて、
彼女が大切な女性だ
ということに気づくのです。

彼女に秘書的な役も負わせていたので、
スケジュールが一切わからなくなってしまったのでした。

イライザが逃げ込んでいたのは、ヒギンズの母親の家でした。

イライザの理解者となってくれる者は、
もう彼女しかいなかったのです。

2人が話し込んでいるところに、ついにヒギンズが怒鳴り込んできます。

ヒギンズの母はわざと、息子をイライザと2人きりにしました。

イライザはヒギンズに、
「あなたのことは好きだけど、人間として扱ってくれない以上、
もう一緒にはいられない」と告白するのでした。

《Without You「あなたなしでも」》

しかしヒギンズは、
ますますへそを曲げてイライザを突っぱねます。

結局イライザは再びヒギンズの前から姿を消し、
ヒギンズは母親の前で、
イライザを散々馬鹿にしてから家路に着いたのでした。

しかし、
ヒギンズは気づいていたのです。

イライザが自分と同等の人間になっていたこと、
そして、いつの間にかイライザのことが好きになっていたことに。

しかし、自分はイライザを拒絶してしまった。

なぜなら、
彼にとって女は一人前の人間ではなかったからでした。

それでもなお、
彼女の面影は頭の中から離れない…。

《I’ve Grown Accustomed To Her Face「忘れられない彼女の顔」》

帰宅したヒギンズは、
研究室の椅子で独り想いにふけります。

録音してあったイライザの声を流しながら。。。。

突然再生が止まり、聞きなれた声がこう言いました、
「手も顔もちゃんと洗ってきたんだよ」って。

ヒギンズは応えました、
「私のスリッパはいったい…どこだい?」。。。。。

ヒギンズとイライザが結ばれることを暗示して舞台は終わります。

神田沙也加ミュージカル大阪公演マイフェアレディ キャストは?

『ミュージカル マイフェアレディ』
この作品では特に言葉の韻律の素晴らしさを感じられます。

「The rain in Spain stays mainly in the plain」
(スペインの雨は主に平野に降る)

これはイライザの言葉の練習で出てくる歌詞ですが、
アクセントを強調するように読むとリズムが生まれてきます。
そして、その詩に抑揚をつけたら
自然と音楽に聞こえてきます。

そーいえば、ヒギンズが言葉を教える際に
鉄琴を使って抑揚を教える場面もあります。

「踊り明かそう」などの名曲
♪素敵じゃない?(Wouldn’t It Be Loverly?)
花売り娘のイライザが自分の理想を妄想し、
「こんなことが出来たら素敵じゃない?」

♪運がよけりゃ(With A Little Bit of Luck)
イライザの父親アルフレッドは毎日行き当たりばったりに生きています。
そんな彼が歌う
「運がよけりゃなんとかなるさ」

♪踊り明かそう(I Could Have Danced All Night)
やっとのことで綺麗な英語が話せるようになったその夜、
テンションの上がったイライザが歌う
「朝まで踊り明かしましょう」

他にも素敵な曲が沢山あります。

2018年『ミュージカル マイフェアレディ』のキャスト

イライザとヒギンズ教授は、ダブルキャストです。

イライザ 朝夏まなと/神田沙也加

ヒギンズ教授 寺脇康文/別所哲也

ピッカリング大佐 相島一之

ドゥーリトル 今井清隆

ヒギンズの母親 前田美波里

フレディ 平方元基

ピアス夫人 春風ひとみ

アインスフォードヒル夫人 伊東弘美

トランシルバニア女王

ゾルダンカーパシー

あとがき

いま、舞台演劇の人気が高まっています。
いろんなミュージカルが上演されていて、
それぞれ好評を博しています。

映像もいいですが、やっぱり目の前で見るホンモノは、
感激します。

日本では1963年の東京宝塚劇場の公演の時に、
初めてカーテンコールの習慣が始まったとされているのですが、
舞台が終わった瞬間、思わず立ち上がり、
拍手をしている自分に気づきます。